『幸せの条件』 誉田哲也

2015年11月01日 10時09分59秒 | 誉田哲也
幸せの条件とは・・・といった自己啓発的な話ではないです。



「恋も仕事も中途半端、片山製作所勤務の「役立たずOL」梢恵に、ある日まさかの社命が下された―単身長野に赴き、新燃料・バイオエタノール用のコメを作れる農家を探してこい。行く先々で断られ、なりゆきで農業見習いを始めた24歳に勝算はあるか!?働くこと、生きることの意味を問う、『ジウ』シリーズ著者による新境地。 」(BOOKデータベースより)

主人公の梢恵。
二流大学を出てなんとか就職するも、なにをさせてもだめ。
伝票管理と在庫管理のみをして毎日過ごしている梢恵に社長から
「バイオエタノール用のコメを作れる農家を捜してこい」との下命を受け、
一身長野に行くことに。
方々に断られ、やっと拾われた農業生産法人「あぐもぐ」で、
梢恵は農作業を手伝うこととなる。

農作業を続けていたある日、日本に危機が訪れる。
梢恵は初めて自分のやりたいことに気付き、必要とされることを実感し、成長していくのでした。



という、流れ的には典型的なダメ人間成長パターン。
でもいい話。
終わり方がちょっとあっさりしてたかなーって感じですが、
読んでて心地よい作品でした。

『ニューヨークのとけない魔法』 岡田光世

2015年11月01日 10時00分22秒 | 読書
今年もあと2か月となりました。



「世界一お節介で、おしゃべりで、図々しくて、でも憎めないニューヨーカーたち。東京と同じ孤独な大都会なのに、ニューヨークは人と人の心が触れ合う瞬間に満ちている。みんな切なくて人恋しくて、でも暖かいユーモアを忘れない。息苦しい毎日に心が固くなっていたら、ニューヨークの魔法にかかってみませんか。 」(BOOKデータベースより)


世界一お節介で、おしゃべりで、図々しくて、でも憎めないニューヨーカーたちと暮らす筆者の生活を描いたエッセイです。
ひとつひとつのエッセイは2ページから長くて4ページぐらい。
百程度の短いエッセイエッセイ集です。

ほっこりするような話も多くて、ニューヨークに行きたくなります。
前々からニューヨークに行きたいと思ってたけど、その思いが強くなりました。

読みやすいものですので、NYの魔法にかかりたい人は是非。