さて、今日は最後ですから、最終回についてですよ。
番組が終わる前に、ジャンプの連載は終わりました。(確かそうですよね)。
MIXIのコミュを覗きますと、その内容について案外悲観論をお持ちの方がいます。
で、アニメ制作の現場ではどうだったかというと、わりと好評でしたね。
あの奇面組と唯や千絵の仲間たちは、実は、読者の皆さんそのものなんです。
もちろん、あんな芸当(奇面フラッシュとか、筋肉大移動とか)はできませんが、一人一人に物語があって、そんな皆が、それぞれ、楽しい思い出を作って欲しいという作者の思いがあったんだと考えます。
だから、ストーリーは一番最初に戻った所で終わらせたのです。
終わりだけど、それがスタートの合図だったんですね。
あとは、それぞれの心の中で、それぞれの奇面組を演じていく。
ただ、ジャンプの最後のシーンでは、奇面組を出さなかったので、誤解を招いたかもしれない、という作者の反省(?)が、単行本の出版に際して、零君の影を見せることで、今までの物語が唯の空想ではなく、「予感」であったと言う結末にしていたんですよ、ということを伝えたかったのだと思います。
だから、あの最終回のあと、唯たちと、読者の皆さんは、それぞれが思い出作りの始まりだったんです。
唯たちは、奇面組と、
そして、皆さんは、周りの友達と・・・。
同じ青春の「時」を過ごしていくんだよ、という作者の思いなんです。
前置きが長くなりました。
TVの奇面組の最終回の内容は、偶然そうなったものです。
つまり、あの話は、完全なオリジナルです。原作にはありません。
あるシナリオライターの卵があの脚本を書き、シリーズ構成を担当していた脚本家の先生が採用して、最終的にTV局サイドがOKをだしたものです。
この段階では、ジャンプの連載はまだ終わっていませんでしたし、TVの方も放送終了が決まっていませんでした。
当初、TVの最終回は、以前に作った編集版を使おうか、という話もあったようですが、最終的に、このオリジナルのシナリオが、最終回としていいんじゃないか、ということでした。
作者はもちろんですが、制作スタッフも「奇面組」をとても大事にしていましたので、原作の意図を伝える為に、時には違う表現をしてみたり、あるいは、原作に無いことも付け加えたりしました。ですから、原作によっては、単行本出版時に、わざわざ、TVに合わせて加筆、修正もしていたと聞きます。
より読者、視聴者のみなさんに喜んでもらえるよう、ベストの選択をする。
常に、読者の気持ちを最優先に考える。
新沢基栄先生は、そういう方だと思います。
今また、新たな「奇面組」が始まっていると聞きます。
素晴らしい事です。
それだけ皆さんに支持を受けている証拠です。
オイラはこの作品に関わる事が出来て、本当に良かったと思っています。
「ハイスクール!奇面組」
この世に「笑い」がある限り、語り継がれ、読み続けられる作品です。
ありがとうございました。
番組が終わる前に、ジャンプの連載は終わりました。(確かそうですよね)。
MIXIのコミュを覗きますと、その内容について案外悲観論をお持ちの方がいます。
で、アニメ制作の現場ではどうだったかというと、わりと好評でしたね。
あの奇面組と唯や千絵の仲間たちは、実は、読者の皆さんそのものなんです。
もちろん、あんな芸当(奇面フラッシュとか、筋肉大移動とか)はできませんが、一人一人に物語があって、そんな皆が、それぞれ、楽しい思い出を作って欲しいという作者の思いがあったんだと考えます。
だから、ストーリーは一番最初に戻った所で終わらせたのです。
終わりだけど、それがスタートの合図だったんですね。
あとは、それぞれの心の中で、それぞれの奇面組を演じていく。
ただ、ジャンプの最後のシーンでは、奇面組を出さなかったので、誤解を招いたかもしれない、という作者の反省(?)が、単行本の出版に際して、零君の影を見せることで、今までの物語が唯の空想ではなく、「予感」であったと言う結末にしていたんですよ、ということを伝えたかったのだと思います。
だから、あの最終回のあと、唯たちと、読者の皆さんは、それぞれが思い出作りの始まりだったんです。
唯たちは、奇面組と、
そして、皆さんは、周りの友達と・・・。
同じ青春の「時」を過ごしていくんだよ、という作者の思いなんです。
前置きが長くなりました。
TVの奇面組の最終回の内容は、偶然そうなったものです。
つまり、あの話は、完全なオリジナルです。原作にはありません。
あるシナリオライターの卵があの脚本を書き、シリーズ構成を担当していた脚本家の先生が採用して、最終的にTV局サイドがOKをだしたものです。
この段階では、ジャンプの連載はまだ終わっていませんでしたし、TVの方も放送終了が決まっていませんでした。
当初、TVの最終回は、以前に作った編集版を使おうか、という話もあったようですが、最終的に、このオリジナルのシナリオが、最終回としていいんじゃないか、ということでした。
作者はもちろんですが、制作スタッフも「奇面組」をとても大事にしていましたので、原作の意図を伝える為に、時には違う表現をしてみたり、あるいは、原作に無いことも付け加えたりしました。ですから、原作によっては、単行本出版時に、わざわざ、TVに合わせて加筆、修正もしていたと聞きます。
より読者、視聴者のみなさんに喜んでもらえるよう、ベストの選択をする。
常に、読者の気持ちを最優先に考える。
新沢基栄先生は、そういう方だと思います。
今また、新たな「奇面組」が始まっていると聞きます。
素晴らしい事です。
それだけ皆さんに支持を受けている証拠です。
オイラはこの作品に関わる事が出来て、本当に良かったと思っています。
「ハイスクール!奇面組」
この世に「笑い」がある限り、語り継がれ、読み続けられる作品です。
ありがとうございました。
で、ふとここのコラムの横をみたら制作をなさってたとか。
奇面組は楽しみにみてましたね。
特にOP.EDを(笑)
福富さんのコンテがすばらしくて(笑)
結局作画参加することはなかったのが残念でした。
「さすがの猿飛」「らんぽう」はで参加してましたね。
アニメの奇面組が大好きで当時よく見ていた者です。
途中で制作会社が変わったことなども知識として何となく
知っていたので、興味深く読ませて頂きました。
最近はアニメを殆ど見なくなってしまいましたが、調べてみたら
制作スタジオのコメットは今でもアニメを作っているんですね。
何となく懐かしいような、嬉しいような気持ちです。
またアニメ制作時代のお話をお伺いしたいです。
良く辿り着きましたね(笑)。
コメットは、制作スタッフの入れ替えが有るにしても、
作画スタッフはある程度固定していると思います。
奇面組制作当時の混乱期に、
フジTV、代理店の旭通信社(アサツウ)が、
強力なバックアップしてくれていたので、
その時に、コメットの社長と強い関係を築いていますので、
絶えず仕事が提供されています。
作品選びは出来ませんが、仕事としては、安定しています。
オイラも、業界を辞めてからは、
アニメは全く見ていませんでしたが、
ひょんなことから、
ディズニーの「キムポッシブル」に出会い、
強烈にハマっています(笑)。
機会があれば、見てみてください。
最近までディズニーチャンネル(CS、ケーブル)でやっていたのですが、
今は、放送していません。