ご教歌 世の中を 助くる心 なき人は ものしりにても 無益なりけり
大 意 (日晨上人「ご法門のかなめ」より)
世の人のために役に立とう、幸せになるために努めようという思いがなくて、知識があってもお金ができても、その活用はできない。信心でも菩薩心がないと本当の功徳は積めない。
人を助ける。奉仕することに、自分の力が大いに役立つ。(そうすれば功徳倍増なのに)功徳が増すことを知らぬ。従って喜び方も小さい。
菩薩とは、「人を助けることが自分をみがき、功徳を増すことを悟った方」ですから、化他即自行と心得て、人を助けることに力を入れる。
私どもは無力だが、妙法経力で人を助けられるから、教化折伏に力がいれられ、ご利益がいただける。
本日1月17日は、阪神淡路大震災がおきた日です。
平成7年の1月17日・早朝5時46分。マグニチュード7,3の大地震が、神戸・阪神・淡路地区を襲いました。
・死者 : 6,434名
・行方不明者 : 3名
・負傷者 : 43,792名
重傷者 : 県内10,494名 (98.2%)、県外189名 (1.8%)
軽傷者 : 県内29,598名 (89.4%)、県外3,511名 (10.6%)
常住寺では震災で亡くなった方々のお塔場婆を建立して、ご回向をさせていただきました。
【阪神淡路大震災 殉難犠牲者の諸精霊 追善菩提】
殉難=国家・宗教や公共の利益のために一身を犠牲にすること。
凡夫はお題目を唱えかさねていくと、菩薩の心持ちになれる。
みんながよくなりますように。地域がよくなりますように。苦しみから逃れられますように。。。