4月11日。
東京中央布教区の全11ヶ寺で、いわき妙運寺さんと交流させていただきました。
(交流助行で導師をお勤めされる布教区長・柴田日賢上人)
(福島県いわき市 妙運寺本堂にて。)
宗門企画の【プロジェクト7】と、日教上人門下で結成された災害対策本部主催の
【被災地交流助行】という二つの企画があり、それぞれ、一つの布教区と
被災寺院一ヶ寺がペアになって交流するという内容です。
本年、ウチの布教区は石巻耀護寺とも交流予定で、今回のいわき・妙運寺は
原発の影響も考慮して、11ヶ寺からそれぞれ教講一名づつの代表参詣とし、
その他、クルマ一台に乗れる範囲の人数で参加させていただくコトにしました。
参詣総数30名。
その他お参詣されない方にも、妙運寺さんへの義援金の意味も含めて、
ご有志を奉納させていただくことになりました。
各寺院ごとにご有志を募っていただき、11ヶ寺のご有志総額は200万円弱。
一人で7万円の奉納をされた方もいました。すごいなぁ。
復興祈願の熱烈なお看経があがり、布教区長柴田日賢上人よりお言葉を頂戴し、
妙運寺の秋山現信ご住職よりは、スライドを見ながら被災から1年間の
ご苦労をお聞かせいただきました。
昼食ご供養は妙運寺のみなさんと一緒に頂き、和やかなひとときとなりました。
午後は、小名浜などの被災地にてご回向させていただく予定でしたが、
あいにく小雨がぱらつき、風がかなり強かったので、現地を回って帰路につきました。
震災直後の小名浜近辺は、家は流されませんでしたが、
家の中がごっぞりやられていたのが印象的でした。
砂浜と国道に挟まれた細長く入りくんだ漁村だったと思いますが、
いまではすっかり更地になってました。
現地に入って、ふたたび、いたたまれない気持ちが込み上げてきたものです。
放射能汚染と果てしなく続く余震。(いまでも震度3~5の地震が頻繁に起きています。)
テレビなどマスコミではあまり報道されていませんが、茨城・水戸から北上して
日立市、いわき市など、甚大な被害に苦しんでいる地域があることを知りました。
どうぞ、一刻も早い復興を遂げて頂きたいとご祈願申し上げます。