迷宮映画館

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クィーン・オブ・ザ・ヴァンパイヤ

2002年10月16日 | か行 外国映画
しばしの眠りについていたヴァンパイヤ・レスタト。喧騒に目覚めた彼は現代のカリスマ・ロックスターになる~~~?!

影の世界に生きるはずのヴァンパイヤ、しかし、レスタトは自分の正体を公言してしまう。その態度を苦々しく思うヴァンパイヤたちは、彼が一度だけ行なうと言ったデスバレーのコンサート会場に紛れ込み、彼を抹殺しようとする。

そこには、ヴァンパイヤを慕う研究家に、レスタトの創造者、さらにすべてのヴァンパイヤの母である邪悪なアカーシャまで目覚め、壮絶な戦いの場になってしまう・・・。

なんて書くと、それなりにすごい映画に思えるかしら。いやー見てしまいました。時間がたまたまあったんだけど、やっぱ、見ないと決めてた映画は見るもんじゃないですね。

トム・クルーズという役者は私の感性に合わず、(彼があわせる気はさらさらないでしょうが)苦手と言って憚らなかったのですが、一つだけ気に入ってたのが「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイヤ」!これはよかった。退廃的な雰囲気に、彼の持つ一種のカリスマがレスタトにぴったり。にやっと笑った八重歯はぞくっとするものがありました。今回の映画を見て、いまさらながら、トム・クルーズのレスタトさを再確認した次第です、ハイ。

ヴァンサン・ペレーズやレナ・オリンなんてすごい役者を使いながら、主人公のオーラのなさで映画の魅力は半減。オーラのなさを決定づけたのは笑顔のまずさ。ニヒルな笑顔が彼にはなかった。

こういう続編的な映画は最初っから作んないほうが世のため、人のため、自分のため。

「クィーン・オブ・ザ・ヴァンパイヤ」

原題「Queen of the Damned」 
監督 マイケル・ライアー 
出演 スチュワート・タウンゼント マーガリート・モロー アリーヤ 2002年 アメリカ作品


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