苦手な俳優の一人だったトムちんなんですが、最近本当にいいですなあ。なんでしょ?やってることはそう変わらないんだけど、どっかに弱さを含み、やけに幅の広い人間を演じてるような気がします。
今回ももれなくそのパターン。いかにも逃げ腰の情けなさ100%の戦闘経験0の広報官ケイジが、謎の侵略者・ギタイに攻められ、地球の存亡がかかる戦争の真っ只中に送り込まれてしまう。もちろんあがく、あがく、あがく。こんなはずじゃなかった!!と。でも、上司が一枚上手で、二等兵に成り下がったケイジはあえなく戦死。。。。これで終わりなら、映画は15分で終わってしまうのですが、もちろんんなことはない。
戦死したと思うと、一日前に戻っている。記憶はとどめたまんま。そしてまた一日だけの訓練を経て、戦闘へ。そして戦死。戦死。戦死。戦死。。。。。
じゃあってんで、せっかく同じ時を繰り返してるんだから、自分をスキルアップさせて、この延々と続くループ状態から抜け出そうとするのだけど、やっぱ戦死・・・・。そんな時に、この戦争の中で、最大の英雄、ギタイをめっためたに殺しまくった最強の兵士、リタに遭遇。リタも戦闘で命を落とすのだが、「自分を見つけろ!」と言い残す。
実はリタも、タイムループの経験を持つ兵士で、だからこそギタイを殺しまくることができていたと。でも、今はその能力をなくしていたわけで、前日に戻ったケイジは、毎日リタを探しては、リタと訓練を積んでいくということを繰り返す。これまた何度も何度も何度も。
徒労と思える繰り返しの中、なんとかギタイを滅ぼす糸口を見つけたケイジは、その方法を試そうとする。はたまた、何度も何度も何度も。
徐々に最終目的地にたどり着く二人。このタイムループには、禁忌が一つあって、大量の輸血をすると能力が失われてしまう。よって、けがをしたら死ぬこと。輸血される前に死なねばならない。
そこは映画ですんで、輸血されちゃうわけでございますよ。さああ、こうなったら今度こそ命がけ。一発勝負に賭けるしかない!どうなるケイジ!どうなる地球!
つうことで、タイムループを存分に使って、何度も繰り返される状況をスキルアップのために使っちゃう!!というのが新味。精神はスキルアップされるんですが、肉体的にはどうなんだろう?と疑問その一。何度も見せるのを飽きさせないで、それを見せる妙にしちゃうのは、さすがの監督の技だなあと感じました。
細かいとこを深く考えていくと、たまに???となるのですが、そんなことを思わせる暇もなく、どんどんと強引に進んで、突っ走ってるのがいいのだと思いますよ。腑抜けの根性なしから、だんだんと兵士の顔に名ていくんですよ、これが。演技派になったもんだわ、トムちん。
でもって、いいのがリタ役のエミリー・ブラント!意志のある表情と説得力ある二の腕!とってもいいです。
さて、最後がなあ~。ここは原作と大いに違うとこなんで、賛否両論あるとこですが、ハリウッド的、トムちん的には正解でしょう。やっぱ、ビバ!地球!ビバ!アメリカ(?)!ビバ!トムちん!!じゃないと。軍隊の上官役がピッタリのビル・パクストンに、オタクの研究者させたら、超はまり役のノア・テイラー、そして嫌味な将軍、ブレンダン・グリーソンと役者がそろってます。
原作となった、ラノベをさっそく読んだのですが、原作のコンセプトを借りて、また別の世界を構築したっていう感じでしょうか。原作は、日本が舞台で、小ネタがしっかりしてて、展開に納得がいきます。難しいタイプループもんを納得いく形で仕上げるのはやっぱ困難なんだなあとも感じました。
若干、すとんと落ちなかった方は、簡単に読めるので、原作本をおすすめします。映画は映画として、一つの解釈と見ました。素直に面白かったです。
◎◎◎◎
「オール・ユー・ニード・イズ・キル」
監督 ダグ・リーマン
出演 トム・クルーズ エミリー・ブラント ビル・パクストン ブレンダン・グリーソン ノア・テイラー
今回ももれなくそのパターン。いかにも逃げ腰の情けなさ100%の戦闘経験0の広報官ケイジが、謎の侵略者・ギタイに攻められ、地球の存亡がかかる戦争の真っ只中に送り込まれてしまう。もちろんあがく、あがく、あがく。こんなはずじゃなかった!!と。でも、上司が一枚上手で、二等兵に成り下がったケイジはあえなく戦死。。。。これで終わりなら、映画は15分で終わってしまうのですが、もちろんんなことはない。
戦死したと思うと、一日前に戻っている。記憶はとどめたまんま。そしてまた一日だけの訓練を経て、戦闘へ。そして戦死。戦死。戦死。戦死。。。。。
じゃあってんで、せっかく同じ時を繰り返してるんだから、自分をスキルアップさせて、この延々と続くループ状態から抜け出そうとするのだけど、やっぱ戦死・・・・。そんな時に、この戦争の中で、最大の英雄、ギタイをめっためたに殺しまくった最強の兵士、リタに遭遇。リタも戦闘で命を落とすのだが、「自分を見つけろ!」と言い残す。
実はリタも、タイムループの経験を持つ兵士で、だからこそギタイを殺しまくることができていたと。でも、今はその能力をなくしていたわけで、前日に戻ったケイジは、毎日リタを探しては、リタと訓練を積んでいくということを繰り返す。これまた何度も何度も何度も。
徒労と思える繰り返しの中、なんとかギタイを滅ぼす糸口を見つけたケイジは、その方法を試そうとする。はたまた、何度も何度も何度も。
徐々に最終目的地にたどり着く二人。このタイムループには、禁忌が一つあって、大量の輸血をすると能力が失われてしまう。よって、けがをしたら死ぬこと。輸血される前に死なねばならない。
そこは映画ですんで、輸血されちゃうわけでございますよ。さああ、こうなったら今度こそ命がけ。一発勝負に賭けるしかない!どうなるケイジ!どうなる地球!
つうことで、タイムループを存分に使って、何度も繰り返される状況をスキルアップのために使っちゃう!!というのが新味。精神はスキルアップされるんですが、肉体的にはどうなんだろう?と疑問その一。何度も見せるのを飽きさせないで、それを見せる妙にしちゃうのは、さすがの監督の技だなあと感じました。
細かいとこを深く考えていくと、たまに???となるのですが、そんなことを思わせる暇もなく、どんどんと強引に進んで、突っ走ってるのがいいのだと思いますよ。腑抜けの根性なしから、だんだんと兵士の顔に名ていくんですよ、これが。演技派になったもんだわ、トムちん。
でもって、いいのがリタ役のエミリー・ブラント!意志のある表情と説得力ある二の腕!とってもいいです。
さて、最後がなあ~。ここは原作と大いに違うとこなんで、賛否両論あるとこですが、ハリウッド的、トムちん的には正解でしょう。やっぱ、ビバ!地球!ビバ!アメリカ(?)!ビバ!トムちん!!じゃないと。軍隊の上官役がピッタリのビル・パクストンに、オタクの研究者させたら、超はまり役のノア・テイラー、そして嫌味な将軍、ブレンダン・グリーソンと役者がそろってます。
原作となった、ラノベをさっそく読んだのですが、原作のコンセプトを借りて、また別の世界を構築したっていう感じでしょうか。原作は、日本が舞台で、小ネタがしっかりしてて、展開に納得がいきます。難しいタイプループもんを納得いく形で仕上げるのはやっぱ困難なんだなあとも感じました。
若干、すとんと落ちなかった方は、簡単に読めるので、原作本をおすすめします。映画は映画として、一つの解釈と見ました。素直に面白かったです。
All You Need Is Kill (集英社スーパーダッシュ文庫) | |
桜坂 洋 | |
集英社 |
◎◎◎◎
「オール・ユー・ニード・イズ・キル」
監督 ダグ・リーマン
出演 トム・クルーズ エミリー・ブラント ビル・パクストン ブレンダン・グリーソン ノア・テイラー
情けなさや狡猾さを滲ませつつも、地獄のタイムループに入ったら、ちゃっかりスキルアップするあたり、やっぱりトムちん。
普通現実が受け入れられず、気が狂っちゃうものね~。
最初相手役がアミリー・ブラントと聞いた時、「ん!?」でしたが、彼女頑張りましたね。
腕立てポーズのかっこいいこと、戦闘服が美しいこと。いつもと表情が一変していて潔い。
「頭で考えず、体で覚えろ!」彼女のセリフに励まされました。
人間って慣れるという高等技術があるのですね~。
元になってると判っていたらスルっと言えたかもしれませんね。
トム様、「オブリビオン」も面白かったけれど、
今回の「オール・ユー・ニード~」の方がさらに面白かったです。
そうですか…原作の方が納得感ありますか。
機会があれば読んでみます。
そもそもギタイは、過去と未来を知り尽くしているはずですから、ケイジが現われることも予知できたわけであり、全知全能の
ギタイにすれば、ケイジにインポッシブルな舞台を提供したことになりますね。
なるほど、トムクルーズに華をもたせたのですね。
ともかく、面白かったです。
どんどんとスキルアップしていきますが、フィジカル面はどうなんだろう・・という疑問も考えさせない!
そこは納得入ってないんですがね。
エミリー・ブラントがとっても良かったですね~。
女王様もやれれば、戦士も似合う!
トムちんの見せ場がそこここにちりばめられてましたが、情けない部分と、コメディ要素が効いてたぶん、こっちの方が面白かったです。
ラノベなんであっちゅうまに読めました。
日本が舞台ってのが、要所で効いてます。
原作は、その辺が活用されてて、ギタイもスキルアップしていくことに対して、どう立ち向かうか・・・みたいな感じでしたね。
だからこそ、悲劇的な最後が効いてるような気がします。
まあ、こっちはハリウッドっすからねえ。
これはこれで楽しめました。
なにげに僕はトム・クルーズ好きなんです。
けっこう出演する作品に幅があって、セルフプロデュースに優れている俳優だと思うので。
本作、SF好きとして観てても、いろいろ凝っていて楽しめました。
原作はラストが違うのですね。
今度読んでみます!
丁寧に作られてて、好感が持てました。
まあ、最後はいかにもハリウッドでしたが。。。
ざっくり読めますんで、本どうぞ。
日本人的には納得いくと思います。