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『ココシリ』とは、チベット語で「青い山々」、モンゴル語で「美しい娘』を意味するそうな。中国の辺境、チベット近辺の青海省の辺り。その毛は高級織物の織り糸となるチベット・カモシカの生息地。角の凛と伸びた姿は美しく、酷寒の気候にさらされた毛皮は、暖かく、金になる。
かつては百万頭も生息していたチベット・カモシカは密猟によってその数を激減させる。貧しい高山での暮らしは容易ではない。かつては草原だった地は砂漠化し、生業を失った農民たちがやむを得ず、カモシカの皮を剥ぐという現状も痛いほど伝わってくる。
密猟によって一万頭ほどに減ってしまったことに憂いを感じた人々が、無給でパトロール隊を結成する。それがただのボランティアで出来るようなパトロールではない。標高4000m以上、想像を絶する寒さと空気の薄さ。その中で追いつ追われつの死闘が行われる。
パトロール隊の一員が密猟グループに殺されたことを聞きつけた北京の記者が、このことを記事にするためにパトロール隊に加わるのだが、当初の甘い考えから一転、日に日にたくましくなり、いつの間にやら狩人の目になっていく。
川をはさんで、密猟隊と対峙したパトロールの隊員たちは、いきなりズボンを脱ぎ始める。一体何事?と唖然とするのだが、濡れてしまって命を落とす事と直結。酷寒の中であろうと、裸足で川を渡るのがごく普通のことなのだとわかる。本当に命がけの捜索なのだ。
追い詰めた密猟隊を見ると愕然としてしまう。貧乏神にとりつかれた様なくたびれた男達。こんなことはしたくない。でも喰うためには仕方ないんだ。密猟グループのリーダーも「人間の命とカモシカとどっちが大事だ?」と言い放つ。そこにあるのは本当に生きるか死ぬかの日々なのだ。
男と女の仕事の境界はかなりなくなりつつあるが、これこそは男の世界だ。2週間以上車の中での生活、薄い空気、酷寒の中、何の見返りもない仕事。ただこの美しい自然を守るてために命を削って挑もうとるとする男達の生き様だ。その壮絶さは背筋が寒くなった。
『BIG RIVER』と続いて見たのだが、アメリカのグランド・キャニオンも人を寄せ付けない過酷な姿を見せる。しかし、『ココシリ』を見てしまっては、甘い!としかいいようがない。これは凄い。久しぶりに鳥肌ものの映画を見た。
かつては百万頭も生息していたチベット・カモシカは密猟によってその数を激減させる。貧しい高山での暮らしは容易ではない。かつては草原だった地は砂漠化し、生業を失った農民たちがやむを得ず、カモシカの皮を剥ぐという現状も痛いほど伝わってくる。
密猟によって一万頭ほどに減ってしまったことに憂いを感じた人々が、無給でパトロール隊を結成する。それがただのボランティアで出来るようなパトロールではない。標高4000m以上、想像を絶する寒さと空気の薄さ。その中で追いつ追われつの死闘が行われる。
パトロール隊の一員が密猟グループに殺されたことを聞きつけた北京の記者が、このことを記事にするためにパトロール隊に加わるのだが、当初の甘い考えから一転、日に日にたくましくなり、いつの間にやら狩人の目になっていく。
川をはさんで、密猟隊と対峙したパトロールの隊員たちは、いきなりズボンを脱ぎ始める。一体何事?と唖然とするのだが、濡れてしまって命を落とす事と直結。酷寒の中であろうと、裸足で川を渡るのがごく普通のことなのだとわかる。本当に命がけの捜索なのだ。
追い詰めた密猟隊を見ると愕然としてしまう。貧乏神にとりつかれた様なくたびれた男達。こんなことはしたくない。でも喰うためには仕方ないんだ。密猟グループのリーダーも「人間の命とカモシカとどっちが大事だ?」と言い放つ。そこにあるのは本当に生きるか死ぬかの日々なのだ。
男と女の仕事の境界はかなりなくなりつつあるが、これこそは男の世界だ。2週間以上車の中での生活、薄い空気、酷寒の中、何の見返りもない仕事。ただこの美しい自然を守るてために命を削って挑もうとるとする男達の生き様だ。その壮絶さは背筋が寒くなった。
『BIG RIVER』と続いて見たのだが、アメリカのグランド・キャニオンも人を寄せ付けない過酷な姿を見せる。しかし、『ココシリ』を見てしまっては、甘い!としかいいようがない。これは凄い。久しぶりに鳥肌ものの映画を見た。
やっぱりああいう「通信」って、いいですね。
しかし・・・「リバティ-ン」、つくづく惜しい。劇場で見たかった~。
花火をしっかと見てきました。あの煙を何とかできたら、ノーベル賞もんのような気がしますが。まあまあ楽しかったです。
すんません、押し売りみたいに。実は第二弾、書かなきゃいけないのですが、全然進んでません。やば!
「BIG RIVER]・・・コレだけ見ればそれなりにいろいろな含みがあった映画のようにも思えますが、いかんせん「ココシリ」が凄すぎた。自然の過酷さもまるで比になりません。いやーー、凄い映画でした。
ほんとにこんなに”すごい!!”という映画を
久々に見ました。
最初は、別れるたびに結構大げさに別れの
挨拶してるなぁ~・・なんて何気なく思ってたんですが、あれじゃそうするでしょ!そりゃそうだ!って思いました。
ほんとに生きるか死ぬか・・それも仕事ってわけじゃなくてボランティア・・というか
ココシリを守りたい、チベットカモシカを守りたいってことだけで、あんな・・・。
風景も息を呑むほど美しく厳しく・・でしたし
何もかもが壮絶!
いやぁ、これは忘れられない映画になりました。
そしたらこんな映画だったとは!!と、衝撃でした。
見てから時間がたったので、こまかいところは忘れてしまいましたが、風景の美しさと、厳しさの共存は強く印象に残ってます。
今も、あの辺では、命をかけてあんな生活を送っているんでしょうかね。
まさに男の物語でした。