『名もなき毒』 宮部みゆき

2012年01月16日 19時22分25秒 | 宮部みゆき
センター試験の日、雪道で盛大に滑りました。無事です。



「今多コンツェルン広報室に雇われたアルバイトの原田いずみは、質の悪いトラブルメーカーだった。解雇された彼女の連絡窓口となった杉村三郎は、経歴詐称とクレーマーぶりに振り回される。折しも街では無差別と思しき連続毒殺事件が注目を集めていた。人の心の陥穽を圧倒的な筆致で描く吉川英治文学賞受賞作。」(BOOKデータベースより)


年明け早々から読み始めて2週間もかかってしまいました。
途中体調不良やらがあって読まなかった時期もあったから。

おかげで、内容があやふやです。w
今回は期待しないで読んでください。

トラブルメーカーの原田(げんだ)いずみと、毒殺事件。
一見、無関係に思える二つの事件をメインに話は進んでいきます。
基本的に語り口は主人公の杉村三郎の一人称です。

ストーリー的には、そんなにどんでん返しがあるとか、驚きのトリックがあるとかじゃないんですけど、
宮部みゆきの小説は何かを伝えてくれるという点で面白みがあると思うし、今回もそう。

宮部みゆきが見た、「名もなき毒」とはどんなものか。
人は毒から逃れることができるのか。

気になる方はご一読ください。

★★★☆☆

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昭和39年夏、東京はアジア初のオリンピック開催を目前に控えて熱狂に包まれていた。そんな中、警察幹部宅と警察学校を狙った連続爆破事件が発生。前後して、五輪開催を妨害するとの脅迫状が届く。敗戦国から一等国に駆け上がろうとする国家の名誉と警察の威信をかけた大捜査が極秘のうちに進められ、わずかな手掛かりから捜査線上に一人の容疑者が浮かぶ。圧倒的スケールと緻密なディテールで描く犯罪サスペンス大作。 (BOOKデータベースより)

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