NPO法人 三千里鐵道 

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李時雨写真展ー平和への願い込め、大阪で開催

2011年01月18日 | NPO三千里鐵道ニュース
前回アップしたチラシ、作業ミスでした。差し替え、お詫び申し上げます。(N)

李時雨氏から、こんなときにぼくの写真展を開催していただき有難う。事前に分かればもっと協力できたのに…。写真展の様子を韓国のネットに紹介してください、とのメッセージがありました。
当日豊橋からも行きます。会場でお会いしましょう。

殺処分されたブタの血が川に流れ…、大災禍の予兆?

2011年01月17日 | 管理人のつぶやき
写真ー前農林部長官

★2000年3月、国内で最初に公式報告された口蹄疫に対処した金ソンフン前農林水産部長官は、今超売れっ子だ。71歳の現在記憶力もずば抜けていて、当時の様子を事細かに取材記者に話した。(当ブログ12、13日既報)
当時金大中大統領が「防疫は第二の国防」との指示で、国軍を発生現場京幾道パジュの24か所の通路を封鎖し、人、物の移動を遮断し2200頭の処分で早期解決した、と語った。
そして、現政権の対応に対し40数日が過ぎた1月6日に対策会議、MBは50日経過した今月15日に初めて現場を慰問した。極寒の中防疫担当者にホカロンを渡している写真が、ネットに躍った。しかし、あまりにも杜撰で怠慢な政府の対応に、苦言を惜しまなかった。
そして衝撃的な観測を漏らした。
小川に血が染みて流れた、との報告があった。生きたまま埋められた牛、ブタの血が地下水に浸透することは、容易に想像できる。今は世界的な寒波の影響で凍りついているが、春の訪れとともにより大きな災禍がこの国を襲うかも…。

現在、2012年の大統領選挙を意識した「準備」を、保守も、進歩も「福祉」をキーワードにして進めている。福祉を破壊する最大の元凶は、戦争だ。
平和が定着してこその福祉であろう。昨年11月23日ヨンピョン島砲撃事件、戦争も辞さない大々的な軍事演習が強行されているさ中の28日、最初の口蹄疫の報告がもたらされた。

既に160万頭を越える殺処分がなされても、そして今も拡散しているのに、すでにニュースでは過去のことのように忘れ去られている。そら恐ろしい気がする昨今である。namsang


4大河川事業に対するドイツ専門家鑑定書

2011年01月15日 | 管理人のつぶやき
★ちょっと古い資料だ。昨年末の国会でハンナラ党が単独強行採決した予算案に、4大河川もきっちり含まれている。あるブロガーが忘れっぽい韓国人に向けて、注意を喚起したのだ。

ところで天安艦沈没の真相はどうなっているの? いわゆる国際社会は北の所業として、既成事実化し歴史を推し進めている。そしてヨンピョン島砲撃事件だ。現在北の大々的な対話攻勢の中、統一部はあからさまに北の崩壊は近い、吸収統一を前提に統一は近い、とコメントしている。

そもそも2007年の大統領選で13の犯罪疑惑を持つ経済大統領におこぼれをあてにした、国民の選択から始まったのだ。金大中、ノムヒョンの築いた和解と希望の塔は崩れ落ち、昨年は6.25以来最大の戦争危機を体験した。
口蹄疫と鳥インフルエンザの脅威は、「主敵である北」の脅威を越える勢いで、国民生活に深刻な影響を与えている。今日のニュースで、アヒルを満載したトラックが制止を振り切って逃げ去ったという。AI菌は南の防御線をいとも簡単にくぐり抜けた。口蹄疫の殺処分は150万頭を越えた。政府の保障はあてにならない、早く処分しようと場には長い列が続く。皮肉にもスーパーでは今、アメリカ産の牛肉の値が上がっているそうだ。
この騒ぎ、どこかバベルの塔に似ているようだ。天の怒りは一体どこに向かっているのか。namsang

※前置きが長くなりました。MBは4大河川、いつか後世の人々から感謝される時が来ると確信している、と豪語。アメリカの運河の経験も、韓国にノーを突きつけたが、…
どうなっているのでしょう。


●4大河川事業に対するドイツ専門家鑑定書

アルポンスヘルリヒプライジェ博士は1976年から2008年までドイツ連邦自然保護庁(韓国の環境部に該当する)に在職してドイツ河川に建設された堰が自然と人間に及ぼす影響を調査した。

この調査結果はドイツ政府が、建設された運河を自然状態に復元する河川政策を採択するのに、決定的な役割を果たした。

博士は韓国の‘運河反対教授会’と‘4大河川事業違憲・違法国民訴訟団’の招請で2010年9月3日から17日まで韓国を訪問した。 彼は4大河川工事現場を調査して、その結果と韓国政府が発表した<4大河川事業環境影響評価書>を比較した後、“環境影響評価報告書に深刻な弱点があるということを発見”した。

そして洛東江裁判に提出された<専門家鑑定書>で“一つの国の安寧を深刻に威嚇する。工事の即刻中断が要求される”と証言した。

彼はドイツの先例で4大河川工事は‘元に戻すことのできない’水質の悪化と洪水の増加、そして農耕地の弊害を起こすことになると予想した。

この<専門家鑑定書>は漢江事業訴訟に提出されたが、行政法院は原告敗訴判決を下した。

ヘルリヒプライジェ博士はライン川、ダニューブ川、エルベ川、オデル川、ジャルレ川などドイツの4大河川に該当する大型河川およびその支流の河川工事を扱うドイツ法廷で、一度も敗訴したことがない最高権威の河川専門家だ。

それにもかかわらず、韓国法廷には、証人として立つ機会すら剥奪された。博士が
韓国の川を惜しむ気持ちで書いた<専門家鑑定書>は、‘韓国国民に告げるメッセージ文’だ。

150年の運河の歴史と河川工事の経験が蓄積されたドイツ河川専門家の警告が、4大河川工事を反対する環境運動家らに信念を与えた。

鑑定書

以下省略

李時雨写真展ー平和への願い込め、大阪で開催

2011年01月14日 | NPO三千里鐵道ニュース
正式にチラシが出来上がりました。
チラシのデザイン、ある在日のアーテイストが奉仕協力したそうです。

枚方市の大村さんからの写真展賛同金振込用紙には
『昨年の8月あるシンポジウムに参加、翌日の分断線紀行は李時雨氏の案内でイムジン河など見学しました。写真展、楽しみにしています』と書かれていました。

この写真展、三千里鉄道も協賛。28日開催日まで、2週間弱です。みんなの力で成功させましょう!




今朝のKBSニュースー感染豚を道路わきに捨てる

2011年01月13日 | 管理人のつぶやき
発生から40数日が過ぎた。先の見えない口蹄疫と鳥インフルエンザに韓国は今、戦々恐々としている。

今朝のニュースで道路わきに放置された豚の死骸、その脇を走る車…、さすがにアナウンサーの声すら上ずっていた。疫病はどんどん拡散している。

側近で検察、言論、警察、その他を固めても、この天即ち民心の呪いからは逃れられないだろう。ハンナラ党からの反旗(チョンドンギの監査委員長辞退要求)は、身震いするような民心の動向を少しでも和らげようとする狙いか。

南北対決のハザマを縫って広がるこの感染を防ぐには、期を逸した感はある。それでも全軍、全民、全国が、一丸となって対処すれば、道は開けるかも…。

ヨンピョン島事件以降、青瓦台の地下シェルターで作戦を指揮し、前線の軍を慰問したMB、だが口蹄疫の現場にはまだ赴いていない。namsang

"DJの果敢な口蹄疫鎮圧指示が懐かしい"-防疫は第二の国防!

2011年01月12日 | 南域内情勢
写真ー殺処分されるブタの悲鳴は、国民の悲鳴!


"DJの果敢な口蹄疫鎮圧指示が懐かしい"

キム・ソンフン前農林長官、11年前初めての口蹄疫防疫回顧

"軍動員・破格補償…防疫は第2の国防!"

2011年01月07日(金)18:53:19チョ・ヒョンホ記者( chh@mediatoday.co.kr)

口蹄疫が1ヶ月余で6個市・道と39個市・郡に広がり、手のほどこしようもない状況に達した。生き埋めした牛・豚だけでも70万頭(現在既に140万頭)を越え、政府の鎮圧対応を疑問視する中で、過去故キム・デジュン前大統領の口蹄疫対策が注目をあびている。

キム・ソンフン前農林部長官(現中央大名誉教授)は去る5日付全南日報に、'2000年口蹄疫事態の思い出'という文を寄稿した。

キム前長官は口蹄疫が初めて発生した去る2000年3月の記憶を想いうかべた。 彼は当時農林部が京畿道坡州で公式に初めての口蹄疫が発生すると、直ちに半径500m以内の畜舎と家畜と乾草などの伝染媒介物を焼却、殺処分した。
この業務に"地域公職者と巡査だけでは坡州に通じる警戒所24ヶ所を封じ込めるには力不足と認定、農林部長官が早朝に国防部長官に哀願した"と回顧した。
そして明け方4時頃、軍が動員された。

その日の朝、農林部長官の口蹄疫発生報告を受けた大統領は口蹄疫鎮圧史上歴史に残る明指示を与えた。
その要旨は
"防疫は既存の規定にしばられず、想像を越えるほど強力に対処し、被害農家に対する補償は農民の期待を越えるほど破格的に行え。 それでこそ民官が自発的に協力するだろう。 すべての部署は一致協力して万全を期しなさい".


2000年当時
△規定にない補償、ワクチン接種にともなう損失補償
△飼料代金賠償
△借金減免
△子供学資金と生活費補助
△今後家畜入植資金支援など
破格的措置をしたと説明。

それによって、京畿道ヨンイン市で口蹄疫拡散が止まり、殺処分家畜は全部合わせ2200匹で防げた。その結果が国際獣疫事務局(OIE)から、世界で口蹄疫退治を最も成功的に鎮圧したモデル国家と認められた。

キム前長官は"結果的にはるかに少ない費用で最も速い期間に国内初めての口蹄疫を鎮圧することができた"として
"昨今の終わりが見えないほど広がって行く口蹄疫拡散と、軍および政府の対応を見守りながら、キム・デジュン大統領の賢明で果敢な指示が懐かしく浮び上がる"と回想した。

"防疫は第2の国防だ"。

●ヨンピョン島砲撃事件直後に発生した口蹄疫、…国難と憂うこの事態をMBはどう収拾するのだろうか。
今日、大統領選時のBBk事件を不問にした元検察官僚の腹心チョンドンギが、監査委員長内定を辞退した。 束の間のG20の栄光は、たそがれて久しい。(N)

口蹄疫122ヶ所で発生..140余万匹殺処分埋没(総合)

2011年01月12日 | 南域内情勢
口蹄疫122ヶ所で発生..140余万匹殺処分埋没(総合)

口蹄疫が江原道華川郡の山奥にまで拡散=聯合ニュース)イ・ヘヨン記者=

(ソウル=聯合ニュース)イ・カンウォン記者=昨年11月28日慶北の安東で始まった口蹄疫が全国に広がりながら、殺処分.埋没家畜が140万匹を越えた。

農林水産食品部は11日"口蹄疫による殺処分.埋没家畜数が、3千499農家140万4千426匹と発表"した。

家畜別には
▲牛ー2千729農家11万934匹
▲豚586農家128万9千547匹
▲ヤギ123農家2千938匹
▲鹿61農家1千7匹だ。

口蹄疫拡散..慶南道に赤信号?

(昌寧(チャンニョン)=聯合ニュース)キム・ジェホン記者=
10日口蹄疫の余波が全国に広がっているなかで最後に残った清浄地域中の1ヶ所慶南でも防疫が一部あらわれている。

これに関連して、政府は今回の口蹄疫が慶南および湖南地域に広がる場合、全国を対象に予防ワクチンを接種する方案を慎重に検討していると発表した。

農食品部関係者は
"今週後と来週初め、口蹄疫拡散推移が重要だ"としながら
"以後ワクチン需給状況などを見守った後追加対策を検討しなければならない"
と話した。

政府は口蹄疫が湖南地域へ拡散することを防ぐために全北の井邑.金堤.益山.扶安.群山(クンサン)の牛と種豚に対して予防ワクチンを接種している..

■こうした中、鳥インフルエンザ(AI)が去る10日京畿安城市、瑞雲面、新興里の肉用鴨(2万3千匹)農場で発生、首都圏に向かって北上している。この日全南、嶺南、羅州の3ヶ所で6件のAIが発生した。


盧武鉉の考え 11.01.12配信

2011年01月12日 | 盧武鉉の考え
今日配信されたものです。

by maneappa

…………………

“検察・国家情報院・国税庁・警察の助けを受けなかった理由”


参加政府が最初に始めたのが'特権を認めない'でした。

それで検察も私の側近を任命しないでその中で最も信望あるという人を任命しました。

それで一線の検事らと討論までしたのですが、ちょっと良くなかったのではと話す人もいました。

いずれにせよ彼らに特権を与えないかわりに、彼らの助けも受けないということだったのです。

いわゆる特権と癒着の構造が私に大きい課題だったんですよ。

それで検察、国家情報院、国税庁、警察全部が、それぞれ自分の仕事をするようにして、彼らの特別な助け、言ってみれば法的に許されない一切の助けを私が受けない代りに、彼らも余計な権力を行使する理由がないし、誤りがあれば保護を受けることができません。

私が命令でなく不法な請託をして、その人々が私のために不法な仕事をしたら、その次にその人々の誤ち、過誤が発見された時でも、私が懲戒することはできないですね。 そうではないでしょうか?

そのような共生関係を清算しました。

-韓国プロデューサー連合会創立20周年記念式祝辞(2007.8.31)

今日、要望書発送しました。

2011年01月12日 | NPO三千里鐵道ニュース
 朝鮮半島の南北両政府に今日、要望書を発送しました。

1月7日、三千里鐡道の共同記者会見で発表した南北両政府当局者への要望書を、今日発送しました。在日の両組織中央と愛知本部、
両機関紙編集局にも送っておきました。
記者会見後、数件の電話がありました。当日のメーテレ、翌日の朝日、中日、読売報道、翌々日載った統一ニュース記事を見て、事務所と理事長宛に
問い合わせのTELでした。併せて報告します。(N)

(ナム・ジソン-北大世)、カタールでも話題に!

2011年01月11日 | 南北関係関連消息
★こんな南北対決は大歓迎だ。ドーハで今、アジアカップが進行中。日本は初戦ヨルダンに辛うじて引き分け。ロスタイムの同点ゴールが無ければ、また「ドーハの悲劇」再演と大騒ぎになっていたが、現地では‘남지성-북대세’ が話題をさらっているようだ。NAMSANG


「남지성-북대세」‘ナム・ジソン-プク・デセ’- カタールでも大きな話題に


“パク・チソンが今大会後引退する?”
とのアラブ首長国連邦(UAE)記者の質問に、本人は
“選手生活は続けるが韓国代表チームの引退は考えている”と答えた。

アジアンカップが開かれているカタール、ドーハは、パク・チソンに高い関心を寄せた。

北朝鮮代表チームのチョン・デセ(27・ポフム)の人気も劣らない。 イングランド記者は北朝鮮国旗と‘平壌で会いましょう’(See you in Pyungyang)という文字の書かれたティーシャツを着て、チョン・デセの追っかけをしている。

こういう雰囲気を反映するように今回の大会期間毎日発行されている情報誌‘ドーハ スタジアム’は、パク・チソンとチョン・デセを‘アジアンカップで注目する選手’に挙げた。

チョン・デセは取材陣とためらいなく対話する。10日、アルガラパ競技場で訓練を終えた後、他の北朝鮮選手たちはインタビューを避けるように練習場を出るが、チョン・デセは“よく来てくれた”と積極的に取材に応じた。

話し上手な彼は“ワールドカップでは‘死の組’(ブラジル、ポルトガル、コートジボアール)でプレイした。今回の大会もディフェンディング チャンピオン イラク、3回優勝したイラン、中東の伏兵アラブ首長国連邦がひしめく‘死の組’に入った。”と話し、それでももし 8強で会えれば、尊敬の気持ちでパクチソン選手とまじえてみたい”と話した。 韓国(C組)と北朝鮮(D組)は組1・2位に交錯すれば8強戦で会うことになる。
チョン・デセは、パク・チソンの代表チーム引退論議にも関心を示した。
彼は“(パク・チソンは)輝かしい成績を残した。拍手を送りたい。”と話した。

この話を伝え聞いたパク・チソンも練習を終えた後“私もやはり相手チームとして会うことができれば、最善を尽くして戦うだろう。 対決を期待している”と応えた。

ドーハ/キム・ヨンギ記者


ピアノ独学の韓国人少女、米カーネギーホールで演奏

2011年01月11日 | 南域内情勢
こんなニュースがあった。

この子がいう言葉に韓国人の未来を感じる。

by maneappa



ソウル在住のマイミクさんの日記から転載。


【ピアノ独学の韓国人少女、米カーネギーホールで演奏】

 動画投稿サイト「ユーチューブ」の映像でピアノを独学した10代の韓国人少女が、ニューヨークのカーネギーホールに登場した。


 ピアノを演奏したのは、家庭の経済事情が苦しく、4年前にベトナム・ホーチミン市に移住したキム・ジウンさん(17)。

キムさんは8日、カーネギーホールのアイザック・スターン・オーディトリウムで、ベトナム国立交響楽団と共に、チャイコフスキーの「ピアノ協奏曲第1番」とラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」を演奏し、スタンディングオベーションを受けた。

この日のベトナム国立交響楽団の公演は、日本のオーケストラ・ニッポニカの音楽監督を務める本名徹次氏が指揮した。

 困難な家庭環境でピアノの練習を続けてきたキムさんにとって、この日の演奏は格別だった。

父の事業が傾き、ピアノ教室にも通えなかった。部屋で練習していると、隣家から「うるさい」と苦情を言われるため、ピアノに毛布を掛けて練習したこともあった。
父と共にベトナムに渡ってからは、ユーチューブの動画を見ながら独学で練習した。
キムさんは「ホロビッツやアルゲリッチなど有名ピアニストの演奏シーンを探して、目と耳で覚え、自分の演奏と比べながら実力を培った」と話した。

 キムさんは昨年2月、自身の実力を確認するため、父と共にニューヨークに渡り、リンカーンセンター・オーケストラの指揮者を務めるジョナサン・グリフィス氏にやっとのことで会った。
そして、キムさんの演奏を動画で見たジョナサン氏の計らいで、カーネギーホールでの公演が実現した。
キムさんは、「素晴らしいピアニストになって、わたしのように困難な環境で学ぶ生徒たちが、よい環境で勉強できるよう支援したい」と語った。


朝鮮日報 ニューヨーク=朴宗世(パク・チョンセ)特派員


統一ニュースに掲載ー三千里鐡道記者会見の模様が

2011年01月10日 | NPO三千里鐵道ニュース
写真ー 7日、日本の名古屋で三千里鐡道が記者会見を開き、南北両政府に送る要望書を発表した。


★1月7日の夜、メーテレが、翌8日に中日、読売、朝日が報道した三千里鐡道の記者会見の模様を、今日統一ニュースが報道した。namsangがブログで紹介した内容とダブルが、以下にアップする。(N)


“朝鮮半島の平和定着のための対話を!”
“非武装地帯近隣に海外同胞特区創設を!”


三千里鐡道が名古屋で記者会見、南北両政府への要望書発表

2011年01月10日(月)tongil@tongilnews.com

2011年新年を迎えた1月7日午後2時、日本、名古屋市内で非営利活動法人三千里鐡道が共同記者会見を行った。

記者会見は名古屋テレビ報道局のカメラクルー(crew)が先に入りスタンバイ、次に中日,読売,朝日新聞の記者らが参加して始まった。

会見は先に事前に配布された朝鮮半島南北両政府に対する要望書をト・サンテ理事長が発表した。

要望書には
△南北両政府は平和追求という前提の下でお互いの主張を展開すること
△南北両政府は武力行使を一切排除して、北方限界線付近ではいかなる軍事演習も実施しないこと
△南北両政府は、協議を通じて海外同胞が平和と統一に寄与できる特別地域(仮称「海外同胞特区」)を南北非武装地帯付近に確保すること
△南北両政府は海外同胞らが非武装地帯の往来を許容し、特別地域(海外同胞特区)への往来の自由と安全を保障すること
を要請した。

合わせて“特別地域(海外同胞特区)で、現在三千里鐡道が日本で施行している養豚団地のような、南北双方に利益になる人道的協力事業を展開していくだろう”と明らかにした。

続いて記者らの質問があった。


□記者:要望書は大使館を通じて、それとも直接送るのか?

■2002年非武装地帯鉄道レール代金680万円の募金をそれぞれ伝達した南北両政府当局に直接郵送する予定だ。

□記者:この時期に南北両政府に対する要望書を発表するのは、昨年あった延坪島砲撃事件と関連があるのか?

■ある。 昨年私たちは6.25韓国動乱(朝鮮戦争)以後最大の危機に直面した朝鮮半島を見た。 また、6.15以後南北の和解と協力のために積み重ねた希望の塔が無残に崩れ落ちる姿を見た。 在日同胞と日本の良心は海外でそのような状況に、ずっと心を痛め心配してきた。

6.25で南北合わせて300万の民族の尊い命を失ったが、今回戦争が勃発すれば同族が共に滅びる。 絶対戦争への道を遮らなければならないという切迫した心情で、この場所に立った。

□記者:今後どのような活動を予定しているのか?

■昨年の余韻は新年になっても続いている。 海外にいる私たちは、南北対決と分断克服のために何ができるのかをいつも考えて生きてきた。
私たち三千里鐡道も複雑な在日の状況の中で、誰もが理解しやすく、そして目に見える具体的な活動を心がけて来た。
現在、非武装地帯近隣の北域での養豚団地造成構想と実験のために、日本の地で三千里牧場を管理、運営している。 私(ト・サンテ)は年末年初も豚餌をあげながら過ごした。
政治に左右されないで海外同胞特区のようなところで、民族の生命と半島の平和のために、在日同胞の若者たちと共に汗を流すこと、これが私の夢であり願いだ。

会見が終わった後も、記者らの質問は続いた。

今回三千里鐡道が送る南北両政府に対する要望書は、新年に入っても朝鮮半島から聞こえてくる不穏な状況と苛立ちの中で、ひたすら民族の和合を祈って生きてきた海外同胞らの止むに止まれぬ小さな決起であった。

三千里鐡道の起こしたこの小さな行動が、南北と海外に住む同胞の心に小さな波を起こし、それがせせらぎとなり河となりうねりとなり、朝鮮半島の和解と平和定着に寄与することを切実に望む。

以下、要望書 全文(略)

共同記者会見ー南北両政府への要請書、発表

2011年01月08日 | NPO三千里鐵道ニュース
写真ー左から、三千里鐡道 康宗憲顧問、都相太理事長、磯貝治良副理事長

昨日の午後2時定刻から名古屋駅前の安保ホール201号室において、NPO法人三千里鐡道の共同記者会見が開かれた。
会見15分前に名古屋テレビ報道局のカメラクルーが入り、定刻前に中日、読売、朝日新聞の記者が席に着き、記者会見が始まった。

会見は事前に配布された南北両政府に対する要望書(末尾に全文掲載)を、都相太理事長が発表した。

続いて記者の質問が続いた。
主な質問は

記者ー朝鮮半島南北両政府に対して、とあるが大使館を通じて出すのか、それとも直接発送されるのか?
答ー直接郵送する。

記者ー北方限界線とは、今回砲撃のあったヨンピョン島周辺をさすのか?
答ー康宗憲顧問から歴史的背景説明

記者ー昨年の緊迫した朝鮮半島情勢と今回の要望書発表は関連があるのか?
答ーある。在日と日本の良心が心を痛めた。今もその余韻は続いている。海外にいる我々三千里鐡道の立場は、南北の一方のみを支持し行動するのでなく、南北分断という現実を憂い、分断克服のために何が出来るのかを常に考えてきた。そして、複雑な在日の状況下にあって、分かりやすくて具体的、目に見える貢献をモットーに活動してきた。それが6.15以降の非武装地帯鉄道連結に参与することであり、今は非武装地帯近隣地域での養豚団地造成を目指し、日本で三千里牧場を運営、団地造成のための構想を練り実験を行っている。
ぼくは年末年始もブタに餌を与え過ごした。非武装地帯近隣に在日が政治に左右されない養豚特区で、在日の若者たちと一緒に汗を流したい、これが僕の夢であり願いだ。

その他様々な質問があった。会見終了後も都相太理事長は取材を受けていた。

まずは新年早々、三千里鐡道が起こしたアクションが、今後小さなさざ波を起こし、それがうねりになり、緊迫の度を強める朝鮮半島の和解と平和定着に貢献することを切に望む。namsang


■大韓民国政府 統一部、朝鮮民主主義人民共和国 内閣 貴中

南北両政府に対する要請書(全文)

非営利活動法人三千里鐵道は2000年6月15日に採択された南北共同宣言の合意を実践するため鉄道連結事業に賛同し、在日韓国・朝鮮人と日本人によって結成された団体です。

何よりも朝鮮半島の平和と統一こそがわれわれの願いであり、その願いのために微力ながら貢献したいと考えて活動しています。

2002年には、別添の領収書にありますように韓国統一部へ、朝鮮民主主義人民共和国内閣へ、それぞれ680万円の募金を、非武装地帯の鉄道線路代金として届けました。

600万人とも700万人ともいわれる海外同胞の一員であるわれわれは朝鮮半島の平和と統一を、この数十年間、祈りを込めて待ち続けていると言っても過言ではないでしょう。

現在の南北対立を憂慮し、決して戦争への道を歩まないことを心より念願しています。

南北にそれぞれ主張があることは承知していますが、主張はあくまで話し合いの前提でなくてはなりません。主張の行く先に戦争を選択してはなりません。

非営利活動法人三千里鐵道は、朝鮮半島の平和と統一を願い、6・15南北共同宣言を記念し、毎年記念行事を実施しています。

10周年に当たる2010年6月には、「討論会、東北アジアの平和を求めて」を、多くの日本人を含め実施しました。

非営利活動法人三千里鐵道は発足以来「和而不同」を前面に、主張の違いを乗り越えてきました。

非営利活動法人三千里鐵道の理事長都相太は、これら10年間の活動を評価され、2010年5月ハンギョレ統一文化財団より「統一文化賞」を授与されました。

非営利活動法人三千里鐵道は、その理念と行動をもって、南北両政府に以下のことを要請いたします。

1.南北両政府は、平和という前提に立ってそれぞれの主張を展開すること。

2.南北両政府は、一切の武力行使を排除し、北方限界線付近ではいかなる 
  軍事演習も実施しないこと。

3.南北両政府は、海外同胞が平和と統一に寄与できる南北それぞれの特別
地域(仮称「海外同胞特区」)を、非武装地帯付近に両政府の協議で確保すること。

4.南北両政府は、非武装地帯の往来の権利を海外同胞に認め、それぞれ特
別地域(海外同胞特区)の往来の自由と安全を保障すること。

最後にわれわれ海外同胞は、海外同胞と協力者の資金と労力で、その特別地域(海外同胞特区)において、非営利活動法人三千里鐵道が日本の地で試行している養豚団地のような南北双方の利益となる人道的協力事業を展開する。


2011年1月7日

〒440-0091 日本国愛知県豊橋市下五井町青木 31番地
非営利活動法人  三千里鐵道  
理事長 都 相太

電話0532-53-6999 FAX0532-54-4931
http://www.sanzenri.gr.jp
E-mail: office@sanzenri.gr.jp