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「愛美は死にました。しかし事故ではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」
わが子を校内で亡くした中学校の女性教師によるホームルームでの告白から、この物語は始まる。語り手が「級友」「犯人」「犯人の家族」と次々と変わり、次第に事件の全体像が浮き彫りにされていく。衝撃的なラストを巡り物議を醸した、デビュー作にして、第6回本屋大賞のベストセラーが厚いに文庫化!(双葉文庫より引用)
「09年本屋大賞」第1位
「週刊文春08ミステリーベスト10」第1位
「ミステリが読みたい09年版」第3位
「このミステリーがすごい!09年版」第4位
そして映画化。
この小説の主人公といえば森口悠子先生、映画では松たか子が演じています。
小説でも映画でも、森口先生が終業式の後のホームルームで語る場面から始まります。
ここは原作そのままです。ぜひ見比べてほしいくらい、松たか子の名演技ですね。
かなりダークな内容です。
娘を殺された森口先生がどのように復讐したのかという話。
森口先生はほとんど、否、まったくと言っていいほど自分の手を汚さず、相手に精神的な苦痛を与えていきます。
中学生という多感な時代を生きる若者を相手にしているからこそ、この方法になる。
読んで、考えてみてください。
★★★★☆