グッド・バッド・ウィアード

ときは１９３０年代。中国は満州に、さまざまな思惑を持った奴らが集まってくる。どいつもこいつもウソン・・いや、間違い・・・ウサン臭そうな奴らばかり。

日本軍の持っていた地図をめぐって、賞金稼ぎと、ワルと、コソ泥が絡み合うのだが、この際細かいところは割愛します。

とにかく全編、ウソン様のかっこよさに、脳天勝ち割られました！！！見ている間、気を失いそうになりましたひょおおお。。。。

ぜーぜー、落ち着け、落ち着け・・・・・あーー、落ち着けない。あまりにかっこよくて。

ビョンちゃんのワルぶりは、かなりイッてましたが、あれはあれでなかなかの佇まい。いいですよ。ウソン様の引き立て役として、ぴったり。かなりのワルなんで、首にかかった賞金もお高い。



でもって、閑話休題的なコソ泥のガンホさん。うーん、よかったですね。さすが、監督との息もぴったり。ガンホさんだけ、馬に乗ってないのですが、あれには理由があるんでしょか。

でも、意外に身のこなしは素早いし、さすがいい味出してます。ほんでもって、なるほどねえ、の展開。たぶん、半島では鳴らしたんでしょうが、日本の植民地となったのが、その数年前。きっと複雑な思いでこうなった・・・なんていうシリアスな部分はすべて忘れて、彼の出番で、映画の張りつめた部分に、少々遊びが入ります。ここ、大事です。

でもって、すべてはウソン様でしたぁ。『MUSA』で、２，３度、昇天しかかりましたが、今回は本当にかっこよかった。マジに、掛け値なしに、あーーーなんて素敵。
完全に壊れてます。

あの銃をくるっと回転させたり、一騎当千の走りの存在感。あーー、こんな映画を見れて、あたしは幸せです。

話に言及はしませんが、あながち、らしくってそこもツボでした。あの頃の満州と言えば、結構な輩が集合していたわけで。満州で爆殺された張作霖なんてのもいましたが、彼ももとは馬賊でしたからね。



ということで、ウソン様をたっぷり堪能して、一日中にへにへしてました。もっかい行こうっと！！

◎◎◎◎（すべてはウソン様の点です）

『グッド・バッド・ウィアード』

監督　キム・ジウン
出演　ソン・ガンホ　イ・ビョンホン　チョン・ウソン　リュ・スンス　ユン・ジェムン