『デッドクルージング』 深町秋生

2012年03月07日 18時39分56秒 | 読書
春の陽気ですね。


「2015年、東京。富裕層と貧困層の格差が拡大し、脱北者の無条件受け入れを開始した日本。企業は不良少年らで民兵集団を組織し、民兵・晃らはミッションのもと、中国人が集うクラブを襲撃。偽ドル札作りの天才・劉の拉致に成功した。一方、クラブの襲撃により、脱北者の売春婦として生活していたヒギョンが命を落とした。ヒギョンの姉、ファランは妹の死体を前に、ある決意をする…。」(BOOKデータベースより)


えっと、バイオレンス小説です。
主人公の晃が属する民兵組織IMCことイソベマネジメントコンサルティングがさまざまな敵を倒しながら進んでいくストーリー。


なんでしょうか。
よくわかりません。w

人がたくさん出てくるし、朝鮮系の人や中国系の人がわんさか出てきて訳わかめ。
省の切れ目が少なくて一つ一つの話がどこで区切られているのかわかりにくいし。

まあ、この辺は読者の力量で何とかなる範囲だけどさw

俺の読み込み不足なのか(眠かったんですw)、なぜ晃たちはこんなに狙われるのかわかりにくかった。まあ、大久保機関が劉をねらってるっていうことなんだろうけど。
わけわかめ。

そして、まあご都合主義もすくなからず。
幕切れもあっけなく。
なんのための300ページなのかしら。

救いはファランのキャラクターでしょうか。
彼女が主役でもよかったかも。


んー。

お勧めはしませ~ん。


★★☆☆☆


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「親友の自殺を目撃したことがあるという転校生の告白を、ある種の自慢のように感じた由紀は、自分なら死体ではなく、人が死ぬ瞬間を見てみたいと思った。自殺を考えたことのある敦子は、死体を見たら、死を悟ることができ、強い自分になれるのではないかと考える。ふたりとも相手には告げずに、それぞれ老人ホームと小児科病棟へボランティアに行く―死の瞬間に立ち合うために。高校2年の少女たちの衝撃的な夏休みを描く長編ミステリー。」(BOOKデータベースより)

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
なんのための300ページなのかしら (美希)
2012-05-03 22:00:25
キビシイですねぇ~。

「細かいところは気にするな、オレに付いてこい」
的なパワフルさ、というか強引さは感じました。
好き嫌いが分かれる作家さんですね。
作者 深町さんの性格に由来してるんですね。
深町さんの性格を書いてる記事を見つけましたが、
どうやらハデじゃないとダメみたいですよ。
http://www.birthday-energy.co.jp

しかし若い女性で破天荒とは、まったく
深町さんの作品の通りではないですか!!
あ、上のサイトには、いろんな作家さんの記事が載ってますね。
三浦しをんさん、森絵都さん、百田尚樹さん・・・。
違う視点も面白いものですね。
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Unknown (さとる@管理人)
2012-05-04 12:28:03
美希さん

自分は評論家じゃないんで、好みでいうと・・・の評価なので厳しいかもしれないですね。
他の方の評価も読んでると別の発見があったりしてとても参考になります。ありがとうございます。
読みたい本を探すのはほんとひと苦労ですが、いい作品をどんどん紹介していきたいので、どうぞよろしくお願いします。
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