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さっぽろファントムの競馬予想
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2歳戦予想しません。

まぁ、最強馬はブエナビスタってことで・・・

2010-11-29 18:46:17 | 競馬(レース回顧・反省)
ジャパンカップ

結果
 1着△ 6番ローズキングダム
 2着◎16番ブエナビスタ(1位入線降着)
 3着  3番ヴィクトワールピサ
 4着  8番ジャガーメイル
 5着△ 7番ペルーサ
 6着 13番メイショウベルーガ
 7着 14番オウケンブルースリ
 8着▲10番エイシンフラッシュ
 9着 18番シリュスデゼーグル

12着  4番シンゲン
14着○11番ナカヤマフェスタ
17着 17番マリヌス


え~、なんです・・・、
強かったのは、ブエナビスタで間違いの無いところです。
今さら、確認する必要も無いことですが・・・(爆)。
ブエナビスタが、現在の日本最強馬です。

え?・・・2着じゃダメなんですか?
降着で2着じゃ、最強馬とは言えないんですか?
1位じゃなきゃダメなんですか?・・・(爆)。

で・・・、

強いて、ブエナビスタの弱点を挙げるとすれば、
それは、競り合う相手がそばにいないと、本気を出さないことでしょう。
ってゆうか、
競り合う相手がそばにいても、よほど強い相手じゃないと、本気を出さない感じです。
本気を出さなくても、勝っちゃうんですねぇ・・・。

今回も本気を出させるために(?)、スミヨン騎手は、ローズキングダムに接近し、さらに、ヴィクトワールピサに寄って行きました。
ヴィクトワールピサも馬体を合わせて来ました(よれただけ?)が、その時の2頭の複合的な動きが、ローズキングダムに不利を与えたようです。

馬体を合わせに行くことは、勝つための常套手段ではありますが、結果的に他の馬に迷惑をかけてはいけません。
基本的には、まっすぐ走らせることは、騎手の義務です。

ただ、ブエナビスタをまっすぐ走らせると、離れた馬に対して、それより前へ出ようとすることは無いと思いますので、その弱点克服が出来れば、真の最強馬といえるでしょう。

天皇賞でもそうでしたが、左回りの時は、直線で内にササる傾向があるようです。
ひょっとすると、左にヨレる癖なのか?

次走、有馬記念の勝ちっぷりに注目しましょう。


で・・・、
結果的に優勝したローズキングダムですが、
不利を受けながら、再度闘志を出してヴィクトワールピサに先着するのですから、相当なものです。
ただ、不利が無くても、ブエナビスタを交わせることは無かったでしょう。
しかし、成績も高い水準で安定しており、今後のレースに、大いに期待したいところです。
血統的にも、凱旋門賞を目指しても良いと思います。

それから、
武豊騎手にとっては、これでG1勝鞍の連続年数記録が更新できましたので、幸運なことでした。
いや、皮肉じゃなくて、今年は怪我もあり、有力な騎乗馬の確保も難しくなっていましたので、そういう意味で、良かったと思います。

今回の不利に対して、武騎手もかなり強烈にアピールしたようですが、以前なら降着処分とはならなかった内容と思われますので、影響力が発揮された感じはあります。
武騎手のJRAへの貢献度は、相当なものですからね。
しかし、これを機に、より厳格な判定が下されることは、今後、安全上にも非常に良いことですし、直線でまっすぐに馬を御することが強く求められるようになることは、フェアなレースを目指すすべての関係者、ファンも望むものです。


3着ヴィクトワールピサ。
まず、
ギュイヨン騎手にも制裁(罰金?)があるべきと思います。
直線での外斜行は、間接的にローズキングダムやエイシンフラッシュに不利を与えています。

ヴィクトワールピサに関しては、まぁ、さすがに凱旋門賞に挑戦しただけのことはあるという結果を出しました。
道中2番手という位置取りで、ここまで踏ん張っているのですから、立派なものです。
レース後の騎手談話で、距離が長いという発言があったようですが、それは、直線が長いという風に置き直すべきです。
有馬記念なら、十分上位争いは出来るでしょう。
皐月賞の時にも触れたと思いますが、とても器用な馬なので、混戦時の抜け出しなど、この馬の得意な部分であると考えます。

凱旋門賞には向きませんが、それでも7着だったことを考えれば、やはり相当な名馬であります。


4着ジャガーメイル。
速い決着には向きませんが、これぐらいのタイムであれば、十分に強い馬であると再認識出来る結果となりましたね。
ブエナビスタが出なければ、勝つチャンスは大いにあります。


5着ペルーサ。
また出遅れましたが(笑)、それが無ければ・・・、ということほど惜しいレースでもなく、また、能力自体も、超一流という枠には入らない馬ではないでしょうか?
ディープインパクトも、しょっちゅう出遅れていましたが、それを気にする人は、ほとんどいませんでした。
まぁ、そういうことです。
ブエナビスタが出なければ、京都・阪神の外回りコース、この東京コースでは、十分活躍出来るでしょう。
出遅れを悲観する必要は無いと思います。


6着メイショウベルーガ。
やはり、普通の牝馬ではありません。
近年、牝馬に最強馬クラスが多くなっているので影が薄いですが、十分に強い馬です。
おそらく、今度ハンデ戦に出れば、57kgでしょう。
牡馬なら59kgです。
それぐらいの馬だと思います。

蛇足ですが、ブエナビスタが、もしハンデ戦に出るとしたら、どれぐらいでしょう?
60kgかな?
いや、そこまでは行かないか・・・、
59kg?・・・59.5kgかな(笑)・・・。
どこかの新聞社で登録費用負担して、日経新春杯に登録してみてくれないかな?(爆)。


7着オウケンブルースリ。
オイラの調教評価では「C-」でしたので、着順的には、こんなものでしょうか?
ただ、上がりは、道中後方待機とはいえ、33秒8(4位)でしたので、ほぼ完調だった?

3歳馬とは、現時点で斤量差がありますので、その分負けていると考えるべきでしょう。
ブエナビスタがいなければ、勝つチャンスはある馬です。


8着エイシンフラッシュ。
ん~、速い決着では厳しいのでしょうね。
スローの瞬発力勝負の展開にならなければ、上位は難しいと考えざるを得ません。しかし、今年の凱旋門賞の勝ち馬と同じ父を持つ血統ですから、まだまだ成長してくれることを願いましょう。
道中3番手での結果ですから、悲観する必要は無いです。


ってことで、
以上が日本馬の上位8頭。

以下、外国馬に遅れを取った日本馬・・・。

12着シンゲン。
スタートが良くて、結局逃げる形に・・・。
やむを得ないでしょう。
ある意味、レースを作った功労者(馬)です(笑)。

14着ナカヤマフェスタ。
状態がどうだったか?
結果を見れば、必ずしも好調とはいえない状態ではなかったでしょうか?
オイラの目には、調教段階では、悪くないように見えましたが・・・。
ただ、かなりクセのある馬なので、こういう結果も想像はしていましたし、また、凱旋門賞2着だからといって、国内で常時強いレースを見せられるという結果も必要はありません。
将来、初G1が、凱旋門賞という馬も現れるかもしれませんからね。
・・・にしても、負け過ぎです。

予想の「○印」は、凱旋門賞で好走した馬は、JCでも結果を残している、というこれまでの結果に敬意を表したもので、そういう願望もありましたが、
やはり、そのくくりは、正しくはないですよね?

次走、冷静に判断します。




ってことで、
結局、招待馬は、散々な結果でしたね。
はっきり言って、こんな招待馬に意味はないです。
ただの数合わせ・・・、責任者を更迭すべきですね。
事業仕分けで、招待費用を削減しましょう・・・その分は、配当に上乗せを(笑)。
競馬関係のマスコミは、この点を強く書いて欲しいです。

招待馬は、高水準の(国際)レーティングを持つ馬として、その時点でのランキングに下限を設けるべきでしょう。
それによって、遠征する馬が減る分には仕方がないことで、ジャパンカップを国際的に権威ある競走にしたいなら、そうすべきです。
後は開催時期等、国内の番組編成にも大きな影響を伴うので、大きな委員会でも設置して、広く関係者から意見を聞いたりすることも、そろそろ行っても良いのでは?

いずれにしても、今回の招待馬選定に関係した役人は、更迭されるべきです。JRAの予算も、もっと有効に活用してもらいたいですからね。
ブエナビスタを降着処分にするより、簡単なことですよ(爆)。

農林水産大臣、名前は知らないけど、よろしく

コメント
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