NPO法人 三千里鐵道 

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文在寅大統領に要請書を伝達しました!!!

2019年06月29日 | NPO三千里鐵道ニュース

NPO法人三千里鐵道は、
6月27日開催された同胞懇親会の場において、文在寅大統領への要請書を伝達しました。
この要請が実現されることになった時には、大勢の在日同胞が同参されることを信じています。

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요 청 서

존경하는 문재인 대통령님

국내외에 산적한 어려운 과제들을 해결하기 위해 불철주야 헌신하고 계시는 대통령님께 진심으로 경의를 표합니다.

저는 남북 철도연결을 위해 2001년에 결성된 『삼천리철도』이사장 도상태입니다. 이렇게 당돌한 요청서를 올리게 된 결례를 널리 양해해 주시기 바랍니다.

요청드리고자 하는 것은 아래의 두 가지입니다.

1. 재외동포에 의한 문산⇒개성(약20㎞) 남북종단도보행진을 허가해 주십시오.

아시다시피 재일동포는 조국 분단의 역사와 그 아픔을 함께 해 왔습니다. 조국 분단으로 가족과 친척들이 남과 북에 헤어져 살고 있으며 동포사회도 대립과 증오로 갈라지고 있습니다.

특히 우리 현대사가 기억해야 할 것은 과거 권위주의 정권시절에 간첩으로 조작되어 청춘을 빼앗긴 수 많은 재일동포학생 청년들입니다. 또한 우리는 통일을 염원하면서 억울하게 세상을 떠나신 수많은 재일동포 1세들을 기억하고 있습니다. 재일동포는 분단의 역사를 함께 해 왔기에 통일에 대한 뜨거운 마음도 역시 함께 간직해 왔습니다.

그러한 재일동포들에게 평화와 번영, 통일로 나아가는 오늘의 보람찬 흐름속에서 작은 역할과 기회가 주어졌으면 합니다.

문산⇒개성 남북종단 도보행진을 허가해 주신다면 수백명, 아니 수천명의 재일동포들이 참가할 것입니다. 나아가 전세계 재외동포들이 수만명 규모로 참여하게 될 것입니다. 그것은 평화통일의 대의를 온 세계 사람들에게 알리는 특별한 기회가 될 것이라 확신합니다.

2. 개성공업단지의 재가동과 재일동포 출자자에 의한 투자를 수용해 주십시오.

사실 삼천리철도는 2016년 2월 『제1차 재일동포 개성공업단지 시찰단』파견을 추진했습니다. 통일부의 허가도 받아 출발하려던 무렵인 2월 10일, 박근혜 대통령의 개성공단 폐쇄 발표가 있어서 부득이하게 단념한 바 있습니다.

우리는 개성공업단지 재가동을 진심으로 바라며 문재인 대통령님의 과감한 결단을 기대하고 있습니다. 그리하여 개성공단이 재가동되는 그 날이 오면 재일동포 상공인의 힘과 마음을 모아 공단 내에 우리의 공장을 짓고 싶습니다.

대통령님께서 저희들의 평화와 통일에 대한 간절한 심정을 헤아려 주셔서 꼭 저희들의 요청을 실현해 주시기를 바라마지 않습니다.


2019년 6월 27일

NPO법인 『삼천리철도』
이사장 도상태 올림



【日本語訳】

要 請 書

尊敬する文在寅大統領様

 内外に山積する困難な課題を解決するために献身されている大統領に心より敬意を表します。
この度このような形で要請書を届ける失礼をお許しください。

 私は南北鉄道連結のために2001年に結成された『三千里鐵道』の理事長、都相太です。このように唐突に要請書を届ける失礼をお許しください。
 要請したいことは下記の二点です。

1.在外同胞による、汶山⇒開城(約20㎞)南北徒歩縦断行進を許可してください。

 大統領もご存じの通り、在日同胞は祖国分断の歴史とその痛みを共にしてきました。祖国分断により家族と親戚が南と北に分かれて暮らし、同胞社会も、対立と憎悪で分断されてきました。

 とりわけ私たちの現代史が記憶すべきことは、韓国の権威主義政権の時に、スパイにでっち上げられ青春を奪われた多くの在日同胞学生、青年のことです。
 そして私たちは、統一を念願しながら無念のうちに亡くなられた多くの一世たちを記憶しています。
 在日は分断の歴史を共にしてきたがゆえに、統一への熱い思いも共にしてきたのです。

 そのような在日同胞に、平和と繁栄、統一へと向かう今日の誇らしい流れの中で、小さな役割と機会を与えてくださればと思います。
 汶山⇒開城南北徒歩縦断行進を許可くだされば、数百人いや数千人の在日同胞が参加するでしょう。在日のみならず世界の在外同胞が数万人規模で参加するでしょう。

 それは、祖国統一の大義を世界の人々に知らせる特別な機会になるものと確信しています。


2.開城工業地区の再開と在日同胞出資者による投資受入れてください。

 実は三千里鐵道は、2016年2月に『第一次在日同胞開城工業団地視察団』を派遣することを計画していました。統一部の許可を得て準備を進めていた矢先の2月10日、当時の朴槿恵大統領による開城工業団地閉鎖の発表がありやむなく断念した経緯があります。

 私たちは、開城工業団地の再開を心より願っています。文在寅大統領の果敢な決断を期待しています。

 そして、開城工業団地が再稼働がなった時には、在日同胞商工人の力を合わせて開城業団内に私たちの工場を作りたいと思います。

 大統領におかれました、私たちのこの切なる平和と統一への想いをお汲み取り頂き、ぜひ私たちの要望にお応えいただきますよう、お願い申し上げます。

2019年6月27日

特定非営利活動法人三千里鐵道
理事長 都相太


by maneappa



文在寅大統領、在日同胞政治犯に大統領として初めて謝罪する!!!

2019年06月29日 | 南域内情勢
  
6月27日、ホテルニューオータニ大阪にて開催された同胞懇談会に参加した。
文在寅大統領が2017年5月に大統領に就任以来、これが在日同胞との初めての出会いの場となった。

10人丸テーブルが38個。メインテーブルは横長の席で20数人が着席した。

会場に着いてまず思ったのは、実に多彩な在日同胞が集まったなあということだった。韓服を着た女性が多く目につき、パンソリの安聖民にも出会えたのがうれしかった。そして在日市民運動関係者が多く参加していたのも目に付いた。そのほとんどは友人だが…

大統領訪日に合わせて在日同胞の懇談会が開かれるのは恒例行事であったが、これまではほとんどすべて民団関係者によって占められ、しかも男性が圧倒的だったのを思うと、文在寅の政治姿勢がここにも表れていると実感したものだ。

スピーチを聞きながら、良し!と思って手をたたいた時が2度あった。
学園浸透スパイ団事件について言及した時と、民族学校に言及した時だ。

在日政治犯に対して、大統領として初めて謝罪したのだ!
「独裁権力の暴力に深く傷ついた学園浸透スパイ団事件による被害者の方々と家族に、大統領として国を代表して心よりお詫びと慰労のお言葉を申し上げる」

この後、実際に捕らえられ拷問されてスパイにでっち上げられ死刑判決を受け13年の監獄生活を強いられた康宗憲先輩は、この謝罪を直接聞いて、恨(ハン)が解けたと話された。しかし奪われた青春は二度と帰ってこない。後続処置を要求したい。

民族学校については、建国、金剛、京都国際に続いて、コリア国際学園(KIS)も挙げた。これは初めてのことだ。
コリア国際学園はこれまで領事館から冷遇されてきた。補助金、支援金の対象にならないなど、民族学校としての待遇を拒まれてきた。
そして大統領は民族学校に対する支援を約束された。この後校長と立ち話をしたのだが、当然この話になった。今後に期待したい。

大統領のスピーチは下記をご覧ください。



https://www.youtube.com/watch?v=g6qe-wZ13hw


近いうちに全文翻訳を載せますね!!


by maneappa

朝米首脳、親書で「再び交渉すべき時」に共感

2019年06月24日 | 朝米関係関連消息


G20を前後して、朝鮮半島を取り巻く状況も動きがありそうですね。
記事にも書かれているように、この親書外交によって
「朝鮮半島の平和プロセス」が軌道に乗ることを期待したいと思います。


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朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員とトランプ米大統領の「親書外交」が再稼働した。今年2月27~28日にハノイで開かれた朝米首脳会談が物別れに終わって以来、見通しが立たなかった朝鮮半島平和プロセスが、再び対話と交渉の軌道に乗っている。

 朝中首脳会談(20~21日、平壌)や主要20カ国・地域(G20、28~29日、大阪)首脳会議、韓米首脳会談(29~30日、ソウル)などを機に、南北米日中ロの北東アジア6カ国首脳が相次いで会談を開き、朝鮮半島平和プロセスに向けた対話と交渉の構図の大枠が決まる見通しだ。
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(記事全文)
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/33734.html


親日警察による歴史テロから70年

2019年06月20日 | 南域内情勢

韓国の民主化運動が、その過酷な弾圧を経てもまた甦り発展してきたのは、『記憶』がもたらす力であると、私は韓国で強く感じてきました。

5月23日から26日まで、三一独立運動百年スタディツアーで35名の団体旅行をしてきたのですが、それは韓国が『植民地支配』と『独立運動』そして『民主化統一運動』をどのように記憶継承してきたかを尋ねる旅行でもあったのです。

6月6日もまた私たちが必ず記憶しなければならない日です。
70年前の1949年6月6日、日帝植民地時代の『親日派』を処断するために設置された反民族行為特別調査委員会が、『親日派』残党警察によって襲撃され、実務に当たっていた者たちは暴行を受け全国から集まってきていた親日活動の証拠はことごとく燃やされてしまったのです。

そして、すでに逮捕されていた盧德述(日本名 松浦鴻  警察保安課長などを歴任しながら、数多くの独立運動家を逮捕し拷問、命を奪った民族の仇)なども、証拠不十分として釈放されてしまったのです。

1949年6月6日は、韓国が親日派を清算し、大日本帝国を清算して新しい国づくりをする機会を奪った日として記憶しなければならないのです。

Facebookで有志が集まってできたグループ『韓国ニュース日本語字幕プロジェクト』によって日本語字幕がつけられたものがありますのでご覧ください。

『親日警察による歴史テロから70年』

日本語字幕版
https://www.dailymotion.com/video/x7bjz5n



by maneappa


“4者構図”の朝鮮半島平和プロセスへ…重要になった韓中協力

2019年06月19日 | 東北アジアの平和


明日からの習近平訪朝から目を離せないですね。
朝鮮戦争の終結、朝鮮半島の非核化、東北アジアの平和のために、中国が積極的な役割を演じることを期待する。

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中国は休戦協定の当事者だ。したがって、今後は朝鮮半島の平和プロセスが停戦体制の当事者4者が参加し、協力と対立の高次関数を解く方法で展開するものと見られる。多数の専門家とマスコミは「北朝鮮の非核化」のみに関心を注いでいるが、朝鮮半島の平和プロセスはそれより複雑で根深く、構造的な対立を解消しなければならない。「朝鮮半島の冷戦構造」は、「(1)南北の不信と対決の関係(2)朝米の敵対関係(3)(核兵器など)大量破壊兵器をはじめとする軍備競争(4)軍事停戦体制」(イム・ドンウォン元統一部長官)という4本柱が支える複合な構造物であるからだ。「冷戦の4本柱」を完全に解体するために、中国の参加は選択ではなく、必須だ。
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記事前文はをクリック!!
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/33700.html






by maneappa

ブログを再開します!!!

2019年06月19日 | 管理人のつぶやき

 お久しぶりです。

丸二年にもわたって、ブログの更新がなかったことを恥ずかしく思い、そして申し訳なく思っています。
6月15日、まさに6.15南北共同宣言19周年の日に開催された2018年度会員総会において、ブログの再開を決議しました。
今後、少なくとも週に二本以上の投稿をいたしますので、ご愛顧のほどよろしくお願いいたします。

NPO法人 三千里鐵道
事務局長 韓基徳


写真は、5月23日から26日の日程で行った『三一独立運動百年スタディツアー』で都羅山駅を訪問した時の団体写真。




by maneappa