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場末のバーで歌うのは落ちぶれたカントリー歌手、バッド・ブレイク。名前が表すようにほとんど壊れかかっているが、歌は一流。彼の歌を今も喜んで聞く人たちのために、ずたぼろになりながらも歌う。
かなり酒でやられている。どうみても不摂生を絵に描いたような生活を送っている。酒とたばこをひと時も離せないが、新曲が出ない彼の才能を惜しむ人も多い。
今日も今日とて、ドサ廻りをしていたときに、サンタフェの地元紙のインタビューを受ける。記者はシングルマザーのジーン。一目見て彼女に惹かれたバッドは、飾らない態度と、子供に対する優しさで、彼女の気持ちもつかむ。
何の目的もなく、ただ過去の歌を歌うだけの日々は止める。彼女の家族のために生きたい・・・。そう思った矢先に事故に逢い、思惑通り、ジーンの世話になる。この家族となら生きていけるかもしれない。前に進んでいけるかもしれない。しかし、どうしても酒を手放すことができない。今までずっとおれの脇にいたのは、この酒瓶だ。
そして、酒で大失敗を犯してしまう・・・。ジーンに放され、自分にも愛想を尽かすが、ここで酒とたもとを分かつことを決心する。そして・・・・。
ということで、オスカー受賞のジェフ・ブリッジスの最高の演技を堪能!!歌のうまさは折り紙つきだが、カントリー歌手という味わい深い歌声が見事にぴったり。渋い節回しと、哀愁たっぷりの声は、カントリーにそうそうなじみがなくても、じわっと染み入る。さすが。
決してかっこよくなく、弱く醜い面を惜しげもなく見せてくれるジェフのひとつひとつの仕草がたまらなく男臭くていい。
再生の物語だったが、何より大事なのはとにかく自分の意志。しかし、それを支えてくれるもののありがたさを十二分にわかっていながら、また踏み出せないでいるもどかしさが痛いほどにわかる。「おっさん、がんばれよ!」と、周りは簡単に言えるんだけど、その「がんばれ」のひとことが、本人にとって、どれだけずっしりとくるものなのか・・・。
ジーン役のマギー・ギレンホールのお母さんぶりがとってもいい。若いころから様々な役で出ていたが、顔立ちのせいか、年齢より上に感じることが多かったが、年相応になってきて、なんかいい。
そして、ロバート・デュバル!!さすがの貫録。味のある歌声まで披露してもらってねええ。
ちょっとびっくりは、コリンの歌のうまさ!!どうしてもアメリカのカントリー・ボーイには見えなかったが、歌のうまさに免じて許す!
オスカー受賞の時のジェフの満足げな顔が印象的だったが、それもうなづける。素敵な作品だった。
◎◎◎◎●
「クレージー・ハート」
監督・脚本・製作 スコット・クーパー
出演 ジェフ・ブリッジス マギー・ギレンホール ロバート・デュバル コリン・ファレル
かなり酒でやられている。どうみても不摂生を絵に描いたような生活を送っている。酒とたばこをひと時も離せないが、新曲が出ない彼の才能を惜しむ人も多い。
今日も今日とて、ドサ廻りをしていたときに、サンタフェの地元紙のインタビューを受ける。記者はシングルマザーのジーン。一目見て彼女に惹かれたバッドは、飾らない態度と、子供に対する優しさで、彼女の気持ちもつかむ。
何の目的もなく、ただ過去の歌を歌うだけの日々は止める。彼女の家族のために生きたい・・・。そう思った矢先に事故に逢い、思惑通り、ジーンの世話になる。この家族となら生きていけるかもしれない。前に進んでいけるかもしれない。しかし、どうしても酒を手放すことができない。今までずっとおれの脇にいたのは、この酒瓶だ。
そして、酒で大失敗を犯してしまう・・・。ジーンに放され、自分にも愛想を尽かすが、ここで酒とたもとを分かつことを決心する。そして・・・・。
ということで、オスカー受賞のジェフ・ブリッジスの最高の演技を堪能!!歌のうまさは折り紙つきだが、カントリー歌手という味わい深い歌声が見事にぴったり。渋い節回しと、哀愁たっぷりの声は、カントリーにそうそうなじみがなくても、じわっと染み入る。さすが。
決してかっこよくなく、弱く醜い面を惜しげもなく見せてくれるジェフのひとつひとつの仕草がたまらなく男臭くていい。
再生の物語だったが、何より大事なのはとにかく自分の意志。しかし、それを支えてくれるもののありがたさを十二分にわかっていながら、また踏み出せないでいるもどかしさが痛いほどにわかる。「おっさん、がんばれよ!」と、周りは簡単に言えるんだけど、その「がんばれ」のひとことが、本人にとって、どれだけずっしりとくるものなのか・・・。
ジーン役のマギー・ギレンホールのお母さんぶりがとってもいい。若いころから様々な役で出ていたが、顔立ちのせいか、年齢より上に感じることが多かったが、年相応になってきて、なんかいい。
そして、ロバート・デュバル!!さすがの貫録。味のある歌声まで披露してもらってねええ。
ちょっとびっくりは、コリンの歌のうまさ!!どうしてもアメリカのカントリー・ボーイには見えなかったが、歌のうまさに免じて許す!
オスカー受賞の時のジェフの満足げな顔が印象的だったが、それもうなづける。素敵な作品だった。
◎◎◎◎●
「クレージー・ハート」
監督・脚本・製作 スコット・クーパー
出演 ジェフ・ブリッジス マギー・ギレンホール ロバート・デュバル コリン・ファレル
ちょっと困るけど、あれもこれもいい、あの役もこの役も、すべてぴったり。
心からそう思える役者さん。
クレイジーハートでやっとアカデミー賞ってのが信じられないけど、でも、心から嬉しかったです。
演技と歌のうまさで2度美味しい映画でした。
惚れた女と別れてもなおあの態度。真似できねぇぇぇぇ!(笑)
しかしコリンとのセッションは凄かったです。ウチのところのその時の撮影の動画を貼ってあるんですが、そりゃファンだって大喜びですよね。盛り上がる盛り上がる!
ジェフ・ブリッジス演じるバッドは、
本当にジェフ自身のことじゃない?
と思うくらい何かハマっていましたよね。
そしてコリンですが、彼がここまで
歌唱力があるとはぶっ飛びもんでした♪
元々上手いのは定評だったようで、、、、。
知らないのは私たちだけ?なのかも。
今までのあれもいい、これもいい!でしたが、この役に集約できる、みたいな。
演技ももちろん、歌もたっぷり堪能できたおいしい一本でした。うん、よかった。
とっても素敵でした。
ジェフはもちろんのこと、この映画でおいしかったのは、コリンだったかもですね。
ちょっと好きになりましたって、単純だわ。
それは知りませんでした。
あっちの方は、本当にタレント性豊かで、タレントっていう言葉の意味をちゃんと伝えてると思いますわ。
もちろんジェフもそうですが、今回ははまりまくってて、見ごたえありました。
どこぞの女が自分探しの旅をするより、現実の足元を見て再生した男の物語でしたよね(爆)
コリンの濃い顔は苦手なんですけど、それは置いといてもホント、器用な役者さんです!
長いキャリアのジェフもお見事ですが、コリンも良かったと思いました。
ホットしましたが、妙に背伸びをするでもなく、自分なりにまた立ち上がる!無理のないいい設定でした。
コリンのファンって、あんまり聞かないのですが、いるんでしょうね。
でもこれで好感度アップです。