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円卓 こっこ ひと夏のイマジン

2014年07月30日 | あ行 日本映画
どうも、この監督は相性が悪く、「いい!」と思ったことがなかったので、スルーしようと思っていたのですが、聞こえてくる評判がなかなかよくて、んじゃ、やっぱ見てみないと!と思ったのでした。結論!見なきゃなんない作品ではなかったけど、見てもよかった。

何と言ってもこっこの友達というか、よき理解者たる隣人のぽっさんです。いい!とってもいい。少年というより、すでになんかの域に達してる仙人みたいな子供。奔放で、若干わがままで、こうと思ったら突き進んでしまう女の子、こっこのいいブレーキ役になってます。

こっこちゃんは、日常の生活の中で、変だと思ったことや、気にかかったこと、初めて聞く言葉に敏感に反応しちゃう。いいですよ~。子供に大事なもんは好奇心ってやつです。これがなくっちゃ。そして、人と違うもの、特別なものが大好き!でも、こっこちゃんはいかんせん、平凡、中流、真ん中あたり。。。いやいや、あーーたは十分トクマルだと思いますが、その好奇心からいろんな世界が見えてくるのであります。

この辺の展開がとっても良かった。どうした?いつもの監督の感じじゃないぞ・・・。

若干変な人や、ちょーーっとデリケートな部分も描かれているのですが、子供だから何のてらいもなく突っ込める問題もあって、在日三世を心からかっこいい!!と言えるのは、やっぱ子供ならではだよなあ~と思ったのでした。あの時の人と垣根を作らない、自然な気持ちを持ち続けていたら、人間もよっぽどまともな生き物になるんじゃないかと思ったのでした。

蚊に刺される自由研究はやめた方がいいと思いますが、太陽の塔を裏側から見て、あの辺が舞台なのね~と。小学生を狙ったとんでも悪質な事件がありましたが、夏休みに子供が外で遊ぶのを心配しなければならないような世の中は、絶対に間違ってる!と強く思ったのでした。映画の感想とはまったくかけ離れてますが。

芦田愛菜ちゃんってのは、改めてすごいと感じさせられました。いっとき、飽きられた感があったような気もしますが、こういうやんちゃな奔放な役させても、これまたちゃーーんと演じちゃう。彼女はこの路線がいいかと思います。

◎◎◎○

「円卓 こっこ ひと夏のイマジン」

監督 行定勲
出演 芦田愛菜 伊藤秀優 青山美郷 入江甚儀 丸山隆平


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2 コメント

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芦田愛菜ちゃん (rose_chocolat)
2014-08-10 17:10:03
すごかったですね。
彼女の実力はこういう作品に出るような気がします。
成長しても本格的な女優になってほしいですね。
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>rose_chocolatさま (sakurai)
2014-08-11 21:22:17
なんつか、すでに老成してるってか、自分をどう見せたらいいのかちゃんとわかってるって、すごい子ですね。つくづく。
いろんな役柄に挑戦していただきたいです。
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