『旅のラゴス』 筒井康隆

2015年08月10日 19時34分33秒 | 読書
夏真っ盛りです。なごや。



「北から南へ、そして南から北へ。突然高度な文明を失った代償として、人びとが超能力を獲得しだした「この世界」で、ひたすら旅を続ける男ラゴス。集団転移、壁抜けなどの体験を繰り返し、二度も奴隷の身に落とされながら、生涯をかけて旅をするラゴスの目的は何か?異空間と異時間がクロスする不思議な物語世界に人間の一生と文明の消長をかっちりと構築した爽快な連作長編。 」(BOOKデータベースより)


ラゴスが旅する物語です!
以上!


なんて紹介したら怒られるかな?
(そもそも普段から大した紹介していないですが)

時代はきっと1800年代後半でしょうか?
舞台はヨーロッパからアフリカのイメージ?
そもそもSF的作家である筒井さんの作品ですので、その辺は読者のイメージでよいかと。

作品の始まりから、いきなり移転(いわゆる「ワープ」)する時点から、これは普通の作品じゃないと認識させられます。
そうだ、筒井さんだ。(有名どころでいえば、時をかける少女?)

壁を通り抜けたって、宇宙船が出てきたって、それは筒井さんですから。
(ラベンダーのにおいでタイムスリップしちゃうんだから)

という心持で読んでいただいたら、とても優しくて深くてよい作品です。




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