さんでんじです。

ブログで思いのまま、自分なりの感想も含めて、発信します。

対応が悪すぎる、家電量販店。

2010-12-04 13:08:38 | Weblog
父親が10年以上も使っている、充電式の簡易掃除機が動かなくなった。以前も、中のヒューズが飛んで動かなくなり、その時は、父が自分自身でヒューズを取り替えて、動くようにしていた。しかし、今回はヒューズを替えても動かなくって、中の配線のどこかが切れたらしい。直らなかったら捨ててもいい、ということで家電量販店に持ち込んだ。

で、先日、父と妻と一緒にその家電量販店に行った。で、修理のカウンターに案内されて。90歳の父と妻が座った。私は店内をうろうろと歩く。いつもは客の少ない店内も、かなり客は多く、ほとんどがテレビ売場にいる。そして、係員と相談する姿も多い。エコポイントの駆け込みで、客が多いのだ。10分ほど過ぎて、カウンターに様子を見に行くと、父と妻がまだ座っている。私はさらに、デジカメ売場で、様々な機種を手に取り価格を見比べながら、また10分が過ぎた。カウンターに行くと、やっと対応がはじまったようだ。で、2分ほどで手続きがあって、掃除機を預けて終了した。妻の顔を見ると、なんだか怒っているような。どうしたの、と私が聞く。お父さんがいるから、あとでね、と妻が答える。

父をマンションに送り届けてから、妻の話がはじまった。カウンターで待たされ続けた妻は、じりじりしたのか「まだですか」と声をあげたという。で、やっと係員が対応したらしい。で、掃除機を差し出し、係員がいろいろとチェックしている。で、その時の係員のつぶやきが妻に聞こえたらしい。「こんなん、古すぎてもうあかんわ。ぜったいなおらへんわ」と、つぶやいたらしい。で、父がここにヒューズが入っていて、以前は取り替えたことを説明したらしい。すると、係員の対応がサッと変わった。このじいさん、詳しい。生半可なことをいうと、ヤバイ。とでも思ったのでしょう。その係員は、客がおばさんとじいさんだから、ちょっと疎かにしたんですね。それから、20分近く待たせる場合は、「お待たせします」とか、「もうすこしお待ちください」とか、声を掛けるべきなのですよ。とにかく、妻は「ジョーシンは対応が悪すぎる」と頭に来ていた。ジョーシンも関西資本だから、ひいきにしているのに、これじゃ~客が離れて、ヤマダやケーズに行っちゃうよ。残念だな~、ジョーシン。ま、この時期って、11月末で家電のエコポイントが大幅に縮小されて、それで駆け込み需要が多くなり、修理の客など相手にしたくなかったのでしょうね。妻は二度と、ジョーシンを利用しないでしょうね。

三条通りの道路拡幅事業は、大失敗だ。

2010-12-04 00:55:48 | Weblog


今日、奈良に行って、いつもは奈良町の方を歩くのだけれど、久しぶりに三条通りを歩いてみようかと、妻と向かった。安らぎの道を過ぎてから、三条通りに入り、しばらく西に歩く。歩いているうちに、通りの雰囲気になにか空々しさを感じてきた。なにか商いから伝わってくる人の温かさのようなものが、全くない。そうだ、この区間は道路幅を広げて、建物を後退させている。もし、賑わいの街づくりのために、道路を広げたとすれば、それは逆効果だ。様々な街でも、道路を広げて賑わいを取り戻そうという試みはあった。しかしそれはことごとく失敗している。誰かが言っていた。道路を広げて、栄えた街はなし。

道路拡張で広げた通りを振り返ると、奈良らしさはみじんもない。拡がった通りの片側に立つと、よく解る。その通りの店の表情はしっかりとつかめるのだが、反対側の店の表情はうかがい知れない。距離が遠すぎるのだ。道を歩いてきても、反対側の通りにめぼしい店があっても、目に入らないかもしれない。いい店、と思っても、反対側までまた通りを横切るのは面倒と考えるのが常だろう。失敗しましたね。人をとどめる工夫をしなきゃならないのに、人をスイスイ歩かせることになっている。街路樹を植えるというが、これも視線を遮って、却って逆効果。

ま、今のところ、JR奈良駅側から、やすらぎの道で、拡張工事はストップしているから、いいようなものの。全部広げちゃったら、空虚な歩道が出来上がるだけ。そりゃ、土日や祭の時は混むだろうけど、平日は虚しさが募りますよ。拡張工事のおかげで、老舗の店もいっぱい撤退したんだろうな、残念なことだが。ありきたりの専門店が増えたって、少しも楽しくない。昔ながらの漬物屋さんとか、墨や筆を売っているお店があってこそ、奈良らしさなんだから。道路拡幅事業は、明かな失敗です。もし、あなたの街でも、せっかくいい感じの街並みがあるのに、それを削って道を広げたら、街が発展するよ、というのは大間違いですから。

で、まだ道路が拡がっていない、いつもの通りを歩いていると、なんだかホッとします。両側のどちらのお店の顔もしっかりと見えます。店の心遣いや温かさが、しっかりと伝わってきます。ところで、ある商店主は、通りがにぎやかになってくれるのを期待するしかない、として拡張工事の用地買収に応じたという。奈良の人って、自ら動くのではなく、動かされるままってのが多いのですね。奈良の商売は、大仏商売といわれています。ただじっと座っているだけで、何にもしなくても、観光客がやってくるからそれで良かったのです。今はそんなのじゃ、商売は成り立たちませんよね。販売促進の行動も必要です。ネット社会ですから、ホームページや、ブログのひとつも必要なんですね。奈良の商い人、どうか大仏商売から脱却してくださいね。あなたのお店で、奈良を賑わせてください。