NPO法人 三千里鐵道 

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ソウル市長選、隠れた主役は?

2011年10月30日 | 管理人のつぶやき
★選挙にこれほど生活を支配されたことはない。正式選挙戦に突入する前から、時々刻々サイトとTVニュースをチェックしてきた。
大きな山場は韓国IT界の寵児でもあるアンチョルス氏の意外なアナログ的メッセージ…。そして選挙結果に見る20、30代と50、60代の驚くべき意識の格差…。
IT強国が、来年の選挙の行方を大きく左右しそうな変数は?…次の記事が参考になりそうだ。N



"選挙期間,ツイッター1億件、政界地図も変える"

キム・サンマン記者| hermes@mediatoday.co.kr


来年総選挙と大統領選挙でツイッターが'キングメーカー'になる?

去る10月11日から選挙運動が終えられた25日の間のツイッターデータを土台に、ある世論調査機関がデータ分析内容を行った。

選挙運動期間ナ・ギョンウォン候補に関するツイッターは53万件余り、パク・ウォンスン候補は45万件余り。 実際の選挙結果とは反対に、ナ候補を言及したものはパク候補より8万件余り多かった。

なぜ選挙結果は逆になったのか。
その理由はツイッターの内容にあった。
ナ候補を言及した53万件余りは、大部分ナ候補に否定的な内容だったが、 反面パク候補に関連した内容は肯定的な内容が大多数であった。

ナ候補とパク候補とを比較したグラフを見れば、10月19日~21日三日間、ナ候補関連は2倍以上急増した。この期間はナ候補の'1億ウォン皮膚クリニック'イシューがさく烈した時期だ。
またこれは言論で、ナ候補の支持率がパク候補に追いついた、逆転したという記事が出た時期とも重なる。

●補足

当選確実の夜ソウル市庁前広場での挨拶で、新市長パクウォンスン氏は市民に向けて「…相手の
誹謗中傷に遭ったときメディアになってくれ、私を守ってくれた」と感謝した。
MBが最初に制圧したKBS、そして独占的保守言論に、立ち上がった市民の武器は…。アラブで起こった激しい怒りとは異なる、ソウルでの静かな市民革命にもITが介在した事実を、もう誰も否定できない。
新市長の最初の決済事項は、小学生の無料給食、前市庁がポピュリズムと非難し拒否し続けた案件だ。
当選翌日から地下鉄通勤をする新市長、もう市民運動家ではない。既得権者に支えられた狂信的な保守右翼が跋扈する韓国・ソウル、何事も起こらなければ良いのだが。

趙ヨンス50周忌記念学術討論会、開催ー統一ニュース創刊11周年

2011年10月30日 | 南域内情勢
写真ー2008年再審で無罪確定を報じた

民族日報を継承し2000年創刊された統一ニュースが、11月3日学術討論会を開催する。
1960年4.19以降、日本から本国に戻り民主化と民族統一を目指した趙ヨンス氏は1961年民族日報を創刊した。しかし朴チョンヒの5.16軍事クーデター勢力により、3ヶ月で廃刊、逮捕され、同年12月21日にソウル刑務所で死刑が執行された。当年32歳。
2008年再審で無罪確定、裁判では国家による犯罪を認め国家賠償を命じた。

6.15宣言の産んだ月刊誌「民族21」関係者が先日国家保安法に問われたが、同じ時期に創刊された統一ニュースにも累が及ぶのではないか、と憂慮されていた。

どのような討論会になるのか、今後の進歩的言論の気概が示されるのではないのか、と推測される。
NPO法人三千里鐵道にも、出席要請があったが、都相太理事長名の花輪だけの参加にとどめた。N




ソウル市長選ー新市長挨拶

2011年10月27日 | 南域内情勢
★昨年の6月2日正午近く、この広場でハンミョンスクを支持する市民がほぼ勝利を確信し
“オセフン、市長室を空けろ”と叫び喜び合った。翌未明江南の開票結果が出ると、逆転僅差で
オセフンが市長に再選された。

昨日11時集計は投票率も高くパクリードと、それが午後2時の集計では差がつまり、パクのキャンプに危機感が漂った。午後6時からホワイトカラーの30代が投票場に詰掛け列を成し、8時の出口調査でパク9ポイントリードの報が…。しかし当選確実ではない。翌未明12時過ぎに当選確実の報を見て寝床に着いた。
今朝中日新聞にも載っていた。

分析、評論はぼくの任ではない。昨日ソウル広場の興奮を、皆さんと一緒に味わいましょう。
以下、「民衆の声」からの抜粋!N



                27日午前2時-ソウル広場に喚声

                  "市民が勝利した"

                            イ・スンビン記者


27日明け方、パク・ウォンスン ソウル市長当選者が支持者らの前で感謝の挨拶をした。

0時30分頃パク・ウォンスン候補が登場すると、市民はまず当選したパク・ウォンスン新任市長にケーキを伝達した。パク・ウォンスン市長はケーキを分け合って食べ、勝利を祝った。
市民はロウソクのあかりを高く上げて、パク・ウォンスン新任市長を迎えた。

パク候補はまず

"私は今回の選挙を市民たちの祝祭のような選挙を夢見たが、…中傷宣伝が乱舞した"
"しかし折れなかった。 真実が偽りに勝った。 市民が勝った"
叫んだ。

彼は

"今回の選挙を通じてとても幸せだった"としながら
"野党圏指導者が一つになり勝った。 互いの違いや差を越えて、イ・ミョンバク政府とオ・セフン市長の失政を克服して、一つの価値で一つになって勝つことができた"と強調した。

パク候補はまた、共に選挙を行った民主党、民主労働党、国民参加党、創造韓国党など野党圏を取り上げ
"差を克服して連帯すれば勝つことができるということを見せた。 何より市民の皆さんが今回の選挙の主人公だ"
と話して大きい拍手を受けた。

彼は引き続き
"何も持っていない私に3日間で39億を用意してくれ、組織のない私に乳母車部隊が助けてくれた。色々な言論が私を攻撃する時、市民の皆さんがメディアになって私を守ってくれた"としながら
"市長から大統領選挙へと、(誰かのように)決して欲を出しません。私は新しい世の中を作るため、 土建行政でなく人間の時代を拓くために(市長選に)出た"
と当選の所感を述べた。

パク候補は
"ヨンサン惨事のような残酷なことがこの地に起きないように、飢える子供たちが阻害されないように、貧しい年配の方らの家が停電・断水で苦しまないように、人間の尊厳をを守るために最善を尽くす"
と強調した。

引き続き"明日からソウル市庁に出勤する"としながら"電車で、地域内バスで出退勤しながら、庶民と共に生きる市長になる"と明らかにした。

最後にパク候補は
"市民の皆さんにプレセントします"として
"ソウル広場は市民の皆さんのもの。光化門広場とソウル広場は、今後許可制でなく、皆さんが思う存分休息し集える場所にする。 市民が市長の時代を開く"と高らかに宣言した。


ソウル市長選ージェドンのギャグ的祝賀挨拶

2011年10月27日 | 南域内情勢
★家内はジェドンを現代版キムサッカッと評する。流浪の詩人は、こよなく民を愛し権力を憎み風刺し続けた。どこかで祝杯を上げ、市民の中に紛れ込んだジェドン。すぐに壇上に押し上げられ…。N


27日午前2時-ソウル広場に喚声

"市民が勝利した"


10・26ソウル市長補欠選挙に出馬した野党圏単一候補のパク・ウォンスン候補が、ソウル市長に確定した瞬間、市庁前広場で開票結果を待っていた市民は、大きな歓声に包まれた。

市民は'私たちが勝った','市民が勝利した'と喜びを満喫した。
ナ・ギョンウォン候補の敗北認定が伝わるや、市庁広場に集まった1千人の人波は大きな叫び声を上げてお互いを励ました。

11時50分頃放送人キム・ジェドン氏が市庁広場に姿を表わした。 キム氏は市民らの度重なる要請に舞台に押し上げられた。

"酒飲んで来ました。
この瞬間からパク・ウォンスン候補は私たちの敵です。 権力をにぎればコメディの対象になります。 パク・ウォンスン候補に、市長の椅子がどこからきたのかはっきり知らせます"

キム氏は多少上気した表情で市民らに、パク・ウォンスン候補をよく'監視'することを頼んだ。
キム氏は引き続き"権力に向けて市民が、ふざけるなと言えたことが、何よりうれしい"としながら
"とても誇らしい。… 国会議員も全員非正規職!"として冗談を言った。

三々五々集まり始めた市庁広場は、約2千人余りの人波に膨れ上がった。



安哲秀院長の激励メッセージ全文

2011年10月24日 | 南域内情勢
安哲秀院長の激励メッセージ全文

1955年12月1日、木曜日でした。

米国、アラバマ州の'ローザ・パークス’というある黒人女性が会社帰りにバスに乗りました。

暫くして狭苦しいバスに白人乗客が乗るとすぐにバス運転手は彼女に席を譲ることを指示しました。

彼女はこれを拒否して、逮捕され、裁判にかけられました。

だが、この小さい動きは多くの人々の共感を呼び、米国の黒人人権運動の大きい転換点になりました。

黒人に法的参政権が与えられたのは1870年でしたが、黒人が白人と共にバスに乗るにはそれから85年がさらに必要でしたし、その変化を引き出した力はまさに小さい“行動”でした。

後に彼女はこのように話します。

“私にはいつも日と同じ日でしたが、大衆の参加がその日の意味を変えた”

“選挙”はまさにこういう“参加”の象徴です。

私は今私たちが新しい時代を開いていく変化の出発点に立っていると考えます。

それで今回の市長選挙は
金持ち対庶民、
老人対若者、
江南と江北の対決ではなくて、

保守対進歩の対立では、より一層、あってはならないと考えます。

私は今回の選挙では特に、理念と政派の壁を超えて、対立でない和合を引き出すことができるのか、

誰の言葉が真実なのか、
また、誰が“過去でない未来を話しているのか”を問う選挙でなければならないと考えます。

それで私は、55年前の黒人女性‘ローザ・パークス’のように、私たちが‘その日の意味を変える’行動に出なければならないと考えます。

選挙参加こそ市民が主人になる道であり、原則が便法と特権に勝つ道であり、常識が非常識に勝つ道なのだと考えます。

私もやはり千万市民のひとりとして
当然私の一票の権利を行使しますし、
早朝に投票場に出て行くでしょう。

皆さんも私とともにしてくれることを心から求めます。
ありがとうございます。

安哲秀拝

maneappa

ソウル市長選D3-いつも保守の切り札は、「従北左派攻勢」

2011年10月23日 | 南域内情勢
★ある機長が国家保安法違反容疑で逮捕された。思想が不穏、乗客を乗せたまま北に亡命するかも知れないと。選挙戦の微妙な時期を狙ったこの発表の狙いは?
冷戦は終わって久しい。時代錯誤の中に彷徨う朝鮮半島の現実が、忌まわしい。N


ハンナラ-朝中東保守言論
「従北左派攻勢」、選挙時の慢性疾患あらわに

コ・スンウ専門委員| konews80@hanmail.net

2011-10-21

ソウル市長選挙日まで後3日、ハンナラ党と朝中東が連日従北、左派攻勢の大合唱だ。
選挙時に必ず再発する守旧勢力の慢性病だ。

ハンナラ党はパク・ウォンスン野党圏候補の国家保安法廃止、米軍基地拡張反対運動などを‘従北’と追い立てながら、色攻勢をしかけている。 朝中東も連日‘従北操縦士’(北に亡命するかも、と予備拘束した事件、魔女狩りと非難殺到)に対する記事を吐き出しながらハンナラ党に相槌を打つ。

ハンナラ党のある議員は21日
"パク・ウォンスン氏は国家保安法廃止、民主主義と社会主義は共存することができるという主張している"
と非難した。

…以下略

選挙は祭りでなければならない。
選挙を通じてお互いの差を確認し、有権者が選択するようにしなければならない。
冷戦時代イデオロギー次元の攻勢を武器を振り回し、相手を倒すという発想は捨てるべきだ。
歴史を見れば、民族はどんな政治イデオロギーよりその生命力が長い。 この点を深く考慮し、理念を民族より前面に押し出す害悪は中断されなければならない。


追記-味わい深い次のコトバ、ご覧ください。

“過去の歴史は私たちに
‘成功するためには正しくない道を行かねばならない、正直では成功できない’
という誤った観念が形成されてきた。
このような意識、このような文化を変えずには、次元の高い社会発展も、歴史発展も不可能だ。
正直で誠実に生きていく人、正々堂々と勝負する人が成功する社会を作らなければならない。 人間の自尊が羽ばたく社会、原則が勝利する歴史を、私達の子供たちに継がなければならない。
これが私の切実な希望であり、政治をする理由だ”。(ノムヒョン)








案内ー西條紀子スケッチ展

2011年10月21日 | NPO三千里鐵道ニュース
東京神田神保町すずらん通り・檜画廊(電話ー03-3291-9364)において、西條紀子さんのスケッチ展が開催される。最寄の方は、是非ご覧ください。

日時 24日(月)~29日(土)

※昨年は名古屋で開催、三千里鐵道関係者も駆けつけましたが、…早一年。西條さんのお人柄が偲ばれる案内の絵葉書を見ながら、お元気なお姿を思い浮かべています。N

豊橋・窓の会ー都相太氏講演

2011年10月21日 | NPO三千里鐵道ニュース
20日午後1時30分から豊橋市松葉公園近くの会場で、窓の会の定例会が開かれた。
入会間もない都相太理事長が、「三千里鐵道の目指すもの」と題した講演を行った。40名近い会員が参加する中、訥々と語り始めた。自身の生い立ちから始まり、三千里鐵道のこと、ハンギョレ統一文化省受賞のこと等…。
1時間ほどのスピーチの後、腰痛が疼き始めたので退席した。出席者の胸に届いたのだろうか、気にしながら…。

ここからは、この日名古屋からわざわざ来られた姜春根氏の談。
先日ある日本人の会合でスピーチ、こちらの一方的な話しに響いてくるものが感じられなく、実は今日も気にしていた。都相太氏は実に普段着の語りで、出席者の耳にも十分届いたようだ。
講演後司会者の指名で、全員が感想、質問など述べられたが、豊橋の知性が集結しただけあって意識の高さを感じさせる発言が続いた。質問への都相太氏の応えも、平衡感覚の備わった見事な対応であった。唯一の在日からの入会だそうで、今後日韓、日朝の様々な溝を埋めてくれそうだ。
語りに華やかさはないが、人の心を掴むすべを心得ているようだ。その面ではもう達人の域に達しているようだ。
行ってよかった、と携帯で語っていた。N

緊急寄稿ーパク・ウォンスンは、‘反MB-野党圏単一候補’をより鮮明に!

2011年10月20日 | 南域内情勢
★選挙戦もはや終盤戦に突入!当初の予想に反し、互角・薄氷の進行だ。流れを変える切り札は? 世論調査のプロの提言を載せる。N


[緊急寄稿]
ソウル市長補欠選挙戦略の修正を勧告する


パク・ウォンスン キャンプ、
‘反MB-野党圏単一候補’に切り替えよ


イ・ジュノ(社会動向研究所責任研究員)

入力2011-10-19


「民衆の声」は先週金曜日、“パク・ウォンスン、このまま行けば負ける”という記事を掲載した。
そうだ。 このまま行けば負ける。
パク・ウォンスン候補が競争候補に比べて劣るからではない。民主党をはじめとする野党圏の組織力量がハンナラ党に押されているからでもない。 支持者らの情熱や世界的流れ等どれをとっても野党圏に不利でない。

ただ問題は‘戦略’だ。

パク・ウォンスン マーケティングの代わりに‘MB暴政審判’に集中しなければならない

社会動向研究所(STI)が行った世論調査によれば、パク・ウォンスン候補はまだ反ハンナラ党有権者層を吸収することができずにいる。
ハンナラ党支持者らの83.8%がナ・ギョンウォン候補を支持する反面、民主党支持者中パク候補を支持する比率は80.5%に終わっている。 民主労働党支持者の13.6%もまだ支持候補を定められずにいて、支持政党がない‘無党派’層からもやっと60.7%に終わった。

これは全面的にメッセージの問題だ。

選挙でメッセージは有権者に候補を支持する理由を提供する。 今までパク候補は‘新しい変化’、‘市民が主人’、‘変化の適任者はパク・ウォンスン’というメッセージを繰り返してきた。

もちろんパク候補が名望家、成果をあげた市民運動家であることは確かだ。
しかしパク候補は‘安風’が吹く前には候補支持度が5%に留まった。 認知度が低かったという点を考慮しても、‘スターダム(stardom)’に上がったと見るには難しい。
堅固でない人物競争力は、選挙序盤ナ候補側のネガティブ キャンペーンを圧倒するほどの‘逆風’を作り出すことができないでいる。

変化、市民主権のような概念が、具体性に乏しい点も問題だ。 必ず投票をするべきだとの切実な心を呼び起こしにくいということだ。

●問題は、パク・ウォンスン候補が現在の薄氷の競争になった原因、状況をよく理解できないでいるということだ。

ナ・ギョンウォン候補がパク候補と超薄氷の競合ができるようになった理由は、‘全野党陣営単一候補’という進歩改革陣営の総結集に反発した伝統的な保守層の総結集効果にある。

ナ候補の支持者は、去る住民投票ですでに投票訓練を経た有権者であり、これによって今回の選挙はそのどの選挙より激しい超接戦の陣営投票につながると予測された。


●「反イ・ミョンバク」という‘価値’こそ拡張可能な最大値の戦線


‘反イ・ミョンバク-汎民主単一候補’というフレームは、現時点で最も強い有権者の公憤を触発させる。この価値フレームは‘イ・ミョンバク政権審判’に同意する有権者の支持と参加の幅を拡張させるという点で、毀損されてはいけない基本戦略だ。


今回の選挙を控えてハンナラ党が最も恐れたことは‘イ・ミョンバク政権審判論’だった。

いわゆる‘回顧的投票’、すなわち執権勢力に対する評価投票は、金持ちらの利益のために強圧統治に没頭してきたイ・ミョンバク政府としては対応できなくならざるをえない。
このような時に執権勢力が持ち出すのが‘人物論’だ。 長官や国務総理をした人物を前に出して“実力のある候補”、“予算を取ってこれる候補”と宣伝する。

今回は‘大きい人物論’の代わりに、相手候補を引き降ろすネガティブ キャンペーンが登場した。やはり従来の‘人物論’の変形戦略であり、‘政権審判論’を希薄にさせることが最終目標だ。

…だから反ハンナラ党有権者層を吸収するための唯一のメッセージは、‘MB審判’になる。 パク・ウォンスンを支持して野党圏の勝利に歓呼する準備ができている有権者に‘MB審判’を一貫して訴えなければならない。



●下へ! 下へ! 組織選挙戦で勝負を!

組織戦略での変化も必要だ。

ソウルは普通8個の圏域に区分される。 社会動向研究所の調査によれば、パク・ウォンスン候補はいわゆる4大圏域ーすなわち民主党区庁長が当選したし地方議会で野党圏が多数を占める圏域でも、ナ・ギョンウォン候補に逆転を許した。


現在のような超薄氷選挙が続くと仮定すれば、野党圏優勢地域でどれくらい票差を広げられるかが勝敗のカギになる。
いわゆる‘江南3区’の票の集中現象は、昨年6.2地方選挙と今年住民投票で十分に証明された。 もう少し遡れば2008年ロウソクのあかり政局で広がったソウル教育長選挙でも進歩は‘江南3区’の票の集中で敗北した。

したがって東大門-中浪-城東-広津、城北-江北-道峰-蘆原、九老-クムチョン-永登浦、冠岳-銅雀に繋がる4大圏域で、野党圏は全力をつくして投票率と得票率を高めなければならない。

投票率と得票率を高めようとするなら地域の民主-進歩勢力全体が総結集し、‘組織選挙戦’に転換されなければならない。
10.26は平日の水曜日。世論調査上の何 %/を越えるのに重要なのは、表意結集力だ。

現在のパク・ウォンスン キャンプは超薄氷選挙戦で、最後に勝利を握ることができる組織戦態勢が整っているようには見えない。

最大の危機要因が、これだ。
伝統的な得票方式で、民主党の骨格組織だけで勝利できると信じる瞬間、負けることが首都圏選挙の特徴だ。

パク・ウォンスン キャンプの‘頭’は汎民主陣営が総結集した超豪華版マンモス選挙対策本部だが、実際現場で走り投票を訴えなければならない‘脚’には、力がない。 選挙キャンプ上層に名望家を備えても、現場の連絡事務所に下りて行ってみれば、今回の選挙がどこから狂いだしたのかすぐ分かる。
 走らなければならない人が走っていれば、選挙戦の半分は勝利したと言われる。 2012年総選挙走者をはじめとして区庁長、市会議員、区議員候補が前面に出て、野4党と市民社会が共に走り、また有権者一人を得るために明け方から夜まで市民らに会っているのか?

現在は民主党だけを中心に構成された選挙連絡所体系だ。他の野党、草の根市民社会陣営は消極的参加にとどまっているようにも見える。

…いわゆる‘静かな選挙戦’を標ぼうした現在の遊説戦だが、現選挙戦を科学的に分析、反映した戦略の転換的検討も必要だ。

‘静かな選挙戦’は果たして、鋭敏な民心をひきつけられるか。
1:1組織戦は、組織力量が総動員される。支持者らの自発的な結集と熱狂的な歓呼が消え選挙戦を傍観したとき、悪夢は繰り返される。そのことを危惧する。


●●●
パクが勝つでしょう。知り合いの殆どは、そう予想する。だが、ぼくは最後の最後まで信じられない。そんなぼくを、この記事は、そうだそうだと一々納得させる。
「民主主義は目覚めた市民たちの組織された力」
ノムヒョンの墓碑に刻まれたこのことばがが蘇る。…ソウル市民の覚醒度は、10.26に審判が下る。N

「三千里鐵道が目指すもの」-都相太理事長講演のご案内

2011年10月19日 | NPO三千里鐵道ニュース
豊橋に「窓の会」という団体がある。団体と言っても綱領、規約を定めメンバーを縛るような団体ではない。豊橋在住の学者、教授、企業家、団体責任者等が親交を深め情報交換する場だ。月一回(?)の集いを開催、自由に議論しその内容は後に月報にまとめ会員に配布する。
この会に都相太理事長も誘われ、入会した。

先日の定例会では原発問題をテーマにした。今回は入会挨拶代わりに表題のタイトルで、都相太理事長が小一時間ばかりの講演をすることになった。

場所 豊橋カリオンビル5F 松葉公園手前
時間 2011年10月20日(木)
午後1時30分~

「窓の会」事務局を担当するM氏は、部外者でも参加費500円払えば聴ける、と。
問合せは 090-2683ー8627まで

世論調査速報ーナ・ギョンウォン45.2%、パク・ウォンスン45.0%

2011年10月17日 | 南域内情勢
★楽勝(?)ムードが、一転超緊迫した状況になった。この世論調査、「民衆の声」が依頼して行った結果だ。以前にも「民衆の声」は、トップ記事でこのままでは負けるかも、と警告したが…。原因は色々だが、保守層の危機意識の共有と結束の威力が、まだまだ侮れないことを証明した格好になった。後は投票率アップ(若年層の積極参加)に頼るしかなさそうだ。N


ナ・ギョンウォン45.2%、パク・ウォンスン45.0% -'超薄氷'勝負

ヒョン・ソクフン記者radio@vop.co.kr

入力 2011-10-17

10・26ソウル市長補欠選挙に出馬したハンナラ党ナ・ギョンウォン候補と野党圏単一候補のパク・ウォンスン候補が,誤差範囲内で'超薄氷'勝負を見せている。

<民衆の声>が社会動向研究所に依頼して15,16日二日間、ソウル市民1000人を対象に実施した世論調査結果、ナ・ギョンウォン候補が45.2%、パク・ウォンスン候補が45.0%と調査された。

特に今回の世論調査で'必ず投票する'という積極的に投票層では、ナ・ギョンウォン候補49.6%、パク・ウォンスン候補45.8%で格差が一層広がった。ナ候補は50代(56.9%)と60代以上(69.5%)で強く、パク候補は20代(49.4%)と30代(62.9%),40代(52.5%)で支持を受けている調査された。

パク候補は20代、30代、40代年齢層で10%p以上の格差でナ候補をリードしているが、ナ候補は50代と60代以上年齢層で20%pを越える大きい格差でパク候補をリードし、世代間支持候補が克明に分かれるた。


政党支持率はハンナラ党40.0%、民主党21.6%、自由先進党2.7%、民主労働党2.5%、国民参加党3.9%を記録した。

社会動向研究所キム・ヨンヒョン常任研究員は
"この場合相対的に投票率が低い若い層の支持が強いパク・ウォンスン候補が、実際投票では不利ではないかと展望され、若い層の投票率により勝負が分かれるそうだ"と分析した。


都相太理事長一行、ソウル市長選の現場に遭遇

2011年10月17日 | NPO三千里鐵道ニュース
先々週の8日(土)、都相太理事長一行(KISオム校長、康宗憲氏)は
コリア国際学園の韓国内後援会組織を模索するために訪韓した。
まず大漢門前で李鳳朝先生と待合わせた一行は、林東源、丁世鉉先生らと合流し
久しぶりの会食、談笑したとのこと。
※後援会会長(顧問?)を円光大学総長である丁世鉉先生が快諾されたそうだ。

写真はその後、ソウル市長候補パク氏が、ある野外のティーパーティーで演説をしているところ。
携帯で撮ったので少々ボケているが、在日がソウル市長選を目撃した貴重な写真だ。
40,50名の集まりで、非常に和やかな雰囲気だった、と都理事長は話した。
その場で、海外同胞政策に対する考えを質問したそうだが…。

世論調査の結果は芳しくない。ソウルに知合いのいる方は至急メール、電話して投票行動を促そう!N

パク・クネ-ムン・ジェイン‘総・大統領選挙予備戦’ー釜山で激突

2011年10月16日 | 南域内情勢
写真ーパク・クネ前ハンナラ党代表とムン・ジェイン、ノ・ムヒョン財団理事長

★今回の補欠選挙は全国42箇所で戦われる。ソウル市長選だけがクローズアップされているが、より先鋭的な選挙区がプサン市東区。その意味するところは…。N


パク・クネ-ムン・ジェイン‘総・大統領選挙予備戦’ー釜山で激突

[ハンギョレ]ソン・チェギョン化記者


登録:20111014


10・26釜山東区庁長再選挙で次期大統領選挙走者のパク・クネ前ハンナラ党代表と、野党圏のムン・ジェインノ・ムヒョン財団理事長の激突が表面化している。

釜山東区庁長選挙は来年総選挙・大統領選挙を控え、釜山慶南(PK)の民心を占う点で、与野党がソウル市長選挙に劣らない総力戦を広げている。

●パク・クネ前代表が先制攻撃に出た。
パク前代表は前日ソウル市長選挙を支援した後の14日、釜山東区を訪問し、チョン・ヨンソク ハンナラ党候補支援活動をした。
ムン・ジェイン理事長も週末からイ・ヘソン民主党候補応援遊説をする予定だ。

釜山市企画管理室長出身のチョン・ヨンソク候補、ノ・ムヒョン政府国政広報処長出身のイ・ヘソン候補は、現在接戦様相だ。

去る7~8日釜山文化放送の世論調査でチョン候補とイ候補は、各々22.4%、17.6%で誤差範囲内の4.8%ポイント差。 公認に従わずハンナラ党を離党したオ・ギョンヒ・イ・ジョンボク無所属候補が、ハンナラ党票を分け合っている。

東区でのハンナラ党と民主党の接戦は、最近釜山貯蓄銀行事態と新空港白紙化、韓進重工業解雇事態などで、政府・与党に険悪なムードであることに間違いはない。
イ・ミョンバク大統領が先月29日釜山を訪問し“任期中にできることをすべてする。 ‘さびしい’という話しはしないでほしい”と言ったのもこのような背景からだ。

特に東区には、釜山貯蓄銀行本店がある。 また、ノ・ムヒョン前大統領が13代総選挙で初めて国会議員に当選したのも東区で、アン・チョルス ソウル大融合科学技術院長もこの地域の釜山高等学校出身だ。

ハンナラ党のある重鎮議員は“釜山東区は尋常でない。 東区を渡せば、来年総選挙・大統領選挙でも釜山・慶南が野党圏に渡る”と話した。

パク前代表が東区を応援するのは、こういう危機感の中にあって伝統的票田を守り‘ムン・ジェイン風’を鎮めようとする意図と見える。

釜山は去る2008年18代総選挙でハンナラ党公認に反発して親パク無所属のまま出馬した6人が当選した程に‘朴の旋風’威力が強いところだ。

パク前代表はこの日東区で6時間を留まり老人福祉館二ヶ所と、露天市場、障害者作業場などを訪問した。
彼女はキム・オクチュ釜山貯蓄銀行非常対策委員長にも会って
“大株主の隠匿財産を必ず捜し出し、貸し出し資産も徹底回収することに最善を尽くさなければならない。 ”と督励した。

●ムン理事長もイ・ヘソン候補の後援会長を引き受けて週末から出撃する予定だ。 ムン理事長は“東区を変えれば、来年総選挙と大統領選挙地図を変えることにつながる”としながら、早目にイ候補支持を宣言した。

常任共同選対委員長のキム・ヨンチュン民主党最高委員は
“ムン理事長は釜山で認知度だけでなく好感度も高い”
“徹底してハンナラ党審判論で選挙を行うだろう”
と話した。