『ソロモンの偽証』 宮部みゆき

2015年02月02日 18時32分52秒 | 宮部みゆき
大変ご無沙汰しております。私です。
生きております。



「クリスマス未明、一人の中学生が転落死した。柏木卓也、14歳。彼はなぜ死んだのか。殺人か。自殺か。謎の死への疑念が広がる中、“同級生の犯行”を告発する手紙が関係者に届く。さらに、過剰報道によって学校、保護者の混乱は極まり、犯人捜しが公然と始まった―。一つの死をきっかけに膨れ上がる人々の悪意。それに抗し、死の真相を求める生徒達を描く、現代ミステリーの最高峰。」(BOOKデータベースより)

久しぶりに写真つきで紹介です。
全六冊。
長いです。とっても長いです。
1冊だいたい600ページですからね。
通常の小説では省略するようなところをすべて書いたらこうなります、という分量ですね。
ちなみに6冊目の150ページは続編みたいなものです。

6冊分をかるーく、かるーく説明すると、

12月24日の深夜、柏木卓也は中学校の屋上から転落して死亡。その夜は大雪が降り、翌朝、生徒によって凍った遺体が発見された。
自殺として片づけられたが、柏木君は殺されたとの告発文が届く。
告発文で殺したといわれたのが、中学校で有名な札付きのワルいグループ三人組。
そしてそのリーダー格の大出君はマスコミにも殺人犯扱いされる。
柏木君のクラスメイトだった藤野涼子は、真実を突き止めるため、学校内裁判で大出君を殺人犯で起訴することに。
真実は果たして。。。


という物語です。
これを3000ページ以上にわたって繰り広げていくわけですから大変です。
時間がある方はお読みいただければと思いますが、かなり骨が折れました。

長編になれていない方にはお勧めできません。。。

『小暮写眞館』 宮部みゆき

2013年11月26日 21時56分32秒 | 宮部みゆき
4投目です。もうちょっとです。


「家族とともに古い写眞館付き住居に引っ越ししてきた高校生の花菱英一。変わった新居に戸惑う彼に、一枚の写真が持ち込まれる。それはあり得ない場所に女性の顔が浮かぶ心霊写真だった。不動産屋の事務員、垣本順子に見せると「幽霊」は泣いていると言う。謎を解くことになった英一は。待望の現代ミステリー。」(BOOKデータベースより)

花菱一家は古い写真館に引っ越してきた。といっても花菱一家の家業は写真屋というわけではなく、ただ好きで写真館に引っ越し、そのまま住んでいるだけである。
花菱栄一は普通の高校生男子。そんな彼のもとには不思議な写真が舞い込むようになる。
それも家が写真館だからである。何度も言うけど、家が写真館でも写真屋じゃありません。
ちなみに家が写真館であっても写真館としてではなく家として使用しています。

彼のもとに舞い込む写真は心霊写真と呼ばれるものです。
といっても一般的な心霊写真みたいによく見たら人の形をしているようなものではなくてしっかり映り込んでいたりする。
そして、その人が死んだ人ではなく現在も生きている人だったりするわけです。
その謎を解き明かしながらも、その写真を通じて青春を謳歌する栄一の話でもあったりします。
実際のところ前半は写真の話がメインですが、後半(文庫だと下巻ですかね)は人の話です。
一筋縄ではいかない人たちばかりですが、それがこの作品に幅を持たせていますね。
現実世界でそのようなことがあるのかはわかりませんが、これはこれで楽しい作品です。

★★★★

next...「真夜中のパン屋さん 午前3時の眠り姫」 大沼紀子

『スナーク狩り』 宮部みゆき

2013年04月22日 17時55分48秒 | 宮部みゆき
画像なしですいません。

「その夜―。関沼慶子は散弾銃を抱え、かつて恋人だった男の披露宴会場に向かっていた。すべてを終わらせるために。一方、釣具店勤務の織口邦男は、客の慶子が銃を持っていることを知り、ある計画を思いついていた。今晩じゅうに銃を奪い、「人に言えぬ目的」を果たすために。いくつもの運命が一夜の高速道路を疾走する。人間の本性を抉るノンストップ・サスペンス。 」(BOOKデータベースより)

んーと、どう説明していいのか。

関沼慶子は裕福な家庭に生まれ、お金には不自由しておらず、特に定職に就くこともなく暮らしている。
ただ、慶子は昔付き合っていた国分慎介に利用され、いろいろ尽くしたのにもかかわらず捨てられてしまったことに腹を立て、趣味の射撃用の散弾銃をもって国分の披露宴会場へと向かうのだった。
しかし、慶子は結局銃を撃つこともなく帰宅することになるのだが、マンションの駐車場で釣具店勤務の織口邦男に襲われ、銃と車を奪われてしまう。
関沼は以前釣具店を利用したこともあり、織口と何度か話をしたことがあった。
織口は、離婚した妻と娘を殺した二人組の男女を憎んでいた。
その男女は石川県に居て係争中であった。
織口は盗んだ車で(東京から)石川県へ向かうのだった。

しかし、織口と同じ釣具店に勤務する佐倉修治はその夜、織口の行動に不信感を覚える。
佐倉は織口が明日石川県で裁判を傍聴することを知っており、犯人に恨みをもっていることも知っていた。
もしや、佐倉は関沼の銃を奪い、石川に向かったのではないか。
佐倉は関沼に連絡を取るが、いっこうに連絡が取れない。
気になった佐倉は関沼のもとに向かい、銃が奪われていることに気付く。
織口が向かっている先は佐倉しか知らない。
佐倉は、織口を止めるため、石川に向かうのだった。

案外書き始めるといろいろ書けるものです。
特に考えながら書いたってわけでもないので支離滅裂になっていたらすいません。
ちなみにこの作品のドラマが5月14日に放送されるそうなので、気になる方はご覧ください。
(テレビ局のまわし者ではありません)

生き詰まるサスペンスかと思いきや、人間ドラマがあったり。
読んでて飽きの来ない作品ですね。
そして、私刑は許されるのかという難問にも立ち向かおうという気概も感じられますね。
ま、単純に私刑は許されないと言ってしまうのは簡単なんですけど、そこに被害者感情であったり、犯罪者の行動であったりが絡んでくるといかんともしがたい感じになるんですよね。
そこにどう結論をつけるのか。
筆者の見せ所ってやつで、そこを明かすほど僕も青くないですね。w

★★★★☆

next...「ロード&ゴー」日明 恩
元暴走族という過去を持つ消防隊員、生田は、周囲も認めるベテランの運転手。だが、二ヶ月前に異動してからは、慣れない救急車のハンドルも握らなければいけなくなり、今は勉強の日々。そんなある日、路上で倒れていた男を車内に収容したところ、突然、その男、悠木がナイフを手に仲間の救急隊員を人質にとる。同じ頃、警察とテレビ局に謎の男から犯行声明が入った。男は、悠木の家族を人質にしていること、悠木に爆弾を持たせていることを告げ、ゲームの開始を宣言する。生田は過熱するマスコミに追われながら、犯人が設定したタイムリミットを目指して救急車を走らせ続ける。(BOOKデータベースより)

『名もなき毒』 宮部みゆき

2012年01月16日 19時22分25秒 | 宮部みゆき
センター試験の日、雪道で盛大に滑りました。無事です。



「今多コンツェルン広報室に雇われたアルバイトの原田いずみは、質の悪いトラブルメーカーだった。解雇された彼女の連絡窓口となった杉村三郎は、経歴詐称とクレーマーぶりに振り回される。折しも街では無差別と思しき連続毒殺事件が注目を集めていた。人の心の陥穽を圧倒的な筆致で描く吉川英治文学賞受賞作。」(BOOKデータベースより)


年明け早々から読み始めて2週間もかかってしまいました。
途中体調不良やらがあって読まなかった時期もあったから。

おかげで、内容があやふやです。w
今回は期待しないで読んでください。

トラブルメーカーの原田(げんだ)いずみと、毒殺事件。
一見、無関係に思える二つの事件をメインに話は進んでいきます。
基本的に語り口は主人公の杉村三郎の一人称です。

ストーリー的には、そんなにどんでん返しがあるとか、驚きのトリックがあるとかじゃないんですけど、
宮部みゆきの小説は何かを伝えてくれるという点で面白みがあると思うし、今回もそう。

宮部みゆきが見た、「名もなき毒」とはどんなものか。
人は毒から逃れることができるのか。

気になる方はご一読ください。

★★★☆☆

next...「オリンピックの身代金」奥田英郎
昭和39年夏、東京はアジア初のオリンピック開催を目前に控えて熱狂に包まれていた。そんな中、警察幹部宅と警察学校を狙った連続爆破事件が発生。前後して、五輪開催を妨害するとの脅迫状が届く。敗戦国から一等国に駆け上がろうとする国家の名誉と警察の威信をかけた大捜査が極秘のうちに進められ、わずかな手掛かりから捜査線上に一人の容疑者が浮かぶ。圧倒的スケールと緻密なディテールで描く犯罪サスペンス大作。 (BOOKデータベースより)

『楽園 上・下』 宮部みゆき

2011年09月01日 22時05分11秒 | 宮部みゆき
宮部みゆきは1年以上ぶりですね。



「未曾有の連続誘拐殺人事件(「模倣犯」事件)から9年。取材者として肉薄した前畑滋子は、未だ事件のダメージから立ち直れずにいた。そこに舞い込んだ、女性からの奇妙な依頼。12歳で亡くした息子、等が“超能力”を有していたのか、真実を知りたい、というのだ。かくして滋子の眼前に、16年前の少女殺人事件の光景が立ち現れた。」(上)

「16年前、土井崎夫妻はなぜ娘を手に賭けねばならなかったのか。等はなぜその光景を、絵に残したのか? 滋子は二組の親子の愛と憎、鎮魂の情をたぐっていく。その果てにたどり着いた、驚愕の結末。それは人が求めた「楽園」だったのだろうか――。進化し続ける作家、宮部みゆきの最高到達点がここにある!」(下)(ともに文芸春秋より)


上巻を読んだときは、

「等はサイコメトラーなの!?そうじゃないの!?はっきりしてよー!!」

って感じで、なんか煮え切らないような感じで終わりました

でもこういった小説って、

「サイコメトラーでした。ちゃんちゃん」とは絶対に行かないじゃん。
意外性も何もないし。いや、むしろなさ過ぎて意外かも。w


そんなこの小説は、主人公の滋子と、超能力を持っていたと思われるが12歳で事故死した等の母親である敏子、16年前に殺した娘を家の下に埋めて16年間親子3人で暮らした土井崎家を中心に進んでいきます。

最初は等の超能力に疑いをもっていた滋子だが、調べれば調べるほどその能力に確信をもっていく。
調べているうちに発覚した土井崎家の事件。後半はほぼ土井崎家のことがメインです。

上下に巻に分かれた作品だからなかなか概要を書くのは難しいけど、そんな感じ。

上巻はわかりやすいというか、とっつきやすい内容ですが、下巻になるとどんどん細かい描写が入ってきます。
だんだんつらくなってきますが、ここは物語を深く掘り進めるために必要でしょうか。

この本で書きたかったのは、たんに誰がどのように殺したかといったミステリではなくて、なんで親が子に手を挙げなければならなかったのか、親の責任とは何か、そういった現代社会の問題に正面から向き合っていった作品じゃないかと思います。

結論は読んだ人それぞれが感じ取ったことでいいと思う。
簡単なことじゃないけどね


★★★☆☆

next...「図書館危機」有川浩

『模倣犯(五)』 宮部みゆき

2010年05月03日 15時08分55秒 | 宮部みゆき
長かったこの話も完結です。



 真犯人Xは生きている――。網川は、高井は栗橋の共犯者ではなく、むしろ巻き込まれた被害者だと主張して、「栗橋主犯・高井従犯」説に拠る滋子に反論し、一躍マスコミの寵児となった。由美子はそんな網川に精神的に依存し、兄の無実を信じ共闘していたが、その希望が潰えた時、身を投げた――。真犯人はいったい誰なのか? あらゆる邪悪な欲望を映し出した犯罪劇、深い余韻を残してついに閉幕!(新潮文庫より)

全五巻中の五巻目です。

今回は今まで四巻にわたって事件の詳細が語られてきたので、誰がどのようにやったかということはもう眼中にありません。

誰が、どうやって真相を暴き、真犯人を追いつめるのか。

前畑滋子か。
有馬義男か。
塚田真一か。
警察か。
あるいは真犯人が暴走し、、、。

そこにいかに樋口めぐみが、水野久美が、“建築屋”が、前畑昭二が・・・。


と、書きましたが、話はそんなことではありません。笑

確かにこの中の誰かが真相に近づいていきます。
一人か二人か三人か。。。それは自分読み進めてください。

宮部みゆきが書きたかったのはそんな事件の究明とか、トリックの解読とか、そんなことじゃないんです。

ここで自分が感じたこと書いても意味がないことです。
ちょっと逃げですけどね。
それぞれが感じることが重要ですから。

自分はまだ宮部みゆきが言いたかったことのほんの一部しか読みとれてないと思います。
もっと勉強です!



『模倣犯(四)』 宮部みゆき

2010年05月03日 14時57分16秒 | 宮部みゆき
話も完結に向かっていきます。



 特捜本部は栗橋・高井を犯人と認める記者会見を開き、前畑滋子は事件のルポを雑誌に掲載し始めた。今や最大の焦点は、二人が女性たちを拉致監禁し殺害したアジトの発見にあった。そんな折、高井の妹・由美子は滋子にあって、「兄さんは無実です」と訴えた。さらに、二人の同級生・網川浩一がマスコミに登場、由美子の後見人として注目を集めた――。終結したはずの事件が再び動き出す。(新潮文庫より)

模倣犯5巻中の4巻目です。


あまり話の内容に入ると、初期の物語のネタばれになってしまうから、気をつけながら書かないといけないのがつらいです。

この回ではあまり話に進展がありません。
5巻でうまく話をまとめるための序章といった感じでしょうか
だから、読んでいてもなかなか疲れるというか。
ちょっと中休み的な部分です。
まあ、最初から最後まで突っ走れるような、そんなに短い作品でもないから難しいところですが。

ただ、最初のころからのキーパーソンである「ピース」の神話が崩れてくる。
高井由美子と樋口めぐみの対比。

その辺は見どころでしょうか。

『模倣犯(三)』 宮部みゆき

2010年04月20日 20時43分28秒 | 宮部みゆき

群馬県の山道から練馬ナンバーの車が転落炎上。二人の若い男が死亡し、トランクから変死体が見つかった。死亡したのは、栗橋浩美と高井和明。二人は幼なじみだった。この若者たちが真犯人なのか、全国の注目が集まった。家宅捜索の結果、栗橋の部屋から右腕の欠けた遺骨が発見され、臨時ニュースは「容疑者判明」を伝えた――。だが、本当に「犯人」はこの二人で、事件は終結したのだろうか?(新潮文庫より)

東野圭吾の「名探偵の掟」という小説に、こう書かれている。

「これは犯人当て小説である。では読者がメモを片手に読めば犯人が分かるのかというと必ずしもそうではなく、小説中の手掛かりだけでは、どう逆立ちしても真相を解明することなど不可能というのが、この種の小説の実態でもある。実はそれでもいいのだ。というのは、小説中の探偵のように論理的に犯人を当てようとする読者など、皆無に等しいからである。」

かつての推理小説といえば、巧妙なトリックを明かす名探偵が主人公であった。現在であってもそういった小説は多くある。

ただ、この模倣犯はそういった小説ではなく、犯人は分かっている。手口も分かっている。
そういった中で繰り広げられていくストーリー。

よっぽどうまくまとめない限り、こういった小説には面白みがない。そこに挑戦してくる作者には期待が高まるばかり。

このあとの2冊でどう話を運んでくるのか。細部に隠された伏線を探り当てながら、これからを楽しんでいこうと思う。

『模倣犯(二)』 宮部みゆき

2010年04月13日 22時53分18秒 | 宮部みゆき
まだ2巻目



「鞠子の遺体が発見されたのは、「犯人」がHBSテレビに通報したからだった。自らの犯行を誇るような異常な手口に、日本国中は騒然とする。墨東署では合同捜査本部を設置し、前科者リストを洗っていた。一方、ルポライターの前畑滋子は、右腕の第一発見者であり、家族を惨殺された過去を負う高校生・塚田真一を追い掛けはじめた――。事件は周囲の者たちを巻き込みながら暗転していく。」(新潮文庫より引用)

1巻目では主に警察の目線、鞠子の祖父の目線、ルポライターの滋子の目線など、事件の周りを取り囲む人からの目線により書かれていた。誰がやったのか、そういった面からとらえた作品であったかのように思う。いわゆる「フーダニット」


この2巻目では犯人や被害者といった当事者からの目線で書かれている。どのようにやったのか。「ハウダニット」の面が明かされていく。

1巻で伏線を張ったというか、謎のまま終わっていたことのいくつかがこの2巻で明るみに出ることになる。それが、当事者たちの行動をもとに明かしていくというスタイルは、今まであまり読んだことがなかったです。東野圭吾の「白夜行」とか「幻夜」で使われているようなスタイル。
1巻目を読んだ後に予想していた展開とは全く違う展開にこの作品を解剖していく作者に、また完敗です。


3巻はどう続くのか。期待してますよ。

『模倣犯(一)』 宮部みゆき

2010年04月06日 22時57分42秒 | 宮部みゆき
宮部みゆきは読者にとんでもない挑戦状をたたきつけてしまった。。。




「墨田区・大川公園で若い女性の右腕とハンドバッグが発見された。やがてバッグの持ち主は、三ヵ月前に失踪した古川鞠子と判明するが、「犯人」は「右腕は鞠子のものじゃない」という電話をテレビ局にかけたうえ、鞠子の祖父・有馬義男にも接触をはかった。ほどなく鞠子は白骨死体となって見つかった――。未曾有の連続殺人事件を重層的に描いた現代ミステリの金字塔、いよいよ開幕!(新潮文庫より引用)

この小説は全5巻あるうちの1巻目です。
超長編小説にはよくあることですが、書き出しの100ページぐらいはやっぱりちょっと退屈感を覚えてしまいがちです。これだけの長編となると、最初はいろいろと説明する部分もあるからね。
それでも、100ページを超えるころになってくると、一気にスピード感が増してきて、もう止まることはできないような・・・そんな感じです。

そして1巻の締め方。
ネタばれになるといけないからあまり書けませんが、冒頭に書いたとおり読書に挑戦状をたたきつけたような、そんな締め方です。
あと4巻も続きがあるのに、この終わり方で大丈夫なのか。
心配になってしまうくらい。

まあ、でもある程度は想像できますけどね。
でも、そんな想像を打ち破ってくれることを、わたしは宮部みゆきに期待したいところです。

ところで宮部みゆきは、実は読まず嫌いな面があって、手に取ったのは2冊目、読み切ったものはありません。
前は何を買ったのか忘れました。笑
読書好きな方はわかると思いますが、やっぱり読んだことのない作家の本を買って読むのって、ちょっと抵抗があるというか、自分の嫌いなタイプの書き方かもしれないし、よくわからないから結局よく知ってる作家の本を手に取ってしまう。
まあ、それでもときどき読んだことのない作家の本を手に取ってみるんですが、自分の場合、当たり外れは5分5分ぐらいかな。主観的なものなので何ともいいにくいんですけど。

でも、宮部みゆきは当たりだと思います。
「これだけ有名な作家に何を言う!」といわれそうですが、たしかに読んだことのない作家はストレンジャーであって手は出しにくいのです。

そんなこんなで、明日から第2巻を読み始めます!