本門佛立宗 信廣山・常住寺 第二世
権大僧正・日泰上人 御23回忌
平成2年12月29日 ご遷化。 法寿89歳。
(昭和58年ころ。仲原教区・大野席 御礼御講)
(中央・日泰上人。右・日豊上人。)
平成24年12月29日は、常住寺第二世(実際の開基)
権大僧正・日泰上人の第23回忌ご正当でした。
ご年回法要は、5月27日に講有巡教、11月3日に乗泉寺巡教にて
それぞれ営まれました。12月29日のご正当は、世田谷のご墓所にお参りです。
【常住寺賛歌】
佇めば聖なる寺院
常住寺 恩師日泰上人の命はここにましませり
(常住寺本堂・内陣西側。先師上人お写真。)
朝参詣終了後、寺族・事務局で、世田谷のご墓所に向かいました。
帰山してから、新年初お総講の準備など新年度の準備でした。
子どもたちはご供養場に集まってきて、みんなで書き初めの宿題です。
(書き初めだから、新年あけてから書くんですけど…。)
お習字しにきたのは5人。
あとTAKUTOくんはもう書き終えちゃったけど、遊びにきてくれました。
ウチのかみさんが寺務所のご奉公から帰ってくると、開口一番、
「トゲがささった。抜いて~。」と、毛抜きを差し出します。
トゲと格闘したあと、裕香が心配そうに母親に寄り添いました。
見ると、おつむにはカチューシャ。これ、大奥様のお形見です。
知ってか知らずか、恩師の御年回の日にお形見を身につけてる。
やるなぁ。ゆか。
夜は町内会の「火の用心」に参加しました。子どもたちも一緒です。
役員の方がお気遣い下さり、子どもにマイクを託して下さいました。
『火の用~心。戸締まり用~心。』
つたない声でも、皆さん暖かく見守って下さる。ありがたいです。
明日の晩も、火の用心しにでかけます。ここは、町会のみなさんと
コミュニケーションできる、大事な時間でもあります。
今年もあと二日。がんばってまいります。
先般、所轄の警察署から連絡をいただき、契約の更新をしました。
万が一、非常災害が発生した時、地元の災害殉難者の安置場所として
当山を指定していただいており、その契約手続きです。
(常住寺第一会館にて、実地訓練)
初めてお話しをいただいた時には、警察の方々が大勢お越しになり、
当山の施設で、講習と実地訓練をされました。
(常住寺講堂にて講習会)
制服でビシッと行動される様子は、さすがだと惚れぼれします。
そして一緒の空間にいると、何だか、とても安心感があります。
みなさん。地域の治安維持のため、昼夜を問わずに活動くださるのですから、
地元の人間として、なにかお役に立たせていただこうという思いになってしまう。
一緒にいるだけで、そういう気持ちになれるという、そんな効果がある。
気分だけは、スッカリ、正義の味方を気どってるボクがいます。
地域に貢献できる寺院、常住寺。
お題目で地域をおさめ、地域を利益せしむる存在であり続けねばならないと、
あらためて、そう思った契約更新の日でした。
24年11月末日で、当山の事務長が退職をしました。
(写真は、正面玄関から見た寺務所と本堂階段)
ご奉公いただいた6年間で、昔ながらの寺内会計を刷新して、
どこに提出しても通用するものに、仕上げていただきました。
会計士とも顧問契約して、税務署も年に一度はこちらから招き、
会計処理・税務処理は、万全の状態になりました。
データがあり、各項目の規則・規約もできました。
ここ1ヶ月は、寺族の女性陣に寺院会計全般を教えていただいており、
退職のきっかけとなったのは、ご自身の体調によるものですが、
そこを押して、退職後も、後続者の育成に務めて下さっています。
ウチの家内も教わっており、まるで実の娘のように可愛がって下さり、
親切ていねいに事務を教えて下さるのです。ホント、ありがたいです。
全てを学び、さらに数年経ったら、ご奉公の分掌作業をさせます。
これで引継ぎ完了となり、新体制として定着させたいと思っております。
ご奉公者を増やせる体制になりつつあり、自然とみんなが笑顔になります。
スマイル常住寺。このキャッチフレーズに近づいているんじゃないかと、
期待をよせる年末です。
本年、恩師権大僧正日泰上人御23回忌法要を終えて、
お寺を代表するお弟子信者が、2人続けて亡くなりました。
第15代と、第16代目の事務局長です。
お二人とも、生涯現役の佛立信徒として、勇ましくご奉公され、
お題目のお供をして寂光へと旅立たれました。
まことに寂しいことですが、お見送りする側も新たになりました。
来年・平成25年度から、第19代目となる事務局長が誕生します。
常住寺では初の、女性局長の誕生です。
次長も2人、男性信徒が新たに加わりました。
恩師のみ教えを忘れず、教講一体となって、これからの弘通を担う覚悟を
持って、互いに勧め励まし合いたいと思う次第です。
もう間もなく、今年も終わりです。1年間お世話になりました。m(_ _)m
任せるということ。
【 従うこと 】 あなたにお任せします。
【 ゆだねること 】 息子に店を任せる。
【 そのままにしておく 】 成り行きに任せる。
【 自然の勢いのままにする 】 足に任せて歩く。
信じることのできる力を身につけたい。
大義に生きて、欲の心なく、ウソ偽りがなく生きたい。
慈しみの心を深めたい。
人を大事にしよう。
凛とした笑顔でありたい。
雑音に左右されず、信実を感じ取れる目を養いたい。
わずかな月日で、強い信心をつかむことがある。
指さす方向で心はかわる。時間を超越している。
芝居のように、一幕で役が変わる。人はかわる。
信頼は、信頼する側の方が、幸せではないかと思う。
任せる信頼関係を築けたら、なんでもできる。
平成25年度から佛立開花運動が始まる。
キミとなら、何でもできる。必ずできる。
仲良くいっしょに、足に任せて力強く道を歩こう。
昨日、お母さん・正純・裕香の3人が、インフルエンザの予防接種に行きました。
「さぁ~!!!。お注射するよ~!!」という瞬間、
裕香が、「南無妙法蓮華経。南無妙法蓮華経。」と、
診察室中に響き渡る大声で、お題目をお唱えし始めたというのです。
お母さんとまさよしは大笑い。先生と看護婦さんは目をパチクリ。
でも、裕香は真剣です。
お注射がとても怖くて、痛くないようにと願って、お看経したんです。
お題目をお唱えするとご利益がある。普段からそう聞かされているから、
裕香は、自分にとっての一大事、こわくてこわくて仕方がないお注射のタイミングで、
お看経を始めたワケです。これ、真剣なおすがりの心でしょ!
だから、何と申しましょうか。
佛立教務として、親として、このことを大変嬉しく思いました。
これは昨日、ゆかがくれた手紙です。なんともスゴイ字ですが…。
ええ。親バカです。間違いありません。m(_ _)m
北区王子地区にある中央公園です。
あまり手入れがされていない感じの公園でしたが、よくみると樹木の配置が
ちゃんと計算して植えてあるように思えました。
遠くを見ると、とても心地よい景色だと気付きました。おもしろいものです。
ここは、お寺の生活圏とは離れてますので、あまり来る機会がありません。
公園の入口正面には、昭和初期に建てられた感じの洋館があり、
北区主催の、文化教室などが開催されているようでした。
とても広い公園で、王子・滝野川・十条地区にまで隣接しているんじゃないかと
思います。
この公園のソバにご信者さんがいくつかあります。
そのうちの一軒に、しばらくお助行に通おうと思っておりますので、
今度は公園内全域を散策して、またブログで紹介させていただきます。
『麻(あさ)の中(なか)の蓬(よもぎ)』
麻のように真っ直ぐなものの中に混じって生えれば、
蓬も自然に曲がらずに伸びるということ。
善良な人と交わっていれば、感化されて、自然に善人になるということの喩え。
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正しいみ教えと、それを行ずる者に交わって、
凡夫の目線が功徳を積める方向へとかわってゆく。
声を出して、すがたで見せて、良きモノを示すべきなのだなぁ。
しん【信】
①あざむかないこと。いつわらないこと。忠実なこと。まこと。
②疑わないこと。信頼すること。信用。
だから、信じてもらえるように、がんばっていこうと思う。
昨日12月17日。当山の元局長さんが帰寂されました。
三世日豊上人と共に、青年会時代から信行に励み、
生涯をあつい信心前でご奉公されました。
一報を受け、よしあきを連れて、すぐ病院に向かいました。
いつも可愛がってくれたおじちゃんがお休みになっている。
もう数年前だったら、亡くなった方を前にして、死を忌み嫌いこわがっていたのに
今回は自分から進んでご遺体の手を握りしめ、お数珠でカラダをさすり、
上行所伝のお題目をお唱えして、ご奉公させていただいてる姿に、
おいちゃんが、臨終の姿で、最後のお折伏を下さったのだと、ありがたく
思った次第です。
病院での作法も教えました。自分一人でもご奉公できるように、
一連の流れを覚えろと申しますと、少々困惑しておりましたが、
少しは理解してくれたかと思います。
子どもたちよ。おいちゃんのご信心をまねて、たくましく成長して下さい。
葬儀は喪主がアメリカ出張から戻ってきてから執行されます。