3月18日(日)。お彼岸の入りに【 常住寺のお彼岸会 】が営まれました。
常住寺のご供養は毎回、愛情たっぷりの、婦人会の手作り弁当です。
今回はチキンカツ弁当。とてもおいしかったです。
お弁当の包み紙も寺内のお手製です。ステキなデザインでしょ。(^^)/
今回のお弁当は280個つくりました。ものすごい数量です。
でもね、ホントは500個くらい、なくちゃいけないんです。
お弁当の食材は業務用スーパー。
お盛物(おもり・もの。本堂のお供えです。)は足立の問屋さんで購入しています。
ここはスーパーなどの業者用の問屋さんですが、学校の行事でPTAが買い物をする場合などは、
一般の人も購入することができます。ウチも会員登録しているので購入することができます。
お供え。お鏡もち。果物。清酒。ジュース。毎回一通りそろえて、準備に取りかかります。
本堂をご荘厳する。「信は荘厳より起こる」と申します。
キレイなものを、お初を、お供えするのです。
また「香華・灯明」ですから、「お線香や生花のよい香り」そして、
「おロウソク、置き灯籠、吊り灯籠などの(あかり)」などをお供えして、ご荘厳するのです。
当日は厳かに、そして力強く、法要が営まれました。
「声、仏事をなす」と申します。
しっかりと、想いのこもった善きメロディーを奏でるのです。
当日はよいお天気に恵まれました。本当にありがたいことです。
そして、普段は中々お会いできない方々とお会いして、会話することができました。
これもまた、本当にありがたことです。体調など、無理を押しても参る方がありました。
あつい想いに、深く随喜したものです。
お彼岸がおわって一段落ですが、でもまたすぐ、次の行事がやってきます。
いや、行事もそうですが、日常のお参りがメインです。
日々淡々と修行に励みます。ただただ、その連続、積み重ねが大事です。
ここ数年、一生忘れることができない出来事の連続でした。
なぜこんなに続くんだろう・・・。
とびきり嬉しいこと。
死別やそれに匹敵するくらいの悲しいこと。
自分のことばかりではありません。
周囲の人々の、喜怒哀楽にふれる機会がものすごく多かったのです。
嬉しいことにせよ、悲しいことにせよ、いづれにしても無常を感じます。
喜びですら無常を感じます。決して永遠ではないのです。
刹那的なものは必ず苦しみがついて回ります。
なので、世の栄枯盛衰に心奪われることなく、
日々功徳を積むことが大事だと説く「仏さまの教え」が身に染みます。
今日は日曜日。
朝のお参りがおわってからご信者さんも大勢参加しての清掃デーでした。
おそうじが終わってお寺の運営会議。中長期のビジョンを語ることができました。
栄光ある近未来が想像できます。一人じゃできない。だから、信、ですね。
ボクたちなら、きっとできる。必ず成し遂げる。
仏さまの教えを遵守するという【信】と、そして、人を信頼する【信】。
喜怒哀楽の出来事があればあるほど、それに振り回されず、
仏さまの教えを守って、人を信じて、一歩一歩進んでいこうと思うのです。
そういうコトをあらためて意識することができた「今年のお彼岸」でした。