一時期自営業を目指したのですが、サラリーマンは昨年の収入に対して税金がかかり、国民税、町県民税、国民健康保険、国民年金など、月に10万円近い出費が出る。
そこに居住費、水道光熱費、食費、交通費など、その費用を支えるためにはそれ相応の収入か貯蓄がないと生活そのものができなくなる。
産業支援機構の中小企業診断士と相談していたのですが、曰く、
「サラリーマンできるのだから、またサラリーマンやってみるのも手ですよ。
サラリーマンできない人もいますから」
そのような経緯で、またサラリーマンをやっている自分を鑑みて、家畜のような生活をしているなぁと自嘲する日々なのですが。
逆に、サラリーマンをできない人も世の中にはいるわけです。
テンプレートに当てはまれない。
彼の人は、運良く経営者や政治家になることもあるし、全く働かないという、二つに一つの選択肢しかない場合がある。
サラリーマンのようなテンプレートにはまる人を嘲りつつも、羨ましいとも思うのだろうなと想像する。
マルクスで言うところの資本家であったり、特権階級であったり、支配者だったり。
これと言って能力がなく、上に立って威張ることしかできない人もいるわけですよ。
何が幸せなのかを考えるのですが。
家庭に恵まれて、何も自分で苦労することなく育つことができて、何もできない人間になるか。
家庭に恵まれず、自分で自分の活路を見出すしかなく、何でもできる人間になるか。
どっちが幸せと言えるのか。
現代日本の中では、自分は後者だと思っているけれど、違う場所ではまた違うのだろうなとも思っている。