土曜日の夜7時からフジテレビ系列の番組で、「潜入リアルスコープ」っていう、バラエティのような教養的な番組をやっている。2日前のその番組の中で、日本で販売されている春雨は中国産ばかりだが、数少ない国産春雨「戎はるさめ」というのが紹介されていた。奈良食品という会社が作っていて、製造場所は奈良県桜井市、なんと私が住んでいる奈良県内ではないか。番組では、原材料の国産デンプンの混ぜ合わせから、麺状に加工、さらに天日干しまで、はるさめの製造過程が紹介されていた。これほど手間がかかっているモノとは知りませんでした。
そうなると、どんなものなのか、食べたいと思いますよね。でも奈良食品のホームページに行ってみると、通販では売っているけど、一般のスーパーにはあまり卸していないらしい。通販で、春雨ばかりを大量に買うのは、ちょっとねえ。一度、この国産「戎はるさめ」を食べてみたい、と思っていたら、なんと放送の次の日に、近所のスーパー、ハーベスの店内で「戎はるさめ」の70グラム入りを発見したよ~。もちろん直ぐに購入しました。70グラム入りで159円です。中国産の春雨に比べるとちょっとお高いですけど。
で、妻はさっそく炒め物に使った。袋から取り出してみると、そんなに透明感はない。むしろ、ちょっと濁っているのかな。そしてはるさめの炒め物が、食卓に並べられました。箸で触った感触としては、結構しなやか。で、一口食べてみると、もっちもちして柔らかい。ええっ~、春雨って、こんなにいい食感があったんだ~、と驚きました。中国産のパサパサした春雨とは、段違いのおいしさ。この国産の「戎はるさめ」は、炒め物には最適です。なんというのかな、はるさめ自体が出汁も吸っていて、はるさめに旨味が染み込んでいるのです。中国産春雨だと、ただはるさめのしこしこ感があるだけで、旨味との一体感はない。大したものです、この「戎はるさめ」は。とってもおいしいから、一度買うと、やみつきになりそうです。「戎はるさめ」はハーベスという奈良や大阪のスーパーで売っていますよ。