さいかち亭雑記

短歌を中心に文芸、その他

神宮外苑の森七割伐採に断固反対する

2022年02月15日 | 緊急拡散依頼
2月10日付の新聞報道によると、都の都市計画審議会で神宮外苑の再開発計画が可決されたとのこと。

そもそも、神宮外苑の森のような貴重な森に手を付けようと考える役人ども、営利主義の業者らは、文化というものの価値など、何とも思っていないのだろう。

長い目で見た時に、東京の価値が下がるということが、なぜ彼らはわからないのか。

小池都政というのも、要するに、こういうことには想像力が働かないスタッフの集まりなのだ。

明治・大正時代の父祖が作ってくれた遺産を百年もたたないうちに破壊しようとすること、実に不遜と言うほかはない。


緊急ワークショップ「これからの「国語科」の話をしよう!―紅野謙介『国語教育の危機』(ちくま新書)を手がかりに―」

2018年12月28日 | 緊急拡散依頼
知人より二つの学習会の案内が届きました。私も参加予定です。


(1)緊急ワークショップ「これからの「国語科」の話をしよう!―紅野謙介『国語教育の危機』(ちくま新書)を手がかりに―」

1 内容・開催の狙い
・提題 古田尚行(広島大学附属福山中学・高等学校)
     阿部公彦(東京大学)
 ・リプライ 紅野謙介(日本大学)
 ・コーディネーター・司会 五味淵典嗣(大妻女子大学)

政府・文科省が矢継ぎ早に打ち出してきた「改革」のうねりの中で、高等学校「国語科」は、大きな転機を迎えています。進路選択のために毎年数十万人が受験する共通テストで、なぜ「記述式」の問題を導入しなければならないのか。新設される科目「現代の国語」「論理国語」「文学国語」では、何を・どのように教えるのか。こうした性急な「改革」が進められることで、「国語」の授業はどう変わるのか——。この間、各メディアでも、ようやく「新しい国語科」の問題が報道され始めました。しかし、メディアの言説の中には、いたずらに対立を煽るだけの表層的で単純化された議論や、現在の教育現場に対する理解不足としか思えない発言も見受けられます。
 そこで、このワークショップでは、現在の「新しい国語科」をめぐる議論の流れを作った『国語教育の危機 大学入学共通テストと新学習指導要領』(ちくま新書)の著者・紅野謙介氏をお迎えします。提題者(話題提供者)は、これも話題の一冊『国語の授業の作り方 はじめての授業マニュアル』(文学通信)の著者・古田尚行氏と、英文学者・文芸評論家で、高校国語教科書編集に参加された経験もお持ちの阿部公彦氏にお願いしました。阿部氏はこの間、大学入試英語への民間試験導入の動きに対し、根底的な問題提起もなさっておられます。それぞれの立場から「国語科」や大学入試改革について発言してこられた提題者のお二方とともに、「国語科」のこれからについて、じっくりと考えてみたいと思います。
 危機の瞬間とは、ひとに真剣な思考をうながす局面でもあるはずです。現在の高校「国語科」では何ができていて、何ができていないのか。これまでの授業や実践で培われてきた経験的なノウハウを、新しい「国語科」にどう接続していくのか。グローバル化の進む日本社会の中で、「国語科」はどう変わっていくべきなのか。この問題は、たんに教員・研究者だけの問題ではありません。「新しい国語科」をめぐる議論を、それぞれの現場を踏まえた積極的な批判の契機として読みかえていくためにも、さまざまな立場の方々と議論を深める機会にしたいと考えています。関心をお寄せくださる多くの方々のご参加をお願いいたします。

2 日時
 2019年1月13日(日)15:00~18:30(終了予定)
3 場所
 大妻女子大学 千代田キャンパスF632教室
(JR市ヶ谷駅10分、地下鉄市ヶ谷駅7分、地下鉄半蔵門駅5分、地下鉄九段下駅12分)
4 参加方法
 事前申し込み不要
5 参加費
 無料
6 問い合わせ先
 五味淵典嗣(大妻女子大学)

(2)学習会「これからの国語教育を考える―新学習指導要領と新テストにどう向き合い、「国語科」の授業をつくっていくか―」
1 内容・開催の狙い
・講師 紅野謙介(日本大学)
・司会 小嶋毅(神奈川県立横浜修悠館高等学校)
2022年度から高校に導入される新指導要領、2020年度から始まる新テスト(大学入学共通テスト)を前に話題の近刊『国語教育の危機』(ちくま新書)の著者をお招きし、これから「国語科」の授業をどうつくっていくかを考える会です。新指導要領・新テストへの批判をしつつも、改めてこの機会に私たちが積み上げてきた「国語科」の授業について問いなおしてみましょう。高校国語教育の現場や小論文指導の現場からの実践報告や提案も盛り込んで、建設的・創造的な学びの場にしたいと思います。関心のある方の御参加を心からお待ちしています。

2 日時
 2019年3月23日(土)14:00~16:30(終了予定)

3 場所
 神奈川県高等学校教育会館 
・住所:横浜市西区藤棚2-197(045-231-2479)
・交通:相鉄線西横浜13分、京急線戸部15分、横浜市営バス藤棚5分(横浜駅西口から68系統滝頭行き、または横浜駅東口から102系統滝頭行き)
・藤棚交差点から書店「第七有隣堂」脇の急坂を上がる。途中に、似た名称の「教育会館」がありますが、その先の右手です。)

4 参加方法
 事前申し込み不要

5 参加費
 無料

※ 追記。一月十三日の会に行ってみたら、定員百六十人の会場がすでにいっぱいで廊下まで人が溢れていた。二百人か、それ以上来場者がいたのではないだろうか。この問題への関係者の関心の高さがよくわかった。三月の西横浜の学習会も、こうなると期待できる。