テニスの全米オープン。錦織選手すごかったです。決勝でマリン・チリッチに惜しくも敗れ、グランドスラム制覇はなりませんでした。でも、グランドスラム決勝進出は、日本人では初めてのこと。敗れても快挙です。
ここしばらく、テニスのニュースをこまめにチェックするのが習慣になっていました。とても楽しい日々でした。今後も、錦織選手が活躍されることを楽しみにしております。
さて、錦織選手は、昨年から1989年の全仏オープン覇者のマイケル・チャンをコーチに迎えました。チャンの指導を受けて、今年に入ってから以前にも増して、飛躍的に活躍しています。
錦織選手はトップレベルのプロですが、それで良しとせず、グランドスラムの優勝経験者に教えを請いました。自身の弱点を克服することはもちろんだったでしょうが、世界最高レベルの勝ち方、覇者の思考、目線なんかも、ソバにいて自然と習ったことでしょう。
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開導聖人・ご教歌(百座法門(四)12-240)
師について学ぶは早し案内者 なしに名所をめぐる馬鹿もの
御題・学問は師匠を撰めといふこと。
大意(日晨上人ご法門のかなめ。より)
その道の専門家に聞けば、早く道を覚える。それを一人であれこれ苦労するのは、むだな時間をとるだけのこと。名所を巡る、観光をするときは案内者につくことが、早分かりができて利口なやり方。特に信心は悟る努力よりも、よく聞くことに力を入れよ。
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聞くことは、素直なこころに通じます。
世界トップレベルのプロでさえ、なお学ぼうとしています。
聞いて、肌で感じて、空気で学ぶ。。。
「この人は、本当にありがたいご信者さんだなぁ」と思える人がいます。
そういう人となれるのは、マイケルチャンがそばにいたからなのでしょう。えらいなぁと思える教務さん・ご信者さんは、良きお師匠、良き教化親がそばにいてくれたからこそ、凡夫ながらに、素晴らしいご奉公ができるように育っていったハズです。
錦織選手のように、まっすぐに学ぶ心を持っていこう。
マイケルチャンのように、他を利益できるようなご奉公者とならん。。。