散歩の時に見つけた

東京都内を散策しますが、こんな所にこんな物がと再発見します。写真等を添えて記録します。

久米平内堂 (浅草2丁目)

2008-09-05 07:51:54 | Weblog
 

 伝承によると、久米平内(くめのへいない)さんは剣術に秀でており、多くの人を

あやめて来ました。後年その供養のために、浅草寺内の金剛院に住んで禅にうちこ

んだといいます。臨終の時自分の姿を石に刻ませ、人々に踏み付けてもらって罪の

償いをしたいと仁王門付近に埋めました。その後、石像はお堂に納められたとつた

えられます。  

 この「踏付け」が「文付け」に転じ、恋の仲立ち役の神様と崇拝されて今日に至

っています。「縁結び奉納箱」が設置されて、恋の願いを入れることができるよう

になっています。毎月6日には投函された願文を、浅草寺で成就のお焚きあげを行

っています。罪の償いのため踏付けてもらおうと思った平内さんは「うーむ 恋の

悩みもたいへんなものだのう」と感心しているかもです。