NPO法人 三千里鐵道 

NPO法人 三千里鐵道のブログです。記事下のコメントをクリックしていただくとコメント記入欄が出ます。

回想ー昨年最も感動した瞬間は?

2011年01月06日 | NPO三千里鐵道ニュース
写真ー6日, 国会図書館で開かれた討論会でのイム・ドンウォン前統一部長官

★昨年の2010年は、様々な記念日が重なった。昨年を振り返り最も感動した瞬間を、一つだけあげるとしたら、ハンギョレ統一文化賞受賞式での林東源先生の祝辞。三千里鐡道と都相太理事長の活動を紹介した後述べた次のくだりだ。天安艦沈没事件後、緊張の極にあった瞬間に、希望を語った祝辞には
目頭を熱くした。現在も状況は同じだ。「天安艦」、「ヨンピョン島 」などの直接的表現は一切使わなれていない。今読み返しても胸が熱くなる。namsang


私たちは今年、不信と対決の半世紀を越えて民
族和解協力の新しい時代を開いた歴史的な6.15南
北共同宣言10周年を迎えます。
しかし残念な思いを禁じ得ません。平和と和解
協力を願う誠意で築いた塔が、崩れようとしてい
ます。“冷戦の過去”を目撃しているような心情
です。韓半島で“平和”という言葉が、何時にも
増して貴重に思われる現実です。
しかし、悲観しません。歴史は一時的に後退す
ることもあります。韓半島では、平和と統一とい
う歴史の流れに逆行するのは一瞬です。何よりも
平和を渇望して、民族の統一を念願する8 千万民
族が、そうした逆行を許さないでしょう。
韓国社会の至るところで平和を作るために、努
力する人々がいます。そして海外で、分断の現実
に心を痛め、祖国の平和と統一を切実に望む人々
がいます。このような人々こそ、私たちが抱く希
望の根拠です。
私たちは異国の地で、祖国の平和と統一に向け
献身されている方々の努力を記憶するでしょう。
困難な状況の中でも、分裂ではなく和合の可能性
を見せた、都相太理事長と三千里鐡道会員の皆さ
んの労苦を忘れないでしょう。
海外同胞の皆さんの、このような同胞社会の大
和合と祖国を愛する献身的な努力が、わが国の平
和と統一達成に大きな力となることを信じて疑い
ません。都相太理事長と三千里鐡道の活動に支持
と声援を送り、より一層の輝かしい発展を成し遂
げられるように祈願します。
歴史は希望する人々のものです。韓半島の平和
統一もやはり、過去に戻ろうとする人々ではなく、
未来を夢見る人々のものです。都相太先生のよう
な方々がいる限り、私たちの未来は決して暗くは
ありません。絶望の歳月は瞬間です。再び希望を
謳歌する時代がくるでしょう
(2010、5,27-ハンギョレ本社ホールにて)

●新年を迎え国会図書館でまた、林東源先生は年頭の朝鮮半島平和への想いを述べた。(写真)

イム前長官は結びで

"今年に入って現政権は統一問題を多く広報するようだ。 これまで政府が話してきたことは、北朝鮮崩壊を前提とした吸収統一、統一税をどうするかという話だ"として
"大統領の話す統一が近づいているというのは、吸収統一"としながら憂慮した。

イム前長官は
"平和統一の道は遠い。… 統一は自ずと近づくのでなく、力を合わせて作り出すもの"としながら
"統一問題に対する正しい認識を持つように市民団体や民主党、報道機関らが、今年こそ政府の立場に対抗して国民が正しい認識を持つようにしなければならない"と語った。


そして明日、三千里鐡道は自らの信念と行動に基づき朝鮮半島南北両政府に対する要望書を発表する。

三千里鐡道都相太理事長は明日、日本の名古屋で何を語るのであろう?

100万民乱プロジェクト ムン・ソングンの決意

2011年01月06日 | 南域内情勢
2002年の選挙で盧武鉉が劇的に勝利した背景にいたムン・ソングンが動き出した。

百万の国民の命令
愉快な百万民乱プロジェクト
http://www.powertothepeople.kr/

彼は今、全国津々浦々を訪ね歩きながら、来年の選挙での勝利のために野党統合を訴えている。
感動的な写真の数々を見ながら、来年の勝利を、単なる希望や夢で終わらせてはならないと強く感じた。

by maneappa

そのニュース。



ムン・ソングン "100万民乱プロジェクト、親盧ではない"

[ノーカットニュース]
2010年11月12日(金)午前09:50
[CBS政治部 ホン・ジェピョ記者]

進歩、改革勢力を一つにまとめる野党圏単一政党運動‘愉快な100万民乱プロジェクト’を行っている俳優ムン・ソングン氏は2012年政権交替のためには野党圏統合の外に方法がないと強調した。

ムン氏は12日CBSビョン・サンウクのニュースショーに出演してノ・ムヒョン前大統領の悲劇的な逝去が‘騒動プロジェクト’を推進した動機になったとしこのように明らかにした。

彼はしかし騒動プロジェクトがノサモなど親盧勢力の他の変形でないかという見解に対しては“民主主義を望む方々に対する侮辱”としながら真顔になって否認した。

彼は野党圏単一政党の性格に対してイ・ミョンバク政府スタート後後退した民主主義と平和という基本的価値は共有するもののそれ以上の部分に対しては強制的党論を採択しない‘連合政党’を指向すると説明した。

彼はソン・ハクキュ、ユ・シミンなど野党圏の潜在的大統領選挙候補に対して“キム・デジュン、ノ・ムヒョンという政治家の場合には人生自体が感動でなかったか”としながら野党圏単一政党を通した単一化シナジー効果の他には政権交替が難しいと繰り返し強調した。

ムン氏は専業政治家への変身の可能性に対しては“あらかじめ将来を話して自らを束縛するつもりはない”として余地を残しながらも“今このように民乱プロジェクトを提案するのは市民としての話”と話した。

enter@cbs.co.kr

共同記者会見のご案内

2011年01月05日 | NPO三千里鐵道ニュース
★去年の余韻を引きずり、南北関係は最悪の状況からのスタートとなった。だからこそ三千里鐡道は声を上げる。これまでの行動と信念に基づき、以下のような共同記者会見を行い、三千里鐡道の見解と今後の行動を明確にする。namsang


共同記者会見のご案内




日 時 2011年1月7日(金)午後2時より午後3時
(受付開始午後1時半より)

会 場 安保ホール 2階 201号室
(愛知県名古屋市中村区名駅3丁目15-9   052-561-9831

内 容 緊張高まる朝鮮半島情勢において、海外同胞団体としての活動紹介及び、
      南北両政府に対する要請書の発表。

※本件に関するお問い合せ 韓基徳  TEL:090-3559-8874

盧武鉉の考え 10.12.29配信

2011年01月05日 | 盧武鉉の考え
年末のものも載せておきます。

……………………

“拳骨ではなく、対話を通した安保をしよう”



勝っても占領できなければ何の意味がありますか?
占領しても支配することができなければ戦争を起こした意味がありますか?

そのような可能性がなければ、常識を持った人ならば戦争を開始しないでしょう。

ならば、勝つことのできない水準であれば良いのではありませんか。

一発殴ろうとしたら、二発殴り返される、腕を一つへし折ったら、自分の腕が二つ折れてしまうようなことだったら、正常な精神を持った人ならば戦いをしないのではありませんか。

…(中略)…

全てのことは、戦争や力で解決するのでなく、対話ですべきことなのです。

この対話の前提は、民主主義の基本原理である、相手方の存在を認定することと尊重することです。

相手方の意見が正しいこともあるという可能性を認めなければなりません。

私が間違えるという可能性を認めなければなりません。
これが哲学的に相対主義というものと違いますか?

一言で寛容という言葉と表現されることができますね。

寛容が対話の前提です。

対話を通じて南北問題を解いていくこと、拳骨を出す前に言葉で先に解決することが対話を通した安保ではないでしょうか?


-民主平和統一諮問会の第50次常任委員会(2006.12.21)


by maneappa

ノ・ムヒョンの考え  11.01.05配信

2011年01月05日 | 盧武鉉の考え
盧武鉉財団というものがある。

文字通り、盧武鉉大統領の遺志を継いでいくために作られた財団だ。
私も、昨年、ポンハを訪れた時に会員になった。

そこから毎週ニュースが届く。その中に
『ノ・ムヒョンの考え』と題して、盧武鉉の生前の言葉が紹介されている。

これを備忘録のように、このブログに残したいと思う。

まずは、今日配信されたもの。

…………

“遠くを見る市民、責任を全うする市民、行動する市民”


サインする時の私の標語は‘人が生きる世の中’です。

皆さんは本質的に市民です。 そして民主主義社会で、国民主権国家で皆さんは主権者です。

どんな政府を持つのかは皆さんが選択します。

どんな政府がこれから作られるのかは皆さんの責任です。

私は皆さんに進歩的市民民主主義を一度してみようと提案します。

市民民主主義は歴史的概念であり、市民には昔は、ブルジョア階級だけが含まれていて、お金が多くない人は含まれていない概念としてのイメージが残っています。

しかしそれはその時の民主主義が誤っていたのであって、市民という言葉が間違って使われたのであり、民主主義が正しく行れる時、普遍的市民が主導する民主主義になった時は、市民民主主義と呼ぶことが適切だと考えます。

遠くを見る市民、責任を全うする市民、行動する市民が主権者です。

私は皆さんが市場で企業家として成功されるように願っていますが、市場の主流でなく新しい社会、進歩した市民社会の主流になられるように願っています。

それでこそ私たちが正しい社会に進むことができ、豊かで幸せな社会、常に希望が見えて活力がある社会に進むことができると考えます。

- ‘ベンチャーコリア2007’革新ベンチャー企業家特別講演で(2007.10.19)


by maneappa

年初にあたり-昨年は積み上げた南北交流が砕け散った…

2011年01月04日 | NPO三千里鐵道ニュース
写真ー序盤戦、次の一手は?

★昨年はトラ年、ソウル動物園の統一虎にカササギが2羽舞い降りた。縁起の良い一年になることを願ったが、最悪の南北関係が演出された。ホップステップジャンプとウサギ年に因んで、また縁起を担ぎたいのだが、…もうやめにする。
今年も理事長の年頭の辞からブログをスタートさせる。今年のブログはより多くの方々の参加するものにしたい。年頭の決意、所信、感想など、どしどし書きこんで下さい。
namsang


年初にあたり

NPO法人三千里鉄道
  理事長 都相太

現在の韓国では死語になったという新年の挨拶「過歳安寧하세요」という賀状がとどいた。
日本では「新年明けましておめでとう」という慣用語があっても、過ぎた歳「過歳」という表現はない。
日本社会では年末の「忘年会」はあっても、在日がよく使う「送年会」は聞かない。
送年会と忘年会、過歳と新年、時間の流れの連続性と分断、歴史の連続性と分断に通じはしないかと、この賀状を見てふと考える。

昨年は6.15南北共同宣言10周年、こつこつと積み上げた南北の交流が無惨と言っても過言でないほど砕け散った。
戦争の危機が叫ばれるほどにまで緊張が高まっている。
南北共同宣言の崇高な精神によって触発され結成された三千里鐵道は、朝鮮半島の平和と統一に向けての意思表示をより明確にすべき年でもある。

ささやかな日々の生活のなかで、昨年からの今年であり、昨日からの今日であり、その連続性の中からこそ朝鮮半島の平和と統一が俯瞰できる。

あらためて皆様に
過歳安寧하세요!