『模倣犯(四)』 宮部みゆき

2010年05月03日 14時57分16秒 | 宮部みゆき
話も完結に向かっていきます。



 特捜本部は栗橋・高井を犯人と認める記者会見を開き、前畑滋子は事件のルポを雑誌に掲載し始めた。今や最大の焦点は、二人が女性たちを拉致監禁し殺害したアジトの発見にあった。そんな折、高井の妹・由美子は滋子にあって、「兄さんは無実です」と訴えた。さらに、二人の同級生・網川浩一がマスコミに登場、由美子の後見人として注目を集めた――。終結したはずの事件が再び動き出す。(新潮文庫より)

模倣犯5巻中の4巻目です。


あまり話の内容に入ると、初期の物語のネタばれになってしまうから、気をつけながら書かないといけないのがつらいです。

この回ではあまり話に進展がありません。
5巻でうまく話をまとめるための序章といった感じでしょうか
だから、読んでいてもなかなか疲れるというか。
ちょっと中休み的な部分です。
まあ、最初から最後まで突っ走れるような、そんなに短い作品でもないから難しいところですが。

ただ、最初のころからのキーパーソンである「ピース」の神話が崩れてくる。
高井由美子と樋口めぐみの対比。

その辺は見どころでしょうか。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿