さいかち亭雑記

短歌を中心に文芸、その他

日記 おしまいにちょっと、電磁波過敏症のこと

2020年06月29日 | 日記
 その人の亡くなった直後にうたうにはふさわしくないが、何年かたってからうたったらしっくりくる歌というのはあるのではないかと思う。ある種の別れのラブソングというのは、そのような、かつて見送った人を思う歌としてうたえるのではないかと思う。今晩は酔っぱらってしまって、酒井法子の「世界中で誰よりも」をかけながら高唱してから、そのあと今井美樹の『海辺にて』をアイポッドで流してみた。アルバムの5番「春の日」。

 私の短歌関係の知人には、夫を亡くしておられる女性が多いから、そういう歌を批評する機会が多い。私は技術批評を旨としているので、そういう歌でもけっこう容赦なく難点を指摘する。それが、つらい言葉となっていたのかもしれないと、ある人が会を抜けたいと言って来られた時に思った。それで、申し訳ありません。この曲はいかかですか、なとど、たぶんこれを見ておられるので書く。念のため、私はこのブログでは個人のプライバシーにふれることは一切書くつもりはない。会の詠草もここに出したりはしない。コロナ禍の影響で、対面しないための弊害が増えて来たと感ずる。その方の退会も、そのひとつではないかと私は感じている。対面で言われたら傷つかない言葉でもメールを通じて活字で言われると、きつくなつてしまうということはある。

 子供たちの場合は、電磁波過敏症というのがあるそうだ。イギリスでは参加を強いられた少女の自殺者も出ているという。気になる方は、「世界」の今月号をみてほしい。よって、以前私がこのブログに書いた「九月始業よりも、タブレットを配れ」という記事は、非公開とすることにした。


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