清純blog

本門佛立宗 常住寺住職・高野清純のブログ

日蓮聖人 日隆聖人 日扇聖人 の 教えや お寺の行事などをアップします

- ピュア -

2010年10月25日 | 学び ・ すすめ

初心忘るべからず

時々の初心忘るべからず

老後の初心忘るべからず

本日、本寺乗泉寺において、得度式が執り行われ、

出家を許された2人が、晴れて僧侶となりました。

式典に参列させていただき、『初心忘るべからず』の言葉が

あたまを過ぎりました。


- あにきの家族 -

2010年10月21日 | 信 友

昨日の夜、柴又のあにきの自宅を訪ねました。

兄貴はご奉公でお留守だったので、奥さんにお言付けした

のですが、その時玄関先に、あにきの子どもたちが顔を出して

くれました。

彼らは、誰に言われるでもなく、自分から進んで挨拶に来る!

これはやはり、とても嬉しく思います。

兄貴のお子さんたちは、元気な男の子たち3人兄弟で、ご長男はもう中学生。

久しぶりに会いましたが、グッと大人びて見えました。

3人が代わるがわる顔を出し、全員が満面の笑顔です。

そして、みんな元気です。きっと素晴らしい青年になると感じました。

ホント、ステキな子たちだなぁーと思います。


-  激 励 助 行  -

2010年10月20日 | 常住寺 行事 できごと 家族

本日10月20日。

第五支庁より、お教化誓願達成に向けての 『激励助行』 をいただきました。

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柴又信立寺のご住職、川手日成御導師がお勤めくださり、支庁役員として、①信立寺・川手尚尋参与 ②清雄寺より江原清昭参与 ③清流寺の本庄主事 ④清雄寺の佐藤参与。以上の方々に、熱烈なるお看経をあげていただきました。一時間が、こんなに短く感じることはないと思うほど、とてもよいお看経があがりました。

川手支庁長上人より、「このご信心でなくては、世を利益出来ないんだから、誇りを持って勇猛に、ご奉公させていただかなくてはならない!」と激励を頂戴しました。心にグッと残るお言葉でした。

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お看経中は、マイクの位置や木琴などのお道具を調節させていただいたり、御乗台にお座り頂いている川手支庁長に対し奉り、お給仕のまねごとをさせていただきました。

普段の寺内行事では全て、ボクが御乗台に座っておりますが、久しぶりに教務座でお看経をいただき、偉い御導師にお給仕申し上げて感じたコトは、「お仕え申し上げることは、とても、とてもありがたい」ということ。

身の回りのコトをさせていただき、最初と最後には、深く・ゆっくりと、手をついて頭を地面につけて、お敬いの心にてお辞儀を申し上げる。すると、ありがたくて目頭が熱くなるのを覚えました。お敬いは所作振舞に表していかなくては、お給仕の精神を忘れてしまうなぁと、痛感する瞬間でした。そして、「お師匠にお仕えできる人は幸せだなぁー」と、つくづく感じた次第です。

今月に入ってから、ボクの子どもたちに、朝の出仕をさせております。トロトロしていると「急げー!」と容赦なく怒鳴り、走ると「ホコリを立てるな!」と怒鳴り、毎朝泣きべそでご奉公いたしております。そして泣きべそをかいていると、「泣くなぁー!」と怒鳴っております。

小学3年と小学4年の子供ですが、先々代日泰上人と先代日豊上人のお給仕の形と精神を、怒鳴っているボクも一緒に学ぼうと、ご奉公させていただいております。

そんな時期ですので、川手御導師が御乗台におわします時には、恩師がお座りになられていらっしゃるように思え、なんだかちょっぴり泣けてきました。

本日は 「お教化がんばれよ!」 と、激励を頂くための行事でしたが同時に、お給仕の精神も初心に還って精進せねばと、懺悔・改良の心が沸き起こったありがたい一日となりました。

本堂で記念写真を撮り、婦人会がつくって下さった美味しいカレーライスをいただき、御導師方々をお見送り申し上げ、無事に激励助行が終わりました。婦人会はまだ後かたづけをしています。いつも、いつも、ご奉公ありがとうございます。おかげさまで常住寺が元気です。女性の力はホントに大きいということを、つくづく感じます。

また、御導師方々をお見送り申し上げたあと、境内地で、親子で写真を撮りました。家族の存在も励みになります。

全てに感謝です。ありがとうございます。Cimg4986

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-  デビュー  -

2010年10月15日 | 常住寺 行事 できごと 家族

10月12日より、ウチの子どもたちが、朝参詣前の本堂お掃除に出仕するコトに

なりました。

常住寺は教務部4師体制でご奉公ですが、1師は病欠、1師は本庁弘通局

より海外出張中、1師は別院の担当です。よって朝参詣の内陣はボク一人。

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これはよい機会と思い、小4と小3の息子たちを夜の本堂に呼び出して、

「明日から毎朝出仕するように」と申しましたところ、「ハイ!」と

よいご返事が返ってきました。

さっそくボクが小学3年の秋に、先住・日豊上人より賜ったチビ改良服を長男に

着せて、次男は熊本のひいおばあちゃんが縫い上げて下さったという、これまた

チビチビ改良服を次男に着せて、記念撮影をしました。

二人とも翌日ちゃんと起きてくるかな?と思いましたが、母親に起こされて

眠そうな顔つきでしたが、外陣のお掃除をさせていただきました。

2日目以降も同様。毎朝きちんと定時に本堂に出仕して参ります。

チビが出仕する姿をみて、毎日開門参詣の天野さんが目に涙をためて

子どもたちのご奉公を喜んで下さいました。

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毎々、物心共に志し篤くご奉公下さる天野さん。子どもたちが頑張って

いるので、これで何かしてあげて下さいと、次世代育成の援護射撃を

して下さいました。

思えば、「子どもたちだけの、初めてのお出かけ」は、天野さん宅でした。

お寺庫裡のとなりにご自宅がありますが、山門からでかけると、ちょうど

天野さん宅までは番地を半周することになります。

3歳4歳のこどもの、「初めてのおでかけ」には、ちょうどよい距離です。

二人とも、よっぽど天野さん宅の居心地が良かったのか?

当時は、毎日欠かさずに天野さん宅にお邪魔して、ご主人といっしょに

コタツに入って、テレビや絵本を読んでいたみたいです。

実はつい先日、子どもたちの大好きなパッパちゃん(ご主人)が入院されました。

90歳のご高齢です。

子どもたちにも、「パッパちゃんは90歳のご高齢なのに頑張ってるんだから、

キミたちも一生懸命ご祈願させて頂くんだよ!」と申して、いっしょに

お看経させていただいております。

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出仕と入院加療時期が重なるのも、ひとつのご因縁であると思いますし、

子どもたちも真剣にお看経させていただく中で、御題目口唱はホント

ありがたいんだというコトを、実感できる場面が必ずあるだろうと感じます。

パッパちゃんご夫婦!頑張って下さいね。そして、早く元気になって下さい。

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- 感  性 -

2010年10月03日 | 日記・エッセイ・コラム

今年・平成22年2月に引退した、元横綱・朝青龍関(30歳、モンゴル出身、高砂部屋)の引退披露大相撲が10月3日、東京・両国国技館で行われた。1万人近い観衆が集まり、土俵内外を騒がせ盛り上げてきた横綱の最後を惜しんだ。
断髪式では約380人がはさみを入れた。大銀杏を落とした後、「複雑な思いでいっぱい」と11年間の土俵人生を振り返った朝青龍関。生まれ変わったとしたら「大和魂を持った日本人として横綱になりたいと思う」と話した。(産経新聞より)

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この記事を読んで、20歳の時に一つ上の先輩が言った言葉を思い出した。

「俺は、次はアメリカ人に生まれたい。アメリカ人として、ブルーススプリングスティーンの歌を愛したい」

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この言葉を聞いてから約四半世紀が過ぎたが、ボクは今でもこの時のコトを、景色までも鮮明に覚えている。

ブルーススプリングスティーンを深く愛した人の言葉である。あまりにスキなので、生まれも育ちも、目線もニオイも、好き嫌いも、景色も触感も。全て、スプリングスティーンに近い感性を持てる環境に生まれ合わせて、言葉の意味も、感覚も、間合いも全てピンとくる状態で、スプリングスティーンの歌を聴きたいんだというのである。

地球は広い。国と国との境目は、言葉や距離だけじゃないんだということを痛感した、弱冠20歳の真夏の思い出である。

しかし感覚の違いというものは、身近なところに山ほどある。やはり、人の数だけあるのだろう。

ボクは法華経本門の、佛立の信心を信じ敬う僧侶である。だから、みほとけのお心に違わず、恩師のご薫陶を忘れるようなことなく、仏道修行に精進せねばと思うばかりである。

お前それは違うだろ?そんな恩師のお言葉が、寂光から聞こえてくることのないように、日々戒めの心を、懺悔改良の心を、忘れてはならないと自分で自分に言い聞かせてみた。