清純blog

本門佛立宗 常住寺住職・高野清純のブログ

日蓮聖人 日隆聖人 日扇聖人 の 教えや お寺の行事などをアップします

健全な肉体 健全な精神

2014年07月18日 | 学び ・ すすめ

やたら黒くて、背が高く、健康そうな中学生がお参りにきます。

まさの小学校時代の同級生で、「こどもお話し会」と「寒夏参詣」の常連だった子たちです。

つい最近まであんなに可愛かったのに、もう声変わりもして、大人びた姿になっていました。

部活で鍛えられた体は、まるで高校生かと思うくらいガッチリしています。

お看経中なので、「おす~」という感じで目配せすると、かわらない優しそうなまなざしでこちらを見て、ペコりと返してきます。

一生懸命お看経をあげて、真剣にご法門を聴聞してる姿がたまりません。

子どもたちは、小学校1年生で同級生になって、ずっと仲良しでした。

いまは違う学校に通ってますが、大人になっても、ずっと仲良しでいてほしいと思うのです。

彼らのごあいさつは抜群です。

自分の方から先にあいさつする習慣が身についています。

「こんにちは~!」と、短く大きな声ではっきりと声をかけてくれます。

人に対して、自分からすすんでご挨拶。

試合や練習を見に行くと彼らは、グランドに向かって、大きな声で「ありがとうございます」とお辞儀します。監督・コーチや保護者の方々にも、きちんと礼をとっていました。

体育会系は、本当にすばらしいです。

ボクも、できるだけ自分からあいさつするよう心がけています。

どんな人にも率先してあいさつするようにしています。

これをするだけで、きっと、自分を取り巻く世界が大きく変わることでしょう。。。

不軽菩薩の精神をまねて、自分からあいさつをしたいものです。


待ち人きたる

2014年07月13日 | 常住寺 行事 できごと 家族

今朝のお参りに、次男の、小学校の同級生がやってきました。

「おお!きたか!」

とても嬉しく思いました。

彼はとてもいい子です。

ちょっと、いやだいぶ、やんちゃですが。

彼は、一生懸命お看経をあげてました。

お講師をじーっとみつめて、ご法門を聴聞していました。

かわらぬ、真剣な姿勢でお参りしてました。

「夏休みに入ったら毎日こいよ」と言ったら、

「はい!」とご返事。

暑い夏が来るのはもうすぐです。楽しみだなぁ。


許すのだよ・・・。

2014年07月12日 | 学び ・ すすめ

ゆるせ。ゆるせ。なんでもいいから。とにかく許せ。

はらたてるな。人をジャッジするな。

すべて失っても、生きてりゃまた稼げる。

許せると、そこから始められる。

馬鹿にされても。割を食っても。人にだまされても。

ゆるせ。ゆるせ。とにかく、まずは許せ。

プライドを捨てろ。一番邪魔なものだぞ。

いいか。約束したぞ。


いのる

2014年07月08日 | 常住寺 行事 できごと 家族

7月に入ってから毎晩、お助行がおこなわれています。

やはり、いつも以上に力のこもった祈りの場となります。「どうぞ、ご利益がいただけますように。」そんな思いで、淡々と、力強くお看経が続きます。

昨日は修学塾を欠席してしまいました。みなさん、すいません。ちょっと、うとうとしてたと思ったら、もう布教区参与会の時間になってしまいました。

今日から京都入りです。留守をしますが、本山でお看経させていただこうと思います。みなさんは続いてお看経となります。よろしくお願いいたします。


鴛鴦の契り

2014年07月07日 | 学び ・ すすめ

先般、墓地回向でお線香をお供えするとき、杖をつかれた奥さんをエスコートするご主人のお姿を拝見しました。ご高齢のご夫婦ですから、ご主人もそれなりにゆっくりゆっくりと動くしかありません。

それでも、奥さんをいたわって、手を添えて転ばないようにとソバで支えていらっしゃいました。そのお姿が何とも紳士的で、ありがたく思えたものです。

互いに慈しみ合えるのは、ホント、すばらしいです。

「鴛鴦の契り」(えんおう の ちぎり)

「鴛」はオスの、「鴦」はメスの「おしどり」のことを指します。

「仲むつまじい、おしどり夫婦」という意味。


一隅を照らす

2014年07月06日 | 学び ・ すすめ

「妙楽」曰く

径寸十枚非是国宝 照千一隅是即国宝

経寸十枚 是れ国宝に非ず 一隅を照らす此れ即ち国宝なり

263

財産や貴重なモノを所持している人が国の宝ではなく、いまいる場所を安穏にさせるような人こそが、まさしく国の宝なのである。

すなわち、お題目を我も唱え人にもすすめて、多くを利益せしめんと励む人、慈悲の心ではたらきかける人は本当にありがたい、国の宝とも言える存在です。

優しい心で、この場を照らす人。あなたがいるから、いつもここは明るい。あなたがいるから、いつもやすらいでいる。ありがとうございます。


諸行無常(しょぎょうむじょう)

2014年07月03日 | 学び ・ すすめ

諸行無常とは、「この世に存在するすべてのものは、同じ状態を保つことなく移り変わっていき、永久不変なものなどない」という意味です。

この教えは、ブッダが涅槃に入られるときに、沙羅双樹の木の下で説かれたとされており、すなわち出典は涅槃経です。

【平家物語】のはじめに引用されており、「祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹(さらそうじゅ)の花の色、盛者必衰(じょうしゃひっすい)の理(ことわり)をあらわす。」と、うたわれています。

「諸行」とは、この世の一切の事物・現象のことを指します。

「無常」とは、この世にある一切のものは常に移り変わり、不変のものは、なに一つないのだというコトを表しています。

人生のはかなさを表す言葉であり、一般的には、世の中の移り変わりの激しさや、人の死を悼み、嘆き悲しむときに使われるようです。

Img_000

無常の反対は、常住寺の「常住」です。

ご法さまの存在。そして上行所伝のお題目の功徳。

目には見えませんが、消えることなく、変化することなく、常に篤信のご信者の魂を救って下さいます。

Illust758

刹那というコトバがあります。

一期一会のように、その瞬間という意味があり、「嬉しく楽しい時間など、ほんの刹那」というような言い方をします。

また仮に、嬉しく楽しい状況が永遠に続いたとしても、その状況を享受する人間の心が変化してしまいます。ちょうど、良いニオイをかいでいたくても、鼻がニオイを感じなくなるようなものです。

刹那は一瞬であり、その一瞬は「一生」を指したりもします。人の一生はまばたきする間ほどのものであり、反面、苦楽はながく感じるものなのでしょう。

そして、その短い一生の中でも、刹那的な場面がくり返しくり返しやってきます。得れば尽きるか壊れてしまい、出会えば必ずいつか別れるのが定めという、ことわりです。

そんな儚い「人の夢」だからこそ、上行所伝のお題目を行住坐臥に(どんな時でも)お唱えし、功徳を積むことをもっとも大事にしたいのです。

人は、生まれて死んでを繰り返します。過去の因縁を引いて今生の縁をいただき、今生の因縁を引きずって、来世の道のりが決まると説かれます。

お題目を唱え重ねつつ化他行に励み、功徳を積んで寂光へ帰る。そしてまた、春になるとキレイな花を咲かせる桜のように、あなたが、人間世界に生を得て、ボクらのソバに現れてほしいとねがっています。その時はまた、いっしょにご奉公させていただきましょう。。。

【ご教歌】

 とこしへの都の春の花なれば ちるも常住さくも常住


目的を持って

2014年07月01日 | 常住寺 行事 できごと 家族

7月1日。

本日から一ヶ月間、本年度の夏期参詣が実施されます。

どうぞみなさん、お元気で皆参(皆勤賞)めざしてがんばりましょう。

夏期参詣期間中の朝参詣は次の通りです。

お看経はじまり 6時

ご法門 第一座:6時半。 第二座:7時半。 第三座:8時半。

朝食ご供養は毎日ございます。

お看経→ご法門聴聞→朝食ご供養→お仕事や学校へ。。。

朝は時間がバタバタですが、お寺で朝食をいただけば、お参りの時間もできてしまうかと思います。どうぞ、そのように、多くの方にお勧め下さいますよう、ご奉公ねがいます。

また、本年度より、夏期参詣のテーマを設けました。

【目的をもってお参りしよう】です。

目的とは、ご祈願をかけて、ご祈願成就のためにもお参詣に励むということです。お役中さんは特に、お教化やご弘通ご奉公成就のご祈願をあらためてかけさせていただきましょう。そしてまた、お役中だけでなく、多くの人々が「菩薩行」の大切さを肌で感じていただき、信心増進されることをねがっております。