今年の寒参詣はどうも子どもたちの出足がにぶい。
昨日、境内で数名が【カンけり】をしてたので声をかけた。
「こんにちわ」
「おー!みんな元気かい?いま、なにやってんの?」
「ポコペンだよ!」
……。カンけりのことである。
「いま寒参詣だから、お寺に来いよ。朝ゴハンあるぞ!」
「キミも来いよ。おー!キミもな!そこのキミ、キミもおいでよ。」
「はーい。」
こんな感じで声をかけたら、一番やんちゃなのが今朝やってきた。
全くかわいいヤツだと思った次第で、ご法門の時ご信者席に向きをかえ
彼に笑顔をむけたら、ポーカーフェイスでペコりとしてた。
ますます可愛い。
「ウソをつかない」「ずるいことをしない」
これは高野家の家訓である。所帯を持ったときに、ボクが定めた。
やつも、これをやっている。
ウチのが「昨日先生に何回おこられた?」と聞いたら、
「怒られすぎてわかんない~」と、屈託のない返事が返ってきたという。
この子は、悪いことして怒られたことでも、すべて母親に話すそうだ。
これがえらい。(まぁ。えらくはないが…。)
ご信者ではないがお看経は大きな声であがる。
妙講一座も、ここを読むんだよと言ったら、食い入るようにお経本を見て
一心にお唱えしている。実にすなおだ。そして一生懸命だ。泣けてくる。
今朝、お寺まで走ってお参詣にきた。(半袖で…。)
元気な様子を見ると、嬉しくなるし、なんだか嫉妬さえ覚えるほどだ。
この子は将来、ステキな大人になると思う。