のんびり娘の謎

10円が2個で、、、12円?今日の前の日は、、、前の日?のんびり娘のお答えは、理解できない謎ばかり。さぁ、どうする?

落とし物

2009-05-10 22:48:09 | 娘の事・謎
今日、家族でお祭りに行きました。
子どもみこしに参加する妹ちゃんを見守り(撮影?)したあと、
子ども二人にお小遣いを渡して、「二人セット」の自由行動にだしました。
親は近くのお店をぶらぶらした後、時間まで喫茶店で休憩です。

集合時間になって待ち合わせ場所に行ってみると、なんだかのんびり娘の様子が変です。
パパから私を引き離す様にして耳に口を当て、
「さいふがね・・」
といいかけたところで、妹ちゃん。
「おねーちゃんね、お財布落としたか、無くしたかなの。」

集合場所で、からの財布に私が渡した2000円を入れたところまでは確認していたのですが、そのあと、妹ちゃんにお金を渡すため私の視線は離れたんですね。だから、その後のんびり娘がキチンとバッグにしまったかどうかやそのバッグのファスナーを締めたかどうかまで確認できていないのです。
というのも、我が家では落としたりなくしたりは妹ちゃんの専売特許、のんびり娘はものすごい慎重派なので、「失くす」という事がまず無いのです。そこに母の(そして本人の)油断がありました。

なにせ、お祭りですので、もしかしたら“すり”等もでていたかもしれないし、遊びに夢中になっている間に、閉め忘れたバッグからポロリと落ちたかもしれなしし、
それはそれで仕方が無いとして、
「大事なものを落としたりなくしたりした時にどうするか」
については知っておいて欲しかったので、一緒に近くの警察署まで行って遺失物届を出しました。

警察署の受付けで事情を話すと、
「ではこれに記入してください。」
と申請用紙を渡されます。
鬼母、横につきはしますが、今回は全て本人に記入させました。
やってみるもんですねぇ。
自分の家の住所、漢字があやふやに入ってました。
我が家の住所に使われる漢字はどれも小学校一,2年の範囲なんですけど、
思い出せなかったり、余分に1画入ったり、
自分の住所を書く機会って、大人になると嫌になるほどあるけれど
彼女の年齢だと、ホンの時たまですもんね。
まだ定着していなくてもこれはまぁ仕方ないですが、
書けないと結構恥ずかしい字ばかりなので、
今後に向けて、時々おさらいをする事にしましょう。
一方、住所の中に含まれる番地や、滅多に使わなくなった自宅の電話番号などは
スルスルとでてきます。こういう記憶は、私よりずっと確かなんですね。

申請書には、落としたものの特長を書く欄があるのですが、
その部分の記入をする時、
「あか」を「青」と書きました。

彼女にとっては、画数の多い少ないとか、字形のややこしさなんていうのは
あまり関係が無くて、日常よく使う(自分で書いたり読んだりしているか)ものかどうか
の方が、脳に定着するかしないかに大きく関わっている気がします。
ですから、抜けている部分は、上手に日常に取り込んでいきましょう。

さて、こうして書き終えた申請書を、受付に提出すると、
「あぁ、○○さん。とどいてますね。」

のんびり娘の財布には、内側に名前を書いたシールがはってあったのです。
それで、名前を見ただけで「届いている」と言っていただけたのですが、
こんなに早く見つかるとはねぇ・・やっぱり運のいい娘です。

拾ってくれたのは、お祭りで人が多いために巡回をしていたおまわりさん。
時間と場所を見ると、子ども達と別れてすぐでしたから、きっとお財布をバッグに入れたつもりで入れ損ねたのに気付かなかったのでしょう。
慎重なのんびり娘には非常に珍しい事ですが、周囲に気を引くものがあればこういう事も起こるという事を体験したのは良かったと思います。

これから、のんびり娘は更に慎重になるでしょうけど、
それでもね、落とす時は落とすもんです。
そのとき、ただうろたえ騒ぐのではなくて、
何ができるかを知っておく事は少しは役に立つでしょう。
今回、遺失物に関わる一連の作業を体験し、
しかもそれが一番いい形で終わったということは
そういう意味で、すごくラッキーだったように思います。