酒好き文化風俗研究者

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味覚は本当に正しいの?

2019-02-02 | グルメ
 2月2日 土曜日

 おはようございます。 酒好きの思想家です。


なるほど。

先生がお話しする通り、

確かに私たちの味覚は、

安全でかつ、求めるものが美味しく感じるものだと思います。

どんなに体に善くても食べたくないものは体が必要としていないわけです。

だから、好き嫌いはあって然るべきだと言われる。

そうですよね。よく分かりました。

そこで一度、

私自身の味覚を探ってみたいと思います。

子供の頃はピーマンが苦手でしたが、今は焼いたピーマンが一番好き。

昔は「もずく酢」なんで誰が食べるのかと思っていたが、酢の物が旨い。

五年前までは「こってり派」だった私も今では「あっさり派」だ。

「吉牛」も汁だくから汁なしに変わった。

そうか! 自分の味覚はどれも正しいのか。

だから、食べたいものを食べればいいのか。

納得いたしました。これからはそうします。

さすが先生。ためになるお話、いつもありがとうございました。


次は、私の意見を聞いてください。

人間の味覚はたいして当てにならないと思います。

なぜなら、食事は工夫だと考えるからです。

一日断食をすれば好き嫌いを言わなくなるからです。

梅干が好きではなかった頃は、味噌汁に入れ、

カレーライスに納豆を混ぜてから食べられるようになり、

大人になった今でも牛乳が飲めませんが、

ホットミルクだけはメチャ旨い。(洗うのが大変)

嫌いな食べ物でも工夫次第で好きになるから不思議です。

また、環境が変われば味覚も変わります。

田舎で食べた味と、都会とでは違いますし、

愛する人の手料理は何を食べても感激です。

仮に、世界ごった煮料理大賞を開催するなら、どうなるでしょうか?

きっと、大盛り上がりすること間違いありません。

それともう一つ。

疲れていたり、風邪気味だったり、パニックだったりすると、

味覚が全部、メロン味に感じたりします。

だから、怒っている時にはメロン味が万能です。


そうは言っても、グルメには反対です。

贅沢はやがて当然となり、新たな味覚を追求し始めます。

あいにくグルメの視点では、幸福の物差しとしては不完全です。

「もったいない」 と 「損切り」 です。「反省」 です。

食事の醍醐味は、

頑張ったご褒美とちょっとした工夫の中に味覚の本質があるのではないかと考えるのです。

日本人は、春夏秋冬を食し、その土地のものに感謝し、工夫と愛情をスパイスする。

幸せと味覚の追求には、その人の幸福度を表す人生観が隠されているかもしれません。

「なにが好きですか?」 この一言で問われる幸福感です。

味覚が疑わしいのは、生活が乱れているからかもしれません。

先生が以前言っていました、「時々、まずい物を食べる」 リセットは賛成です。

味覚は幸せ、幸せは味覚、味覚を楽しむ・・・これでいかがでしょうか。

でも、本当に食べたいものを無意識で安全に選択する私たちの味覚は大したものです。

味覚をもっと信用したいと思います。

先生。ありがとうございました。


   つづく。