世界と戦える農業を目指して
とまりぎ
愛知県出身の岡本重明氏は、1993年に農業生産法人・有限会社新鮮組を創業。2001年には農協から脱退し、企業としての農業を目指している。
現在は水田20ヘクタール、畑3ヘクタールを自作し、ブロッコリー、キャベツ、大根などを生産するほか、約80ヘクタールの水田の耕作を請け負っている。2011年からはタイのブンロード社と稲作から始まり、野菜、イチゴの栽培、PWH社とは水耕栽培の業務提携を結んでいる。
60年前につくられた農協の問題点を指摘する。一例として、中国への米の輸出を子会社の株式会社全農パールライス神奈川工場が独占しているという実態。株式会社は利益追求しているから、農民への還元を考えていない。
現在、農業振興名目の補助金が、補助金を取るための体制を国、農協、農家がつくっていて、日本の農業全体の発展の為になっていない。
DOLL、Del Monte、Sunkikistのように、農業は成り立つ。食品としての加工まで農業の商品化を目指すべきだと。
以上は講演会で岡本重明氏の話を聞いたほんの一部だが、日本の農業のためにやらなければならないことがまだまだたくさんありそうだ。
「農協との30年戦争」という本を出したそうだ。