散歩の時に見つけた

東京都内を散策しますが、こんな所にこんな物がと再発見します。写真等を添えて記録します。

戸田茂睡の墓(奥山庭苑)

2012-09-18 06:35:16 | Weblog
    

       

 浅草寺境内の奥山庭園中央にあり、大正8年に東京府の旧跡に指定されています。父は徳川

忠長の付人渡辺忠で、寛永6年(1929)駿府場内で生まれました。下野国で過ごし、その

後江戸に出て伯父戸田氏の養子となり、岡崎藩本田家に仕えます。  

 その後浅草や本郷に隠棲し、余生は風雅を友としました。古典の研究を行い、公家の間に伝

えられた伝統的な歌学が、師の歌説に門弟が盲従することに反対して、歌学の革新を主張し、

国学の先駆となりました。著書に「百人一首雑談」などがあります。「塵の世をいとふ心の積

もりては 身の隠れかの山となるらん」と詠み、隠れ家の茂睡と時の人々に呼ばれました。