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この安定感、ルドルフ級

2010-11-02 21:26:42 | 競馬(レース回顧・反省)
第142回 天皇賞・秋

結果

 1着◎ 2番ブエナビスタ
 2着  7番ペルーサ
 3着△12番アーネストリー
 4着  5番オウケンサクラ
 5着○14番ネヴァブション
 6着▲10番シンゲン
 7着  9番トウショウシロッコ
 8着△ 6番スマイルジャック


「やや重」発表でしたが、
勝ちタイム、1分58秒2でしたので、
かなり馬場は回復していたようです。

ブエナビスタは、今までのレースでは、最も強い勝ち方をしたと思います。
こういう乗り方なら、どんなレースでも、ほぼ負けることは無いでしょう。
例えて言うなら、「シンボリルドルフ級」でしょうか?

今回は、中団8番手のインコースを進んで、
直線、前が開いた段階で、一気に突き抜けて来ましたね。
ウオッカのダービーのようでした。
上がりは、2位の34秒1・・・、これでは他の馬は無理でしょう。
しかも、ゴールまで、かなり余裕がありました。
オイラが想像するブエナビスタは、
これからさらに、もう1段、ギアがあるのではないかと・・・。
負けはしましたが、昨年のエリザベス女王杯のゴール前が、
まさに、その「もう1段」であったように思います。

スミヨン騎手も、さすが、と言うべき騎乗でした。
特に、直線、先頭に立ったあとに、内ラチ沿いに進路を取ったのは、それによって、ソラを使わせない意図があるように思いました。

次戦、JCでも、調子落ちが無ければ、負ける要素は無いです。
あと、どちらかというと、重馬場の方が、集中して走るタイプのように感じます。


2着ペルーサ。
ん~、青葉賞で見せたパフォーマンスを再現しましたが、
やはり出遅れて、後方からの競馬では、なかなか勝てませんね。
しかし、瞬発力は、秀逸ですので、展開次第で勝てるレースもあるでしょう。
ただ、後方から進むという流れがあっての、末脚である可能性もあります。
中団で進むのを好まない馬自身が、わざと、出遅れているのかも?(笑)。

今回も上がりは、メンバー最速の33秒6、
ある程度先行出来る様になれば・・・、とは思いますが・・・。
まぁ、アーネストリーには先着してますし、3歳世代では、上位の馬です。これからは、注意したいと思います。


3着アーネストリー。
印は、△にしましたが、実力は十分に評価しています。
今回の結果で、ある意味、安堵感すら覚えます(笑)。
道中は4番手でしたので、もうちょっとブエナビスタに接近するかなと思いますが、これが現状の実力差でしょう。
逃げに近い形の方が、この馬にとっては、より速いタイムを出せるかもしれません。
よって、東京コースよりは、中山コース(小回り)の方が合っていると思います。


4着オウケンサクラ。
驚きました。
まったくの無警戒でした。
ダンスインザムードを思い出しますね。
このあとは、どうするんでしょうか?
ダメージが少ないようなら、マイルCS?
現段階では、ちょっと評価が難しいところです。
ダンスインザムード的な存在か?
となると、マイルCSでも、要警戒ですね。


5着ネヴァブション。
重馬場で、ちょっと期待していましたが、思いのほか、馬場が良化しちゃって・・・、それでも5着なら上出来かな?
位置取り(12番手あたり)も、ちょっと後ろ過ぎましたか?
まぁ、力は出せたと思います。
ただ、ここが休み明け2戦目、まだ上積みは望めるでしょう。


6着シンゲン。
東京コース6勝でしたが、やはり、メンバーが厚くなると、厳しいようです。
ネヴァブションと、ほぼ同等の実力ですね。


7着トウショウシロッコ。
やはりG1では厳しい感じです。

8着スマイルジャック。
距離・・・でしょう・・・ね?
マイル前後が、ちょうど良いんですね。


オウケンブルースリ、ナカヤマフェスタ、ドリームジャーニー等、
有力どころがいませんでしたが、
まぁ、ブエナビスタの能力を疑う余地も無いレースだったと思います。
コメント
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