『幸せの条件』 誉田哲也

2015年11月01日 10時09分59秒 | 誉田哲也
幸せの条件とは・・・といった自己啓発的な話ではないです。



「恋も仕事も中途半端、片山製作所勤務の「役立たずOL」梢恵に、ある日まさかの社命が下された―単身長野に赴き、新燃料・バイオエタノール用のコメを作れる農家を探してこい。行く先々で断られ、なりゆきで農業見習いを始めた24歳に勝算はあるか!?働くこと、生きることの意味を問う、『ジウ』シリーズ著者による新境地。 」(BOOKデータベースより)

主人公の梢恵。
二流大学を出てなんとか就職するも、なにをさせてもだめ。
伝票管理と在庫管理のみをして毎日過ごしている梢恵に社長から
「バイオエタノール用のコメを作れる農家を捜してこい」との下命を受け、
一身長野に行くことに。
方々に断られ、やっと拾われた農業生産法人「あぐもぐ」で、
梢恵は農作業を手伝うこととなる。

農作業を続けていたある日、日本に危機が訪れる。
梢恵は初めて自分のやりたいことに気付き、必要とされることを実感し、成長していくのでした。



という、流れ的には典型的なダメ人間成長パターン。
でもいい話。
終わり方がちょっとあっさりしてたかなーって感じですが、
読んでて心地よい作品でした。

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