清純blog

本門佛立宗 常住寺住職・高野清純のブログ

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同じ場所で。同じ時間に。

2014年06月20日 | ご法門

【ご教歌】(御題・人の唱題するを聴て)

わがつみのきゆるよすがと唱ふるや 妙のみ法のこゑぞたのしき

【大意】

お看経は、唯一ぜったいの、罪障消滅の道。そう信じることができれば、お看経が楽しくなり、勇ましく進みます。

そして、そのように一心にお看経されてる人のお題目を聴いて、ありがたいなぁと思えるということ。そんな心持ち(信心前)でありたいなぁとお示しのご教歌です。

よすが

「寄す処(か)」の意。古くは「よすか」。
身や心のよりどころとすること。頼りとすること。また、身寄り。血縁者。よるべ。「知人を―に上京する」「身を寄せる―もない」
手がかり。手だて。方法。「今ではもう昔を知る―はない」

Illust3779

自分自身が「お看経を拠り所としている。たのみにしている。」という感覚(信心前)であれば、人のお看経を聴いて、「おっ。やってるな!」と共感するでしょう。
そして、人の幸せをねがうという、仏さまのような心であるならば、人のお看経を聴いて、「あの人も罪障消滅してるな。ありがたいなぁ。」と、嬉しい気持ちになることでしょう。
そういう心。いわゆるですね、信心(ぼさつ心)を起こしたら素晴らしいと、ご教導下さっているのです。

Illust3779_2

人ばかりじゃない。生きものすべてが、お題目によって救われていく。

いまは亡き故人にだって、お看経の功徳が届いて、たましいが救われていく。

目には見えないけど、そう信じて。そういう感覚で。。。

そしたら、もっとお看経がはかどって、もっともっと功徳になる。

だから、一人じゃなくて、みんなでお看経するのって、とても大事です。

同じ時間に。同じ場所で。

Illust3779_3

人がお看経をあげてるのを、喜べるこころがあるのはいいですね。

いつも、みんなの幸せをねがってる。

いつも、故人のご冥福を祈ってる。

その、たのみとさせて頂くのが、上行所伝のお題目です。


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