初心忘るべからず
時々の初心忘るべからず
老後の初心忘るべからず
本日、本寺乗泉寺において、得度式が執り行われ、
出家を許された2人が、晴れて僧侶となりました。
式典に参列させていただき、『初心忘るべからず』の言葉が
あたまを過ぎりました。
初心忘るべからず
時々の初心忘るべからず
老後の初心忘るべからず
本日、本寺乗泉寺において、得度式が執り行われ、
出家を許された2人が、晴れて僧侶となりました。
式典に参列させていただき、『初心忘るべからず』の言葉が
あたまを過ぎりました。
昨日の夜、柴又のあにきの自宅を訪ねました。
兄貴はご奉公でお留守だったので、奥さんにお言付けした
のですが、その時玄関先に、あにきの子どもたちが顔を出して
くれました。
彼らは、誰に言われるでもなく、自分から進んで挨拶に来る!
これはやはり、とても嬉しく思います。
兄貴のお子さんたちは、元気な男の子たち3人兄弟で、ご長男はもう中学生。
久しぶりに会いましたが、グッと大人びて見えました。
3人が代わるがわる顔を出し、全員が満面の笑顔です。
そして、みんな元気です。きっと素晴らしい青年になると感じました。
ホント、ステキな子たちだなぁーと思います。
本日10月20日。
第五支庁より、お教化誓願達成に向けての 『激励助行』 をいただきました。
柴又信立寺のご住職、川手日成御導師がお勤めくださり、支庁役員として、①信立寺・川手尚尋参与 ②清雄寺より江原清昭参与 ③清流寺の本庄主事 ④清雄寺の佐藤参与。以上の方々に、熱烈なるお看経をあげていただきました。一時間が、こんなに短く感じることはないと思うほど、とてもよいお看経があがりました。
川手支庁長上人より、「このご信心でなくては、世を利益出来ないんだから、誇りを持って勇猛に、ご奉公させていただかなくてはならない!」と激励を頂戴しました。心にグッと残るお言葉でした。
お看経中は、マイクの位置や木琴などのお道具を調節させていただいたり、御乗台にお座り頂いている川手支庁長に対し奉り、お給仕のまねごとをさせていただきました。
普段の寺内行事では全て、ボクが御乗台に座っておりますが、久しぶりに教務座でお看経をいただき、偉い御導師にお給仕申し上げて感じたコトは、「お仕え申し上げることは、とても、とてもありがたい」ということ。
身の回りのコトをさせていただき、最初と最後には、深く・ゆっくりと、手をついて頭を地面につけて、お敬いの心にてお辞儀を申し上げる。すると、ありがたくて目頭が熱くなるのを覚えました。お敬いは所作振舞に表していかなくては、お給仕の精神を忘れてしまうなぁと、痛感する瞬間でした。そして、「お師匠にお仕えできる人は幸せだなぁー」と、つくづく感じた次第です。
今月に入ってから、ボクの子どもたちに、朝の出仕をさせております。トロトロしていると「急げー!」と容赦なく怒鳴り、走ると「ホコリを立てるな!」と怒鳴り、毎朝泣きべそでご奉公いたしております。そして泣きべそをかいていると、「泣くなぁー!」と怒鳴っております。
小学3年と小学4年の子供ですが、先々代日泰上人と先代日豊上人のお給仕の形と精神を、怒鳴っているボクも一緒に学ぼうと、ご奉公させていただいております。
そんな時期ですので、川手御導師が御乗台におわします時には、恩師がお座りになられていらっしゃるように思え、なんだかちょっぴり泣けてきました。
本日は 「お教化がんばれよ!」 と、激励を頂くための行事でしたが同時に、お給仕の精神も初心に還って精進せねばと、懺悔・改良の心が沸き起こったありがたい一日となりました。
本堂で記念写真を撮り、婦人会がつくって下さった美味しいカレーライスをいただき、御導師方々をお見送り申し上げ、無事に激励助行が終わりました。婦人会はまだ後かたづけをしています。いつも、いつも、ご奉公ありがとうございます。おかげさまで常住寺が元気です。女性の力はホントに大きいということを、つくづく感じます。
また、御導師方々をお見送り申し上げたあと、境内地で、親子で写真を撮りました。家族の存在も励みになります。
10月12日より、ウチの子どもたちが、朝参詣前の本堂お掃除に出仕するコトに
なりました。
常住寺は教務部4師体制でご奉公ですが、1師は病欠、1師は本庁弘通局
より海外出張中、1師は別院の担当です。よって朝参詣の内陣はボク一人。
これはよい機会と思い、小4と小3の息子たちを夜の本堂に呼び出して、
「明日から毎朝出仕するように」と申しましたところ、「ハイ!」と
よいご返事が返ってきました。
さっそくボクが小学3年の秋に、先住・日豊上人より賜ったチビ改良服を長男に
着せて、次男は熊本のひいおばあちゃんが縫い上げて下さったという、これまた
チビチビ改良服を次男に着せて、記念撮影をしました。
二人とも翌日ちゃんと起きてくるかな?と思いましたが、母親に起こされて
眠そうな顔つきでしたが、外陣のお掃除をさせていただきました。
2日目以降も同様。毎朝きちんと定時に本堂に出仕して参ります。
チビが出仕する姿をみて、毎日開門参詣の天野さんが目に涙をためて
子どもたちのご奉公を喜んで下さいました。
毎々、物心共に志し篤くご奉公下さる天野さん。子どもたちが頑張って
いるので、これで何かしてあげて下さいと、次世代育成の援護射撃を
して下さいました。
思えば、「子どもたちだけの、初めてのお出かけ」は、天野さん宅でした。
お寺庫裡のとなりにご自宅がありますが、山門からでかけると、ちょうど
天野さん宅までは番地を半周することになります。
3歳4歳のこどもの、「初めてのおでかけ」には、ちょうどよい距離です。
二人とも、よっぽど天野さん宅の居心地が良かったのか?
当時は、毎日欠かさずに天野さん宅にお邪魔して、ご主人といっしょに
コタツに入って、テレビや絵本を読んでいたみたいです。
実はつい先日、子どもたちの大好きなパッパちゃん(ご主人)が入院されました。
90歳のご高齢です。
子どもたちにも、「パッパちゃんは90歳のご高齢なのに頑張ってるんだから、
キミたちも一生懸命ご祈願させて頂くんだよ!」と申して、いっしょに
お看経させていただいております。
出仕と入院加療時期が重なるのも、ひとつのご因縁であると思いますし、
子どもたちも真剣にお看経させていただく中で、御題目口唱はホント
ありがたいんだというコトを、実感できる場面が必ずあるだろうと感じます。
パッパちゃんご夫婦!頑張って下さいね。そして、早く元気になって下さい。
今年・平成22年2月に引退した、元横綱・朝青龍関(30歳、モンゴル出身、高砂部屋)の引退披露大相撲が10月3日、東京・両国国技館で行われた。1万人近い観衆が集まり、土俵内外を騒がせ盛り上げてきた横綱の最後を惜しんだ。
断髪式では約380人がはさみを入れた。大銀杏を落とした後、「複雑な思いでいっぱい」と11年間の土俵人生を振り返った朝青龍関。生まれ変わったとしたら「大和魂を持った日本人として横綱になりたいと思う」と話した。(産経新聞より)
この記事を読んで、20歳の時に一つ上の先輩が言った言葉を思い出した。
「俺は、次はアメリカ人に生まれたい。アメリカ人として、ブルーススプリングスティーンの歌を愛したい」
この言葉を聞いてから約四半世紀が過ぎたが、ボクは今でもこの時のコトを、景色までも鮮明に覚えている。
ブルーススプリングスティーンを深く愛した人の言葉である。あまりにスキなので、生まれも育ちも、目線もニオイも、好き嫌いも、景色も触感も。全て、スプリングスティーンに近い感性を持てる環境に生まれ合わせて、言葉の意味も、感覚も、間合いも全てピンとくる状態で、スプリングスティーンの歌を聴きたいんだというのである。
地球は広い。国と国との境目は、言葉や距離だけじゃないんだということを痛感した、弱冠20歳の真夏の思い出である。
しかし感覚の違いというものは、身近なところに山ほどある。やはり、人の数だけあるのだろう。
ボクは法華経本門の、佛立の信心を信じ敬う僧侶である。だから、みほとけのお心に違わず、恩師のご薫陶を忘れるようなことなく、仏道修行に精進せねばと思うばかりである。
お前それは違うだろ?そんな恩師のお言葉が、寂光から聞こえてくることのないように、日々戒めの心を、懺悔改良の心を、忘れてはならないと自分で自分に言い聞かせてみた。