クリエイター・エナジー

「未来のミライ」を観に行きました。

子どもが育つということは、親もまた育つということ。

子どもが産めても、人間は完成形じゃない。

子どもを育てても、まだ人間は完成じゃない。

子も親もそれぞれが少しづつアップグレードするだけ。

宮崎駿監督のアニメの主題だけ抜き取ると、こうなるのかなと。


たぶん私は「創造」することが仕事なので、たまに創造力を補給する必要があるのだと思います。

現実をありのまま認めて対応するのも好きなのですが、たまにムダを一切削ぎ落とした「美」を見たくなるのです。

ILM作品でもいいのですが、アニメーションはすごくシンプルでわかりやすい。


世の中に何らかの形で作品を残そうとすると、実際にはいろんなムダがあるにもかかわらず、全部削ぎ落として表すしかないのです。

ブログにできる文章も、あくまで一側面であって、実際には様々な切り口があるのてす。

かといってそれらすべてを表そうとしたら、よくわからない文章になる。

どうせ削ぎ落として見せるなら、カッコよく、優雅に、美しく見せたい。


そういう見せ方は世の中にたくさんあるわけですが、「見よう！」と思って見るのと、ただ流して見るのとでは、入ってくる情報が違うのです。

前者は劇場、後者は録画深夜アニメなど。

手間暇かけた芸術をダラダラ見られるというのも贅沢ですが。


たまにそういったエッセンスを取り込まないと、表現の仕方がわからなくなるのです。