迷宮映画館

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隠し砦の三悪人

2008年05月27日 | か行 日本映画
こちらもジャニーズですので、写真はなし。

オリジナルは、見たかどうかも記憶にないくらい昔に、一度だけ見た覚えがあるが、中身はさっぱりおぼえていない。

ということで、結構新鮮に臨めた。一番良かったのは、さっぱし期待をしなかったこと。つらつら映画を見てきて、映画をどうのこうの勝手に言ってるが、映画とは、総合的なものだということがよくわかってきた。

何度も流れる予告。予告を見ながら、自分の中で物語を構築していく。予告の作り方も、映画会社の姿勢が表れるもので、総合的な評価に入ると思う。

配役、監督、本、音楽、何を売りにしているのか、その辺の売り方への姿勢も大事だ。観客に期待をもたせ、その期待に十分こたえることができるのか?あ、、リメイクやん、それも黒沢の・・。じゃあ、期待度は・・・。という心構えも大事な要素。

今までの監督の作品からの流れも当然大事だ。こういうジャンルの映画を撮ってきた監督だから得意な分野だろうな、と思わせるか、どうもパっとしなかったからなあ、と思わせるか。

それらを全部ひっくるめて、本編の臨むわけで、やですねえ、監督さん。ごくろうさまです。見る方は勝手にこき下ろすわけですよ・・・・。

で、今回のこの映画。この監督の作品で、今までうなったものはありません。おまけに男性陣からのものすごいブーイングが聞こえてきそうですが、映画の役では最近とんといい役に恵まれず、さっぱり光らない長澤まさみちゃん。

おまけに黒沢のリメイク。うーん、期待しろ!という方が無理な要素の中で鑑賞。で・・・・。

面白かったです、とっても。なかなかよくできてた。素晴らしい(は、言い過ぎだな・・)。戦国時代、国境を接する三つの国の関係もすっきりわかります。群雄割拠、弱肉強食の時代に、死ぬか生きるかの賭けにでて、あとは野となれ、山となれ状態。

だらだらと前置きが長くなったが、やっぱ映画は、期待度から予告から、音楽、その他もろもろ全部含めての総合的なもんだなと、つくづく思った次第。それで今回は勝利を収めた樋口氏だったのでは。

突っ込みどころは山ほどあるが、一応封印。でも一つだけ。戦国時代に、天守閣のあるような城はない。そこだけ一つよろしく。
『クレヨンしんちゃん あっぱれ戦国大合戦』見ると、勉強になるよ。

◎◎◎●

『隠し砦の三悪人』

監督 樋口真嗣
出演 松本潤 長澤まさみ 椎名桔平 宮川大輔 國村隼 阿部寛


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4 コメント

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Unknown (mariyon)
2008-05-28 09:06:33
リメイク版を見たあと、
クロサワのも見かえしました。
改めて面白かったです。迫力ありました。

リメイク版がどうこうはないですが、
なんか、登場人物がちょっと綺麗すぎるかな?

一番良かったのは、主役を二つに分けたので
阿部ちゃんが三船そのものをする必要がなかったこと。椿との一番違うところだと思います。

ま、阿部ちゃんの不死身ぶりは、香港映画並みでしたが・・・。
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>mariyonさま (sakurai)
2008-05-28 11:41:33
この間、BSでやってたとき、見逃してしまったんですよね。
今度、ちゃんと見ますわ。
昔の映画は、台詞がちゃんと聞き取れないのが欠点です。
椿はなかったことにしましょう・・・・。

「戦国自衛隊」のときも、途中の経過全部パスで、突然助かる!シーンがいっぱい。
この監督の癖だと思います。かなりの面倒くさがりや?
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セリフがぁ (ひらりん)
2008-06-14 01:14:37
脚本と映像は、迫力があって見ごたえあったと思いますが、
松本潤と長澤まさみのセリフに違和感アリ・・って感じがしましたよーー。
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>ひらりんさま (sakurai)
2008-06-14 23:12:09
そこはほら、松潤と長澤まさみ・・・・と言うことで。
その辺もはなっから、長澤まさみだからなあ、と思って見てたのがよかったのかもです。
なんてこと行ってると、ファンに怒られそうです・・。
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