児童の教育機関の研究・統計で、朝食を食べる子供の方が食べない子供に比べて、
テストの成績が良いという結果がでたと聞きました。
これは、朝食を食べるから成績が良くなるのではなく、親が毎朝子どもに朝食をたべさせるような
家庭環境、即ち、親の子育ての姿勢・家庭の雰囲気が、良い結果を出しているとの見方です。
そこで学校側は、児童の親たちに対して『子供に朝食を食べさせて下さい』という言葉を使って
促しました。
もちろん、健康面なども併せて考えた上での働きかけでしょう。
ところが親の中からは『そんなことはできない。そう言うなら、学校が子供に毎朝朝食を食べさせる
ようにしてくれ。(そういう制度にしろと言うコトか?)』と、逆に学校側に注文を付けてきたという。
この話しを、都議会議員の高木けい先生が、私に教えて下さいました。困ったもんだと仰せです。
先生が甲御講の席主を受けられた時のことです。
政治家の先生は、地域が良くなるようにと、実に様々な分野のお仕事をして下さる。
子育て・教育の関係にしても、子供たちがより良い環境で元気に育ち、正しい大人となって
充実した人生を送れるように、実に多くの角度から支援をして下さるのを知っています。
ホント、ありがたいと思う次第です。
こんな教えがあります。人が尊ければその人のいる場所が尊いというのです。
そして人が尊いのは、教えが真実で尊いがゆえです。
良いやつが集まるグループは、いいグループでしょう。
これを子供に教える時には、クラスの生徒が全員、ジャイアンだったらどうする?と質問してみます。
たいがいはクビを横にブルブルふりながら、『いやだ!いやだ!』とおどけて返してきます。
『しかし友だちにとって、君自身がジャイアンのようになってしまっている時はないかい?』と
質問しますと、うっ!と返事をつまらせたり、バツの悪いような顔をしたり、反応は様々です。
こんな会話の最後には決まって、『人に優しくしなよ。ウソつくなよ。ずるいコトするなよ。』と、
この三つを伝えるコトにしています。
朝食の話しではありませんが、『義務教育だから教えるのが当たり前』では、
『おい!しっかり教えろよ!先生よ!』という風になっていってしまうのではないでしょうか?
なんか変です。
今日もウチの境内に大勢の子どもたちが集まっていました。
稲田の子供たちはみんな良い子ばかりです。ホント、良い子ばかりだと思います。
一緒にいると、なんでもないのに涙が出てくる時が、しばしばあります。
これは地元に良い家庭が多くあり、地元がよい地域である証だと思います。
そして住民全ての心を、表しているかのように思えます。
純粋な心が、そのままいつまでも変わらず育っていってもらえるように、全ての子どもたちに
わけへだてなく、地域の大人たちみんなで、真の愛情を注いでいけたらステキだと思います。