絹撚糸屋さんからの電話。「定量計りが誤作動して、バラバラの製品になっている。」
絹撚糸屋の場合は、コーンアップの重さ管理が特に厳しく、捲き上がったコーンを
もう一度、一個一個「計り」の付いたワインダー箇所で巻き返し、すべて530gに揃える。
その為には、昔から使われている「天秤ハカリ」にちょっとオーバー捲きの糸をのせれば
530gピッタリの処で天秤が動き、電気が通ってカッターが作動する装置を使っている。
当然、捲き返しでワインダーに溜まった糸は、結び目の多い二次製品となるが
それはそれで、撚糸屋の出目としての価値にもなった。ところが原糸の入荷がシビアになり
時には不足入荷?もあると言う。だから出荷製品の管理は撚糸屋の死活問題。
合繊関係では糸量オーバーは当然と考えられがちだったが、最近の極細繊維の対応には
それなりの問題がある。たとえば50Dと150Dでは3倍以上の糸長誤差がでる。
極細繊維ゆえに、リール定長では誤差が出やすく、それにも増してベアリング管理が
難しい現状?になり、発生した誤差は産廃処分の量を増やすのみ。
設備投資が可能?な工場では、「デジタル計り」による定長管理を見てきた。
これは、何g減ったところで糸を切ったりモーターを止める装置。デニール計算が出来れば
誤差は極端に少ない。只、検査協会のシールを張った秤を何錘も揃えることが大変な経費。
「一睡だけなら、がんばってもらえば・・」なんて、自分も興味のある装置をお世話
できるチャンスと思いイソイソと工場へ。
まずは点検。ところが、ここで不良個所を発見してしまう。確かに天秤棒は軽く動いているが、
原因は、何の為に張ったか解らないガムテープの糊?。粘着質が微妙に天秤のタイミングを
狂わしてしまう。だからオーバー誤差もバラバラ。
原因が解かれば、ムダな経費は必要ない。
せっかくのデジタルの仕組みをじっくりと勉強出来ると思ったチャンスも消えてしまった。
もちろん、儲けも・・・
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もう一度、一個一個「計り」の付いたワインダー箇所で巻き返し、すべて530gに揃える。
その為には、昔から使われている「天秤ハカリ」にちょっとオーバー捲きの糸をのせれば
530gピッタリの処で天秤が動き、電気が通ってカッターが作動する装置を使っている。
当然、捲き返しでワインダーに溜まった糸は、結び目の多い二次製品となるが
それはそれで、撚糸屋の出目としての価値にもなった。ところが原糸の入荷がシビアになり
時には不足入荷?もあると言う。だから出荷製品の管理は撚糸屋の死活問題。
合繊関係では糸量オーバーは当然と考えられがちだったが、最近の極細繊維の対応には
それなりの問題がある。たとえば50Dと150Dでは3倍以上の糸長誤差がでる。
極細繊維ゆえに、リール定長では誤差が出やすく、それにも増してベアリング管理が
難しい現状?になり、発生した誤差は産廃処分の量を増やすのみ。
設備投資が可能?な工場では、「デジタル計り」による定長管理を見てきた。
これは、何g減ったところで糸を切ったりモーターを止める装置。デニール計算が出来れば
誤差は極端に少ない。只、検査協会のシールを張った秤を何錘も揃えることが大変な経費。
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まずは点検。ところが、ここで不良個所を発見してしまう。確かに天秤棒は軽く動いているが、
原因は、何の為に張ったか解らないガムテープの糊?。粘着質が微妙に天秤のタイミングを
狂わしてしまう。だからオーバー誤差もバラバラ。
原因が解かれば、ムダな経費は必要ない。
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