日常散策

日々の記録とその他のこと

大阪の建築ガイドブックによる散策について。御堂筋編。その4

2011年05月17日 | 町あるき



 大阪富士ビル隣の大阪興銀ビル本館です。1961年竣工。設計は山下寿郎設計事務所。施工は大林組。
 解説によると、1階にパーキングを配して、営業室は2階にあるとのことです。帰ってから気づきました。設計者って色々アイデアを考えますね。駐車スペースは確保出来ますが、利用者としては便利かどうかです。



 南に進んで、平野町には大阪ガスビルです。増築部分を紹介していて、1966年竣工。安井建築設計事務所で施工は大林組です。
 やはりガス。何といってもガスですよね。旧館とともに大好きでございます。



 ガスビルから船場に入ってビルを探しますが、建て替えが多くて結局備後町まで行きました。
 輸出繊維会館です。1960年竣工。村野・森建築事務所、大建設計。施工戸田建設。
 特徴外観の解説によると、外壁はイタリー産タラバーチン貼、塔屋外壁ガラスモザイク貼、アルミサッシュ下部引き違い上部吸熱二重ガラス嵌め殺し構造です。
 鉄骨は高張力鋼。中には堂本印象の壁画ありです。



 同じく備後町の敷島ビル。1965年竣工。日建設計。施工は鴻池組。
 外観はグレーペンによるガラスカーテンウォールと白い磁器タイルで構成されています(本の解説による。)。



 今まで見過ごして来ましたけど、かっこ良いじゃあ~りませんか。白が綺麗だし。中はどうなんでしょうか。気になります。



 そして、備後町、大阪の、いや日本のといっても良い重要文化財、綿業会館です。1931年竣工。渡辺建築事務所。施工清水建設。
 個人の遺産などを基に建てられたとのことですが、中の豪華さはすばらしいです。喫煙ルームで本当に喫煙したいですね。出来るのかな。。



 会館に連なるのが、綿業会館新館です。1962年竣工。渡辺建築事務所で、施工は清水建設です。
 そう云えば内部で連絡してました。。

 つづく。