さんでんじです。

ブログで思いのまま、自分なりの感想も含めて、発信します。

最近の漫才は、うるさいだけや。おもろないわ。

2010-12-13 02:04:30 | Weblog
今日、父のマンションに行った。その時、ちょうど父はテレビを見ていて、若手芸人の漫才を映していた。動きも大きいし、話す口調もがなりたてている。はっきり言って、うるさいだけ。で、父もすぐにテレビを切った。父は、新聞を広げながら、この漫才師も亡くなったなあ、と。漫才の正司敏江・玲児で、コンビを組んでいた玲児さんが亡くなったことを指している。そういえば、この人たちからですよね。どつき漫才という、舞台であばれまわる漫才を始めたのは。それからコント55号かな。

父は、昔の漫才が面白かったことを思いだしたように言う。エンタツアチャコは最高によかったな。ダイマルラケットもよかった。いとしこいしなんか、面白かったな。あははは、私には遠い記憶です。いわゆる、しゃべりく漫才です。そういえば、いとしこいしのがっちり買いましょう、なんてテレビ番組もあった。5万円、3万円、1万円、運命の分かれ道。なんてフレーズが頭の中に残っている。うん、オリエンタルのマースカレーってのがあった。固形のカレーがあって、別にチューブの樹脂ボトルにマンゴーなどのエキスが入っていたと思う。だから、ちょっと高かったけれど、母にマースカレーをおねだりしたこともあった。でも、おいしかったよね~、マースカレー。オリエンタルって会社、今でもあるのかしらん。

で、確かに考えてみた。最近テレビで、漫才の番組ってのもないし。かつて、NHKの深夜で、若手芸人の漫才バトルってのがあったような。でも、やっぱり、若い人向けだよね。いわゆる伝統的な、漫才というものが、最近というか、私自身は、この数十年、見たことがないですね。その話術が、なんだか若者狙いになっていって。たとえば、90歳の父には、受け入れられなくなっている。そりゃ、私だって、今日的な話芸はご勘弁願いたい。おりしも、M-1グランプリは、今年で最後となったらしい。若者も、年寄りも、万人が楽しめる話芸って、どこへ行ったのでしょうね。近年は、バラエティ番組ばかりが目立ちます。そんな番組に芸人が引っ張り出されて。きっと、芸の追求に、疎かになったのかも。父の言う、最近の漫才は、うるさいだけや。おもろないわ。その言葉は、的を射ています。お年寄りは、やっぱり、昔的な漫才が好き。その芸に追いつかない芸人さんが多すぎるのかも。テレビ局にも問題があるのかも。ま、今日の笑点くらいは、楽しめたのじゃないかな。