『ナイフ』 重松清

2015年10月11日 15時25分06秒 | 重松清
忙しくても暇でも更新が遅れますね。
しばらく頑張ります。



「「悪いんだけど、死んでくれない?」ある日突然、クラスメイト全員が敵になる。僕たちの世界は、かくも脆いものなのか!ミキはワニがいるはずの池を、ぼんやりと眺めた。ダイスケは辛さのあまり、教室で吐いた。子供を守れない不甲斐なさに、父はナイフをぎゅっと握りしめた。失われた小さな幸福はきっと取り戻せる。その闘いは、決して甘くはないけれど。坪田譲治文学賞受賞作。 」(BOOKデータベースより)


重松清の悲しくて幸せな短編集。

悲しくて幸せとは何ぞやっていうところでしょうが、
基本的には悲しいいじめの話。

ある朝学校に行ったらみんなから無視され始めた話。
いじめられている子供の親の話。
ひ弱な子供に強く当たってしまう父親の話。
病気に苦しむ妹と強い転校生に悩むお兄ちゃんの話。
担任教師の方針に納得できない母親に悩む父親の話。

悲しい話の後にハッピーエンドがあったりなかったり。
短編集なので詳しいことは書きませんが、

子供と子供
子供と親
学校と親

そんな現代社会の抱える問題を考えさせられる作品でした

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