『殺気』 雫井脩介

2014年01月12日 17時31分08秒 | 読書
いつもため込んですいません。4本行きます。

「このざわめきは事件の予兆!?12歳で何者かに拉致監禁された経験をもつ女子大生のましろは、他人の「殺気」を感じ取る特殊能力が自分にあると最近分かってきた。しかし、起因を探るうち、事件当時の不可解な謎に突き当たってしまう。一方街では女児誘拐事件が発生。ましろは友人らと解決に立ち上がるが……。一気読み必至のミステリー。 」(BOOKデータベースより)


殺気!
とは裏腹に主人公は女子大生のましろ。
ましろは12歳のころに拉致監禁された経験を持っているが、カウンセリングの結果、当時の記憶を封印し、それ以来当時のことを思い出すことなく過ごしていた。

そんなましろは、地元のショッピングセンターでご飯を食べようとエスカレータに乗っていたところ、なんか暑いような不快な熱気を感じるようになった。
耐え切れなくなったましろは帰ろうとするが、そのときましろは悲鳴を聞くことになる。ある女性が男性を階段から突き落としたというのだ。

また別の日、ましろはバイト先でまた不穏な空気を感じる。それは店の前を歩いている不審な男から発せられているようだった。
その不穏な男は店に入ってしばらくすると包丁を突出し、金をよこせと言い始めたのだった。

この2つの事件からましろは自分に特別な能力があるのではないかと思い始めるのだった。
そしてましろは、過去の事件の記憶に迫るのだった。



わりと切迫した雰囲気があるんだけど、登場人物がなんか抜けていたり面白いキャラクターだったりして、そのギャップが面白い。
雫井さんは「火の粉」とか「犯人に告ぐ」とか、本格的なミステリ系もあったり、「クローズドノート」みたいなラブストーリーがあったり。
そんな要素が融合したような作品がこの「殺気」でしょうか。

ミステリーでありながら、ヒューマンストーリーみたいな。
その辺のバランスがいいのか悪いのか、まあいいとして、最後は一気読みですね。

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2 コメント

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あけおめっす~〓 (がくと)
2014-01-13 19:51:07
元気そうで何より♪
またね~☆
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Unknown (さとる@管理人)
2014-01-14 20:43:34
がくと
そんだけか!
2月くらいに丸中行くかもね。
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