NPO法人 三千里鐵道 

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短信ー検察、'“一進会”を「ワンジェサン事件」と発表

2011年07月31日 | 南域内情勢
写真ー東亜日報30日2面記事

検察、'反国家団体「ワンジェサン事件」と発表

94年から北労働党225局指令受けて.. 民主. 民主労働党関係者も調査

●検察発表に従い、東亜や朝鮮日報も報道をはじめた。
抜き差しならぬ事態に…。この結末はどうなるのであろう?
因みにワンジェサンとは1930年代、金日成の抗日パルチザン闘争時、会議を開いた場所の名前、という。N

短信ー第三次『希望のバス』、キム・ジンスクを激励

2011年07月31日 | 南域内情勢
写真ー意気軒高なキム・ジンスク。

30日全国から希望バスが釜山に集結、約5000名の参加者が文化講演などの集会を開いた。31日の午前2時に40m近いクレーンからキム・ジンスクの声が、集会場に鳴り響いた。

“催涙液の放水を浴び、棍棒に打たれながら、恐怖の夜と残忍な昼を過ごしながら、おいで頂いた皆さまに感謝します。
…200日になっても振り向きもしなかった釜山市長、社長、執権与党から、下りてきて欲しいと言ってきました。
私を降ろそうと思うなら、私がどの様な想いでこの空中に上ったのか、どんな気持ちで今日までの206日を耐えたのかを知らなければなりません。
…私たちは新しいバス、希望のバスを作りました。乗客の皆さん、このバスに乗って勝利と希望に向かって走りましょう。
近い将来私たちは、必ず勝利し抱き合える日が来るでしょう!”

●この集会には日本と香港からの参加者も。保守父母の会メンバーの暴言、暴行にも整然と行われた。一人の逮捕者も無く…。
直前にクレーンの強制撤去も噂されたが、希望バスのこの広がりが、当局を思いとどまらせたのであろう。N


短信ー韓国政府、日本の自民党議員'入国禁止'方針を再確認

2011年07月31日 | 韓日関係関連消息
韓国政府、日本の自民党議員'入国禁止'方針を再確認

記事入力 2011-07-30


"1日訪問強行"会見に"政府の立場変わりない"

空港入国審査台で送りかえす..両国外交摩擦予想

(ソウル=聯合ニュース)

政府は30日、日本自民党所属議員3人が来月1日鬱陵島訪問を強行するという立場を公式発表したことに対し、これら議員らに対する入国禁止方針を再確認した。

政府当局者は"これら議員が入国する場合、身辺安全確保が難しく、両国関係に及ぼす否定的影響などを勘案して入国を許容しないという立場"と話した。

政府はこれら議員が1日午前、金浦空港に到着すれば、入国審査時に審査官が入国を不許可、丁重に送りかえす方針だ。

これに先立ち鬱陵島訪問議員団団長の新藤義孝議員は、この日昼間12時東京で記者会見を行い、韓国政府の入国禁止にもかかわらず訪韓すると宣言した。

当議員は
"韓国側が'入国を拒否する'と事前通報したが、本当にそのようにするかは分からない。韓国に行ってみる"としながら
"韓国が私たちの入国を拒否すれば韓日間外交問題になり、両国関係に否定的な影響を与えるだろう"と主張した。

政治日程上訪韓が難しくなった平沢勝栄議員を除いて、自身と稲田朋米衆議院議員、佐藤正久参議院議員など3人が予定通りに1日から4日まで訪韓する計画だと明らかにした。

これら議員は1日午前8時55分羽田空港から全日空(ANA)を利用、東京を出発して午前11時20分金浦空港に到着する予定だ。


感想③ー『非武装地帯に立つ』を読んで

2011年07月30日 | NPO三千里鐵道ニュース
●都さんならではの踏み込んだ思考と統一への嶮しい眼差しが書き込まれていて、少々時間がかかりましたが、本日読了しました。…在日二世の真摯な思いの深さに感動を覚えました。
                         
                                            前田 憲二・映画監督


●在日の活動がアカ抜けたものになりつつあるようで、良いですね。
私も戦争が前提になるような統一はいらないと考えています。…色々な分野で本名を名乗り活躍される方々を見るたびに、時代の変化を感じます。
小生も2,3度韓国側から非武装地帯に訪れたことがあり、万感迫るものを感じました。

                                              高原 光立


解説ー国家情報院の'スパイ集団・一進会’捜査

2011年07月30日 | 南域内情勢
国家情報院の'スパイ集団・一進会’捜査、 '反MB勢力' 狙う撃ち

2011-07-28

国家情報院が総選挙と大統領選挙を控えた敏感な時期に、現政権に入って最大規模の‘スパイ集団事件’を捜査、波紋が予想される。
特に国家情報院の捜査は、特別な根拠もなく無理に拡大、人権蹂躪と言論弾圧、野党狙い撃ち捜査の是非を巡って、政治問題化しそうだ。

●国家情報院の‘スパイ集団事件’捜査の動きが明るみになったのは、今月の初めだ。

国家情報院は去る4日、北の対南工作機構という‘労働党225号局’の指令を受けて、長期間韓国で工作したという疑惑でキム・某氏を検挙して自宅を捜索した。 ‘一進会’という名前で知らされた反国家団体の総責任者と言われるキム氏は、IT専門業者を設立運営してきた事業家だ。

同時に国家情報院は、去る4日から6日までキム氏の他に、10人の自宅と職場を急襲捜索した。 捜索にあった者らは、民主党前職党役員、仁川地域の労組幹部、統一団体前会員、キム氏の職場同僚と学校先後輩などだ。

国家情報院はさらに、6日には月刊‘民族21’主幹のアン・ヨンミン氏と、彼の父親のアン・ジェグ前慶北大教授の自宅に対しても捜索を実施した。 当初二人に対する捜査は‘一進会’事件とは別個と言われたが、最近になってやはり‘一進会’関連捜査と確認された。 20日拘束されたユ某氏が‘民族21’の監査を歴任、‘民族21’も北の指令により北の主張を宣伝扇動してきた、というのが国家情報院の核心的主張だ。

さらに国家情報院は、9日ホン・某韓国大学教育研究所企画室長が国家保安法を違反したと、研究所と個人事務室を捜索した。 ‘半額登録金’闘争を政策的に支援してきたこの研究所に対する捜索により、‘半額登録金’闘争に‘親北朝鮮・従北’というレッテルを付けようとしているという疑惑が出された。


●昨日まで合法だった言論取材、今では対南工作? ...野党弾圧論議まで

また、国家情報院は去る24日現職報道機関幹部のチョン‘民族21’編集局長の自宅と編集局事務室を押収捜索した。 国家情報院は、すでに永らく政府に許可を得て進行してきた海外同胞取材をも「国家保安法を違反」と指定した。

この報道機関編集局捜索は、軍事政権のノ・テウ政権時期の1989年、国家情報院の前身である安全企画部が、いわゆる‘北朝鮮訪問取材事件’を口実にハンギョレ新聞社の編集局を押収捜索してからは、今回が初めてだ。 言論界と法曹界では、編集局長個人疑惑を口実にして、報道機関編集局に公権力を投じて取材したファイルと関連資料を押収したことは、過度な捜査であり公権力乱用だと批判している。

国家情報院は最近仁川(インチョン)地域進歩陣営有力要人らに参考人調査に応じろと通知して事件が全方位へ拡大されているということを確認させた。


●これまでの捜査の唯一の証拠は、キム某氏のコンピュータ ファイル、しかし本人は黙秘中

現在の国家情報院が捜査を拡大する唯一の根拠は、キム氏に対する捜索過程で押収したデジタル情報、すなわちコンピュータ ファイルだ。

しかし検挙以後キム氏が今まで黙秘権を行使していて、彼のファイルの信憑性も立証されないうえに、たとえ実体があるとしても一個人が一方的に考えた内容を根拠に現職をはじめとする有力な人々を手当たり次第に捜査するのは‘前例がない無理で過度な捜査’というのが弁護士らの指摘だ。

民主労働党は仁川の二人の区庁長をはじめとして自党所属公職者と党役員に対する国家情報院捜査を、‘野党に対する政治弾圧’と規定して全党的に総力対応するという方針を固めた。 これに伴い、27日自党スポークスマンが国家情報院を糾弾する声明を発表、この日就任1周年記者懇談会を行ったイ・ジョンヒ代表も強い語調で国家情報院を批判した。

●‘一進会’事件の捜査対象には、民主党と民主労働党、労組幹部、統一団体前職会員、中小企業代表と会社員、言論人などいわゆる‘反MB連帯’の勢力圏とほとんど正確に一致、この事件の捜査が当初から政治的意図を持っていたという疑惑を呼んでいる。

反MB連帯の中心という野党がどのように対応するのかにより、今回の事件の展開様相が変わるという分析が説得力を持つ所以である。


民族21発行人・ミョンジン僧侶ー“こそ泥集団・国家情報院が・・・”

2011年07月30日 | 南域内情勢
民族21発行人ミョンジン僧侶

“こそ泥集団・国家情報院が無恥な強制捜査を...”

キム・ハンス記者|2011-07-29


‘民族21’の発行人であり前奉恩寺住職のミョンジン僧侶は、去る24日実施された国家情報院の‘民族21’押収捜索に対して“他国の使節団宿舎を無断で侵入、関係資料捜査して発覚した窃盗犯前科者集団の国家情報院が、無恥にも統一言論‘民族21’を押収捜索した”として
“韓国の民主主義と人権がどれほど後退、墜落したのかを世界に知らせた呆れ返る事態”と強く批判した。

ミョンジン僧侶は“国家情報院はイ・ミョンバクの便利屋センターであり興信所に転落した”として
“批判の声を物理力と法で防ごうとすることは、哲学がなく考えることすらしない政権の水準を赤裸々に見せた”と叱責した。

国家情報院が‘民族21’の在日同胞取材を国家保安法違反で問題視したことに対してミョンジン僧侶は
“取材する時ごとに統一部と国家情報院に報告して相談してきた。
南北が和解協力しようと行き来したことを、今になって言葉尻を捉えて公安事件に追い込むのは話にもならない”として
“私も総連代表会長とインタビューもしたが、それも問題なのか”と反問した。

ミョンジン僧侶は
“国家情報院は今、国家情報機関でなく大統領と政権のお手伝いでもする所に転落した”として
“それなりに仕事ができる人はみな離れてウォン・セフン院長と同じ権力を追う者らだけうようよしている”と嘆いた。

※ミョンジン僧侶と国家情報院の‘悪縁’

ミョンジン僧侶は去る3月奉恩寺を‘退出’、“ウォン・セフン国家情報院が奉恩寺に介入して退出圧力を加えた”と暴露して、大きい波紋を起こしたことがある。

“当時国家情報院が名誉毀損で訴訟すると大騒ぎしたが、まだ告訴をしていない。自信があるならば私を告訴しなければならないが、ウォン・セフンと国家情報院はそのようにする水準もならない“皮肉った。


感想②ー『非武装地帯に立つ』を読んで

2011年07月29日 | NPO三千里鐵道ニュース


常に真実を語り“ウソ”の無い真摯で素直なお人柄が滲んでいるように感じました。
珍しく“希少価値”に出会う悦びを感触されたのは、私一人に限らなかったことでしょう!
間違いなくあなたは“在日の誇り”であります。
民族の平和的統一と発展に向けて、尚一層のご尽力をご期待申し上げます。

                            白 東沢

以前から『NEWS LETTER 三千里』を通じて、その旺盛なご活動については存じ上げておりました。
加えて今回、都会長のご労作に接し、民族の時代を生きることの過酷さを、改めて認識した次第です。現在の国家社会システムによる不可避の事態として済まそうとしても、それを許さない迫力を感じました。
同じ社会に暮らすものとして、このエネルギーを何とか受け継ぎ、新しい社会の創生に向けて、研鑽を積まなければならないと肝に銘じたところです。

                                              伊藤 利勝(愛知大学)
              

防災-新しいパラダイム必要  “底流施設義務化しなければ”

2011年07月29日 | 管理人のつぶやき
★やっと収まりそうだ。長梅雨の後襲った豪雨で、河川氾濫、道路、地下鉄浸水、住居地域での山崩れなどで広い地域に甚大な被害をもたらし、60名を越える尊い人命が奪われた。清渓川を濁流が呑み込む姿に、息を飲んだ。
オ・セフン市長の進める漢江ルネッサンス、デザイン都市の脆さが、はからずも露呈した。
昨年李鳳朝先生と光化門通りを歩いた時、李先生は世宗大王の像や噴水、コンクリートづけされた風情を見ながら“私は賛成しない、樹木の茂っている方がよっぽど良い”と話していた。
以下、都市防災の専門家たちは…。N


防災-新しいパラダイム必要

“底流施設義務化しなければ”

[ハンギョレ]ユ・ソンヒ記者パク・ヒョンジョン記者イム・ジソン記者

例年行事になっている‘都市洪水’の解決策は何だろうか。
現在のソウル地域排水施設は時間当り75㎜を処理することができるように設計された。 したがってこの水準に近接したり越える量の雨が降る場合、排水施設の機能が麻痺する。

実際に昨年9月秋夕連休当時、光化門一帯が浸水した時、この地域に時間当り75㎜の雨が降った。

今回の集中豪雨で甚大な被害に見舞われた江南区・瑞草区の場合にも、降水量が時間当り各々72㎜と86㎜だと集計された。 二度も全部ソウル市の排水処理能力に肉迫したりこれを越えたのだ。

だが、現在の国内の洪水対応システムは相変らず過去の方式を抜け出せずにいる。専門家たちは全面的なパラダイムの再編を要求している。

金烏工大イ・ジェジュン教授(土木環境工学部)は
“米国は都市設計の時低い地帯には道路、高い地帯には住宅を作って、豪雨の場合道路を水路として使う”として
“我が国も今後新しい都市を建設する時、都市計画と防災計画を必ず連係しなければならない”と強調した。


ソウルのようにすでに完成された都市の場合、底流施設を拡充して、浸透ブロックを設置するなど、補完策を用意して都心浸水に備えなければならない。
ハン・ムヨンソウル大工学研究所雨水研究センター所長は
“雨水は捨てるのではない、集めるという概念により底流施設を増やさなければならない”として
“各家庭や公共施設に庭園を作る時、くぼみを作り雨水を集められるようにするとか、学校運動場周りにレンガを積んで雨が降る時水を溜めるなどが実例になる”と話した。
キム・スン韓国建設技術研究院博士は
“水が地中に入る隙間を作ることが必要だ”として“アパート駐車場など公共施設に浸透ブロックなどの素材を使うのも一つの方法”と提案した。

専門家たちは特に具体的防除システムを強制できる法的・制度的装置を用意するのが重要だと口をそろえる。
ハン・ムヨン所長は
“ソウル市をはじめとして50都市・郡が建物を作る時、底流施設を作ればインセンティブをあたえる内容の条例があるが、義務でないので守られない”として
“ドイツ一部の州のように建築物を許可する時、義務的に底流施設を設置するように制度を変えなければならない”と指摘した。

イ・ジェジュン教授は
“我が国は3~4年前ぐらい規制緩和をするとし災害影響評価をなくし、事前災害影響性検討協議会を置くようにしたが実効性が全くない”として
“米国のように災害影響評価を実施して問題がある場合、建築許可を出さないなど防災システムを法的に義務化しなければならない”と話した。

<民族21>編集局長とのインタビュー "疑惑があるならば、私を拘束せよ"

2011年07月28日 | 南域内情勢
<民族21>チョン・ヨンイル編集局長とのインタビュー

"疑惑があるならば、私を拘束せよ"

チョン・ヘギュ記者jhk@vop.co.kr
2011-07-28

“国家情報院捜査官は捜索過程で私に、なぜ結婚しないのかと尋ねました。
捜査官らは‘昔パルチザンが祖国と革命のために家族を捨てたように、信念を守るためには結婚もしないのか’と詰問しました。
… 公安の視線で見れば、一個人のすべての人生が疑わしいのです。”

国家保安法違反疑惑で尋問された<民族21>チョン編集局長が、27日本紙とのインタビューでこのように語った。

24日午後5時50分、国家情報院職員20人余りは、彼の自宅を急襲、その後麻浦区の<民族21>事務室に移動し、翌日明け方4時30分まで机、コンピュータなどを捜索した。

この過程で国家情報院職員は、金剛山温泉入場券6枚と金剛山観光食券25枚、取材手帳、個人のノートブックなど50点余りを押収した。

チョン編集局長によれば、国家情報院が提示した捜索令状には、彼が在日工作員チョ某氏に抱き込まれ指令を受けて活動した、北朝鮮労働党255局の指令を受けたいわゆる‘一進会’に抱き込まれて活動したという疑惑が記されていたという。

だが、この全ての疑惑に対してチョン局長は、“事実でない”、“言論弾圧をするために作り出した話”と一蹴した。

彼は“日本取材の場合‘補助要員’と称される総連幹部と事前に取材範囲、人物選定などの調整をしなければならない”として
“チョ某氏はその役割をする総連の国際局幹部なので会ったまで、他の理由はない”と話した。

引き続き
“チョ氏と会うのもみな統一部に事前計画書を提出した後に会った”とし
“さらにチョ氏は韓国内に4~5度訪問しており国家情報院関係者も会っている。 彼がスパイならば、その時捉えればいいものを、今になって私を捉えようとするのは理解できない”と付け加えた。

チョン編集局長が捜索を受ける前に、<民族21>前代表であり編集局長だったアン・ヨンミン氏も国家情報院の調査を受けた。 これで一つの言論機関の前.現職編集局長が、同じ嫌疑で国家情報院の捜査を受ける類例のない事態に至ったのだ。

これに対してチョン局長は
"<民族21>創刊以後、素朴な気持ちで平壌、金剛山、日本に行って取材活動を行ってきた10年が、容共、利敵の疑いを受け残念だ”として
“10年積み上げた報道機関の取材活動が‘北を利する’と見るならば、今後統一を追求する言論活動自体が萎縮するほかはない”と指摘した。


●<民族21>ー2001年創刊、南北交流と和合などに寄与してきた統一専門誌。 特にその間、制限的に伝えられた北朝鮮の実状を国内に生き生きと紹介する一方、日本で疎外される在日同胞、在日朝鮮人の権益を代弁する役割をしてきた。都相太理事長がハンギョレ統一文化賞受賞時、書面インタビューを掲載した。統一ニュースは200年創刊。

●<一進会>ーこれまでのスパイねつ造事件と酷似してきた。捜査は現在進行形、民主党内部までを含めた反MB関連人士が多く含まれている。首謀者と言われるイ某氏はインターネット関連の事業家。押収された彼のPCに保存されたデータが追及されているが、現在も黙秘を続けている、という。


水害対策に‘穴’…ソウル心臓部 1年ぶりに再び浸水

2011年07月28日 | 南北鐵道関連消息
★40度を越す猛暑も、自動車のボンネットをフライパン替りにしたチジミ風の「料理」を創作、とアメリカからのアメリカらしい便り。3.11の東日本大震災以後、地球規模で異常気象、対応不能な天災が報告されている。
 昨日KBSの流した映像を見ながら、ぼくはイムジン江の濁流を想像し、その先の北半部にも襲ったであろう豪雨に見舞われる惨状を想像した。N


写真ー江南駅付近の道路が浸水。車の屋根に乗り救助を求める市民。


水害対策に‘穴’…ソウル心臓部 1年ぶりに再び浸水

2011/07/27 イム・ジソン記者

天災ではない‘人災’

台風対策発表の二日後に光化門など都心 浸水
水害防止予算 5年間に641億→66億へ‘バッサリ’

二日間に降った雨で27日 ソウル、鍾路区、光化門広場と江南一帯など都心核心部が水に浸り、瑞草区、牛眠山では大規模な山崩れまで発生し、ソウル市の治水管理能力が俎上に上がっている。

特に昨年の秋夕(チュソク)連休の時に豪雨で浸水した光化門広場が今回も再び水浸しに変わり、ソウル市がまともな対応をしなかったために発生した‘人災’ではないかという指摘が出ている。
実際、昨年の秋夕連休の水害直後、専門家たちがソウル市内の下水管に構造的問題があり、雨水貯留槽など治水管理施設不足を指摘したが、ソウル市はそのような問題をいまだに解決していないことが確認された。
以下略

※ハンギョレサランパンから転載


感想①ー『非武装地帯に立つ』を読んで

2011年07月28日 | NPO三千里鐵道ニュース
★先月12日に開催された『朝鮮半島に平和を! 大討論会』を期に出版された表題の都相太随想集の感想が、TEL、FAX、はがき、封書などで寄せられている。以下順不同、敬称を略して、いくつかを紹介する。まずは昨日届いたFAXからーN


今、読み終えました。清涼感がありました。信念がよく見えます。

志を述べるのは比較的容易ですが、行動に移すには相当な困難を覚悟せねばなりません。

言葉で表現し、行動で実践的にそれを示し、更に「随想」という形式であれ、現在までの自己を文字化・客観化するのは、自己表現の全てに責任を負う、ということへの強い宣言でもありましょう。
                            
歴史学者 朴 鐘鳴


国家情報院、<民族21>編集局長の自宅.事務室を捜索

2011年07月27日 | 南域内情勢
★今年の5月頃「幸福な統一の話」の著者であり、<民族21>編集主幹のアン・ヨンミン氏にお会いしたことがある。40代、朴訥な感じのした言論人。MB以前北には20数回取材に行き、その都度書き残した取材ノートを基に前記本を執筆・出版。ぼくが為になる本、時宜を得た本と感想を述べるや、嬉しそうに「韓国でも売れています」とはにかんでいた。5月の訪日時、何か所での講演、東日本被災地での取材が主な目的と話していた。その編集主幹の次に、今度は編集局長を…。
今回東海同胞囲碁大会への関わりに圧力を加えて来た、えげつないある韓国領事の行為とも通じているのでは? 静かな日常が壊されそうな不気味さを憶える。以下の記事を書いた統一ニュース金致寛編集局長は、三千里鐡道10周年に随行記者として来日している。穏やかな彼にも、国家情報院の魔の手が忍び寄っているのでは? N


国家情報院、<民族21>編集局長自宅.事務室押収捜索

"公開的言論活動が容共利的疑惑.. 惨たん"

2011年07月26日(火)金致寛
ckkim@tongilnews.com


国家情報院は、24日午後6時から翌日明け方4時30分まで, チョン・ヨンイル<民族21>編集局長の自宅、<民族21>事務室に対して強制捜索を実施した。
報道機関に対する捜索令状執行は非常に異例なことだ。

国家情報院が提示した捜索令状には、チョン編集局長が在日工作員に抱き込まれて指令を受け暗躍した、北朝鮮労働党225国の指令を受けたいわゆる‘一進会’に抱き込まれて活動したという疑惑が指摘されていた。

チョン編集局長は“コンピュータ ハードディスクとUSBのような電子機器はもちろん、しおりにささった領収書の一つまできれいに持っていった”として
“合法的に活動する報道機関の現職編集局長をも押収捜索したのは初めてのこと”と話した。


これに先立ちアン・ヨンミン<民族21>編集主幹は、父親アン・ジェグ先生(統一運動家・統一ニュースに自伝的手記が連載中-訳者)と共に去る6日に自宅の捜索にあっている。その後も26日までに四回、国家情報院に出頭して調査を受けている。

アン・ヨンミン編集主幹に対する自宅の捜索当時には、<民族21>の事務室に対する捜索はなく‘一進会’関連疑惑適用可否もなかった。 しかし国家情報院は、以後の出頭調査過程で‘一進会’との関連性にも疑惑、調査し始めた。


チョン編集局長は“ひとまず、調査に堂々と臨んで潔白を明らかにする”として“29日出頭する予定”と話した。

<民族21>編集局は“今回の捜索はアン・ヨンミン主幹に対する捜索と、また他の次元で<民族21>事務室自体に対する捜索という点で、深刻な挑発”としながら
“捜査当局が初めから描いた絵のとおり組み合わせる捜査のような感じを強く受ける”と批判した。


一進会とは?
国家情報院が去る9日、韓国大学教育研究所企画室長のホン某氏の事務室押収捜索過程で提示した令状に、事件名を‘一進会’と名付けた。





東海同胞囲碁大会、開催 ―②

2011年07月26日 | NPO三千里鐵道ニュース
去る7月24日、名古屋の中部日本棋院において、久々の同胞囲碁大会が開催された。
数年前ワンコリ囲碁大会が開催されたことがあった。確かそれ以来。
通知文に審判長として金ヒョンジョン3段の名前が載っていた。17年前日本に来た少女の「日本でのお父さん」と自任する都相太理事長にとって、慶事! ぼくにも電話があり、一緒に参加することになった。
大会は11時に始まった。10代から80代までの棋士100名近くが、高段者、有段者、級位者に分かれ対戦、その他も女性戦、児童戦に別れて行われた。

初戦は共に突破、次の対戦までしばし休憩していると、都さんが深刻な表情でぼくを手招きした。
「南さん、今日審判長入れ替わった理由、知っている?」
突然の質問に、何か起こったことを予感したが、次のことばを待った。確かに開会式で紹介された審判長は金ヒョンジョン3段の夫君・中根8段と紹介された。

都相太さんの話では、名古屋のある韓国領事から電話で、圧力がかかって来たとのこと。その囲碁大会には関わるな、と。

その話を伝え聞いて「日本でのアボジ」は、こんな理不尽なことがどこにある、と怒った。そして仔細を彼女から聞いていた。

都相太さんは、このままにはしておけない、今後こんなことが度々起これば、それこそ
本国政府の出先機関が在日の分断に奔走しかねない構図が出来上がるかもしれない、と語っていた。 N

回顧ー「朝鮮半島に平和を!大討論会」  ⑥ 2部ー出版記念会

2011年07月25日 | NPO三千里鐵道ニュース
2部は隣のサンルートホテルに場所を移し、都相太随想集『非武装地帯に立つ』出版記念会が行われた。著者の古希を迎える年でもあり、先輩・知人・友人はもとより、親族総出の祝いの場になった。
当ブログでも既に紹介、ニュースレター18号にも写真が紹介されている。
その日を回顧しながら、再度掲載する写真一枚を選ぶとしたら、やはりこの写真。
著書のあとがきにも記されているが、三千里鐡道はまさに稀有な、しかし普段着の在日二世・都相太の生き様から醸し出された運動体であることは、周知の事実!
著者の祖父母、父母から血と骨を受け継ぎ、異国にいながらこれだけの血と骨を残し育て、三千里と孫たちの未来に思いを馳せる著者の決意と活動があってこそ、今日があることを確認してくれる1枚である。

著書のあとがきに以下の一節がある。

「11人の孫たちが成長し、いつかこの本を手にして、祖父はこのように考え、このように生きて、一生を終えたと伝えるのも役目なのかと考えるようになった。
この大震災直後に生まれた11人目の孫娘は障害を持って生まれた。つい先日、心臓の大手術で今は面会もできない。アメリカ在住の3人の孫娘は子供から少女にむかっている。
愛する孫たちよ、境界を軽々と越えよ、境界を大きくまたげ、それは君たちが生き行く道であると祖父は確信する。」

最後まで出版を躊躇した著者は、この言葉を残すために出版を決意したように思える。N