3年生の計算のひとつの山、「2桁×2桁」の掛け算筆算。
実は、のんびり娘はここを学校でクリアしてきてくれたので、
そんなに大変だった覚えがないんです。
でも、TTとして学校の子供たちを見ていると、
いやまぁ、引っかかる引っかかる。
何で、こんなに引っかかるんだろうって、じっくりみてました。
一番多い躓きは、
「なんで2段になるのか」がまるっきりわかっていない所からくるようです。
32
×14
という計算を筆算でするということは、
下(かける数)の14を10と4に分けて、
32にかけ、最後にそれを足すという事なんです。
32
×14
――――
128 この列は、 32×4=128
32 この列は、32×10=320
――――
448 この列は、 128+320=448
という事なんですね。
それが良くわからないから、1列目はちゃんと計算したのに、
2列目の計算が中途半端で終わったりするんです。
混乱している子には、この仕組みを説明した上で、
視覚的な支援に入ります。
理屈がわかっても、どこをどうかけたらいいのかわからなくなってしまう子は多いです。
いちばん簡単なのは、指で隠す方法。
14の、1を隠して、普通に掛け算をやらせます。
(1段目の計算ですね)
計算の途中から2段目にかこうとする子もいますので、1段目の下に下敷きなどを引いて
下にかけないようにすることもあります。
終わったら、4のほうを隠して、掛け算をやらせます。
この2段目の計算の答えの書き方で躓く子がいます。
位をあわせる(私は「お尻揃え!」と言ってます)のができない。
数字が左に伸びていかず、右の方に行ってしまう。(けっこういるんですよ)
これまでやった事のない計算だから、最初の混乱は色んなパターンがあります。
でも、焦らず、怒らず、コツコツ積み上げていけばだんだん身についてきます。
ただ、これまでの掛け算で繰り上がりの小さな数字を書いていた子ども達の中に、
なかなか混乱が収まらない子達がいます。
掛け算の繰り上がりで使った小さな数字を、最後の足し算でもう一度使っちゃうんです。
皆さんのお子さんは、掛け算の繰り上がりの数字をどうしていますか?
37×8なんていう計算のとき、
最初に7×8=56という計算をしますが、その5は次に計算する3×8にくっつけるので取っておきますよね。
娘は、これを指にとってすぐにくっつけていました。
学校の子供達は、繰り上がりの足し算と同じように、小さな数字で書いておく子が多いんです。特に計算力の弱い子がそうしていますので、どうやら先生達が「こうすれば出来る」と指導されているらしいのです。
確かに、基礎の計算の時にはこれでよくできるようになります。
ですが、2桁×2桁とか3桁×2桁とか、2桁×3桁・・・
などと、段が増えるにつれ、小さい数字がゴチャゴチャになっていくんですね。
私は、こういう指導法がとーっても嫌いです。
「そのうち数字を書かなくなるから・・・」
なぁんて思っても、なかなか取れないのがのんびりちゃんだから、
出来れば最初から、後で苦労しないやり方を刷り込んで欲しいと思うのです。
とはいえ、既にこのやり方が刷り込まれてしまった子ども達を
また基礎に戻って教えなおす事もできません。
ですから、能力に応じて、小さい数字を書き込む場所をわかりやすい所に決めたり、
使った数字は必ず消すよう指示したりといった対応をしています。
それでも、どうしても良くわからない様子の子には、
補助計算を勧めます。
1段目、2段目の掛け算を、別に筆算でやって、
それを、そのまま段に放り込むんです。
これなら、ゴチャゴチャしないし、間違いも少ないです。
補助計算もきちんとノートに書いてやる習慣をつければ、
ミスした時も、どこで間違ったかがはっきりわかりますので、
実はいい方法なんですね。
実は、のんびり娘はここを学校でクリアしてきてくれたので、
そんなに大変だった覚えがないんです。
でも、TTとして学校の子供たちを見ていると、
いやまぁ、引っかかる引っかかる。
何で、こんなに引っかかるんだろうって、じっくりみてました。
一番多い躓きは、
「なんで2段になるのか」がまるっきりわかっていない所からくるようです。
32
×14
という計算を筆算でするということは、
下(かける数)の14を10と4に分けて、
32にかけ、最後にそれを足すという事なんです。
32
×14
――――
128 この列は、 32×4=128
32 この列は、32×10=320
――――
448 この列は、 128+320=448
という事なんですね。
それが良くわからないから、1列目はちゃんと計算したのに、
2列目の計算が中途半端で終わったりするんです。
混乱している子には、この仕組みを説明した上で、
視覚的な支援に入ります。
理屈がわかっても、どこをどうかけたらいいのかわからなくなってしまう子は多いです。
いちばん簡単なのは、指で隠す方法。
14の、1を隠して、普通に掛け算をやらせます。
(1段目の計算ですね)
計算の途中から2段目にかこうとする子もいますので、1段目の下に下敷きなどを引いて
下にかけないようにすることもあります。
終わったら、4のほうを隠して、掛け算をやらせます。
この2段目の計算の答えの書き方で躓く子がいます。
位をあわせる(私は「お尻揃え!」と言ってます)のができない。
数字が左に伸びていかず、右の方に行ってしまう。(けっこういるんですよ)
これまでやった事のない計算だから、最初の混乱は色んなパターンがあります。
でも、焦らず、怒らず、コツコツ積み上げていけばだんだん身についてきます。
ただ、これまでの掛け算で繰り上がりの小さな数字を書いていた子ども達の中に、
なかなか混乱が収まらない子達がいます。
掛け算の繰り上がりで使った小さな数字を、最後の足し算でもう一度使っちゃうんです。
皆さんのお子さんは、掛け算の繰り上がりの数字をどうしていますか?
37×8なんていう計算のとき、
最初に7×8=56という計算をしますが、その5は次に計算する3×8にくっつけるので取っておきますよね。
娘は、これを指にとってすぐにくっつけていました。
学校の子供達は、繰り上がりの足し算と同じように、小さな数字で書いておく子が多いんです。特に計算力の弱い子がそうしていますので、どうやら先生達が「こうすれば出来る」と指導されているらしいのです。
確かに、基礎の計算の時にはこれでよくできるようになります。
ですが、2桁×2桁とか3桁×2桁とか、2桁×3桁・・・
などと、段が増えるにつれ、小さい数字がゴチャゴチャになっていくんですね。
私は、こういう指導法がとーっても嫌いです。
「そのうち数字を書かなくなるから・・・」
なぁんて思っても、なかなか取れないのがのんびりちゃんだから、
出来れば最初から、後で苦労しないやり方を刷り込んで欲しいと思うのです。
とはいえ、既にこのやり方が刷り込まれてしまった子ども達を
また基礎に戻って教えなおす事もできません。
ですから、能力に応じて、小さい数字を書き込む場所をわかりやすい所に決めたり、
使った数字は必ず消すよう指示したりといった対応をしています。
それでも、どうしても良くわからない様子の子には、
補助計算を勧めます。
1段目、2段目の掛け算を、別に筆算でやって、
それを、そのまま段に放り込むんです。
これなら、ゴチャゴチャしないし、間違いも少ないです。
補助計算もきちんとノートに書いてやる習慣をつければ、
ミスした時も、どこで間違ったかがはっきりわかりますので、
実はいい方法なんですね。